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のらねこ日記 ㉟

5月5日

  ケイちゃんとのお別れの日が来ました。14才で虹の橋を渡りました。
7才で事故にあってから、同じだけの年月を、排尿困難な状態で、それでも尻尾をぷらんぷらんさせながら、元気に生きていてくれましたが、ちょっとずつ、腎機能が衰えて、ちょっとずつ弱っていきました。
  最後のころは、父がほぼ毎日動物病院に連れていっていました。
  この頃の私は、仕事が忙しすぎて、正直、ケイちゃんがどんな様子だったのか、思い出せません。
  でも、後から、父が通院予定などを書いていたカレンダーの5月5日のところに、幼稚園児が描いたような猫の絵を見つけた時、7年間ほぼ毎日、ケイちゃんのケアをしていた父の思いを見たような気がして、私は号泣してしまいました。

ねこ?

  こうして、うちにやって来たしましまの天使は、天に帰って行き、父のひざの上は、少し寂しくなりました。

ケイちゃん、うちに来てくれてありがとう


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