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最初のステップは「トイレ」です。子供にイライラする毎日から抜け出そう。

イライラする毎日を変えたい。
そう思ったら、今すぐトイレに行きましょう。

子供にイライラすると、疲れますよね。
イライラすることは体力も気力も使う。イライラするたびにクタクタになる。その上、自分のことは嫌いになるし、イライラさせる子供も嫌いになりそう。愛さなきゃと思うたびに苦しくなる。こんなに怒っちゃだめだと思うたびに息が詰まりそう。泣かないでよ。泣きたいのはこっちだよ。

理想は、笑っているママです。

ママの笑顔は子供の栄養だっていうし。イライラした女性より笑ってる女性の方が可愛いし。私だって可愛いママになりたい。そしてママは努力します。笑ってるママになりたくて育児本も読むし、〇〇教育法の知識も習得すりし、保健士さんに相談だってする。電話相談だってするかもしれない。(私はいのちの電話に掛けたこともあります。そのくらいギリギリにいました)

でも、できない。笑えない。
現実は何一つ変わらない。

それは外にばかり目を向けているからです。
今この瞬間の出来事にだけ目を向けているから。

本当の原因は、長年蓄積したあなたのガマンにあります。

子供は直接の原因ではありません。イライラの種は時限爆弾のようにあなたの奥底に眠っていました。子供はただ、時限爆弾のスイッチを発掘しただけ。自由気まま、ノールールで生きる子供の行為は、時限爆弾を掘り起こすきっかけでしかありません。子供にスイッチを押すな!と怒ったところで、時限爆弾そのものは在り続けます。

時限爆弾の撤去方法は、ガマンをやめることです。

私は34年間、少なくとも物心ついてから32年間はガマンして生きてきました。母親の顔色を伺いました。大人の中で良い子の役割を果たしました。友達の発言にモヤモヤしても受け流し、先生の言うことに疑問を持っても受け入れ、家庭と地域の常識を堅実に守って生きてきました。やりたいことより正しいことを。子供とは、女性とは、新入社員とは、妻とは、母とは。ありとあらゆるルール(だと思っているもの)に従いました。

で、爆発しているのが、今、です。

32年間の経験に裏付けされたガマンルールは、並大抵のことでは無くなりません。「もっと楽に生きましょう」「はい、そうですね」とはいきません。一度身についた鉛筆の持ち方が、大人になってから直らないのと同じです。無意識レベルに身についているものは、そうそう直りません。それどころか、何がおかしいのか、何が悪いのか、さっぱり分かりません。(え、ガマンですか?別にしてませんけど?)

それでも考えます。イライラするママは真面目なので、考えます。やめるガマンってなにかしら。したいことってなにかしら。一生懸命考えます。
そこで何も浮かばないか、壮大なことが浮かんだりします。(うーん・・・年末年始は海外に行こうかな。海外をガマンしてた気がするわ)

壮大なことは怖いです。時間もお金もかかるし、人を巻き込まずには達成できそうにありません。結局、とても無理だとやめてしまうか、一発逆転を狙って単発行動するか。どちらかになりがちです。後者は行動しているだけ現実が変わる可能性があります。しかし、単発の可能性が高いです。

彼の脱ぎ捨てた靴下にモヤモヤしていることが、半日の豪華結婚式で帳消しになりますか。靴下は明日も脱ぎ捨てられ、あなたは明日もモヤモヤしながら汚れた靴下を拾うことになるでしょう。現実は変わりません。

ここでは壮大なことはしません。小さな小さなことを最初のステップにします。いきなり飛んではいけません。未就園児がハーバード大学には行けません。

その小さな小さなこと。
それが「トイレ」に行くことです。

真っ先にしてください。画面から離れて、今すぐどうぞ。

トイレに行くことは身体に直結する行為です。排泄は基本です。
基本でありながら、ガマン慣れした人にとって一番ガマンさせやすい行為です。

5分もすれば家だから。並ぶの面倒だから。今日は荷物が多いから。仕事のキリが悪いから。友達が話している途中だから。
そうやってガマンしたことありませんか。

ママになると更にガマンするようになります。
先に炊飯器のスイッチ押さなきゃ。お湯沸かしてからでいいかな。あぁ、泣いてるから行かなくちゃ。保育園の準備しなきゃ。あ、洗濯機終わった。とりあえず子供のパン用意してからでいいや。

そうしているうちに、尿意がどこか行っちゃった。
そんな経験ありませんか。私はありました。

こうして身体にガマンを教え込んでいます。

ガマンすることが当たり前なんですよ、と洗脳しています。毎日、一日何回もガマンを強いられているのです。無自覚レベルに落とし込まれているのです。キレて当然です。

それをもう、やめましょう。

いやいやそんな暇ないし。バタバタだし。・・・分かります。
では、そのトイレに何十分かかるでしょう。ぜひ計ってみてください。ババっと済ませたら、家なら数十秒ではありませんか?子供は優しいです。そのくらい待ってくれます。

わずか数十秒、トイレ数回分、しかも一人で完結する行為。それがトイレです。それだけで、イライラする毎日から抜け出せるとしたらどうですか。コストパフォーマンス最高です。

トイレ行きたいな→行く。これが当然のようにできるようになると、次の小さなガマンが見えてきます。焦ることはありません。焦らないことが最短距離を走ることに繋がります。

32年間のガマンは根強く、今でもトイレをガマンしそうになります。そのたびに「あ、トイレトイレ。うっかりしてた。私、ごめん」と心中でつぶやいています。その回数も、月日とともに減っています。

笑っているママになれます。笑顔の可愛いママになれます。
大丈夫です。

さぁ、トイレに行きましょう!

いやいや、もうトイレだけじゃ解決しないんです。
そんなこと言ったってイライラしちゃうんです。
なんかもう、とにかく毎日しんどいです。
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