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2000年に社会に出た私はスタートから負けていた

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超氷河期に2流大学を卒業した私が、潰れながら、途方にくれながら「社会って、仕事ってなに」をもそもそと模索していった過程をまとめています。自分に聞いた「仕事!」論。
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2018年7月の記事一覧

14.寅さんは、木の実ナナの回が何度観ても泣けます。

14.寅さんは、木の実ナナの回が何度観ても泣けます。

3ヶ月間の休職期間に気をつけたこと
・睡眠のサイクルを一定にすること
・3食、なるべくきちんとしたものを食べること
・ヨガを学ぶこと
・「これからどうする」とあまり考えないこと
・無理をしない範囲で、人と会うこと

病院からもらった薬は、ひとつが半夏厚朴湯という漢方薬、ひとつはソラナックスという薬でした。ソラナックスを飲むと空間をちぎられるような急激な眠りが訪れました。最初の3日間くらいは夜寝る前

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15.コピー書きたい!(「半分、青い。」は本当に面白いですね)

15.コピー書きたい!(「半分、青い。」は本当に面白いですね)

3ヶ月の休職期間を終えて復職後は、大学や官公庁など、固めのお仕事を担当するようになりました。穏やかな性格のメンバーに入れてもらうことにもなりました。(当時の上司には感謝しています。)社内で仕事が辛くなってしまう理由は、人にありました。金額が大きなコンペや、これから開拓していきたいクライアントの仕事などだと、チーム入ってくる人たちがキツイのです。私が担当することになった大学をクライアントとするチーム

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16.吉本ばななさん。

16.吉本ばななさん。

なぜここで日本が誇る作家のお名前が出てくるのか。これは、私の転職や人生を語る上でちょっと重要なポイントだからです。私は、10代の頃から吉本ばななさんのファンで、小説はすべて何度も読み返し、不安な日は本を持ち歩き、イベントなどにはできる限り出向いて生ばななさんを拝んでいます。ばななさんは私の憧れであり、彼女の生きるものに優しい視線は私のコンパスなのです。そんなばななさんが、六本木ヒルズでトークショー

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17.面接とは、話すことと聴くことの両方でできています。

17.面接とは、話すことと聴くことの両方でできています。

面接に行った会社は、外苑前の銀杏並木の近く、小さなビルの小さなエレベーターを上がったところの小さくておしゃれなデザインオフィスでした。ここはないな〜とエレベーターを上りながら私は思ってしまいました。その直後に、私のなかのピスタチオが「なんで」と問いかけてきました。私は、人は成長していく「べき」だと信じていて、コピーライターとしてどんどん大きなことができるような会社に行く「べき」だと思っていました。

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18.仕事をする母はたくさんいる。好きな仕事をする母は?

18.仕事をする母はたくさんいる。好きな仕事をする母は?

新しい職場であるデザイン事務所には、自分の顔を見れば不機嫌そうに怒鳴りつける人は、もういません。苦手なことをやらなくて良いから10年振りに「自分の仕事の質で評価してもらえる」実感を味わえました。得意な人が、得意なことをやる気持ち良さ、ストレスのなさ。(その件はデザイナーに代わります!と電話で言えることの喜びったら)気が強い人の意見によく分からないまま同意する必要もありません。大きなコンペを受注した

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あとがき(カメラマンてすごい)

あとがき(カメラマンてすごい)

今年に入ってから仕事人生が折り返し地点を迎えた実感がうまれ、つらつらとwordに自分の仕事歴史をまとめて書いていたら結構な長さになってしまいました。どこで保存したらいいだろう…と思っていた頃に、note内でミユさんの「自伝」を読み「この方法すばらし!」と思い、分けてマガジンで保存することにしました。

私はFacebookもインスタもtwitterも日記として活用していているのですが「やっぱりもっ

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