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のらねこ日記 ㊻

初めての猫カフェ

  わが家で猫をきらしてから、もうすぐ2ヶ月。
  どうしても、猫さんにさわりたい!
なでくりまわしたい!と、いう欲求が日増しに強くなり、初めて猫カフェに行くことにしました。
  たまたま、行きつけの美容院の近くに保護猫カフェがあり、ついでに寄るのに、都合がよかったので。
  その保護猫カフェは、私が想像していたのとは、違っていてワンドリンク制のような喫茶が必須ではなく、猫さんたちのお部屋での飲食は禁止でした。
(と、いうかドリンクメニューの説明もなかった…)
  全く勝手がわからないので、とりあえず1時間コース+猫さんのおやつ(ボイルチキン)を頼んでみました。
  オープンルームが3つと予約ができる個室が2つあり、各部屋の行き来は自由だけど、猫さんのおやつは、他の部屋に持っていってはダメというルールだったので、まず、一番ニャン数の多いNo.1の部屋に入ることにしました。
  平日の昼の早い時間に行ったので、他のお客さんはいないようで、部屋に入ると、いきなり3匹の猫さんが、わらわらと近寄ってきました。
  他にも数匹、猫さんはいましたが、その子達は、みんなキャットタワーや寝床で寝ていて反応ゼロでした。
『この愛想のいい子たちは、もしや、おやつ目当てか!』
  予想は当たりました。
  少しして、定員さんがトレイに、ゆでたチキンとそれを与える用のスプーン、お手拭き用ウェットテイッシュをのせて持ってくると、途端に猫さんたちは、ヒートアップ!さっきまで、様子見だった子も参戦して、ものすごい勢いで私に群がってきます。
「直接、手であげると手ごとパックンされちゃうのでスプーンを使ってください」と、店員さんは言いましたが、猫さんたちの圧が強すぎて、そんな余裕もありません。
  思えば、幼い頃、デパートの屋上のふれあい動物園で、子ヤギに餌をあげようとしたら、大きなヤギに突進されて餌を放り投げて逃げたり、観光地のお寺でハト豆を買って、ハトにあげようと振り向いた途端、頭から肩からハトまみれになり、豆を放り出して逃げたりと、どうも私は、昔から餌やりが下手だったことを思い出しました。
  結局、1匹ずつあげるのは、あきらめて、点々と床にばらまくことにしました。(店員さん、ごめんなさい)
  最初から、食べる気満々の3匹を、なるべく避けて、ちょっと控えめにしていた子や、寝たまんまの子にも、少しはあげられました。
が、あっという間に餌はなくなり、この後どうしよう…と、猫カフェ初心者は、考えこみました。
(続く)

この子が一番アグレッシブ


次にこの子


最初は隠れていたのに…








  

 

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