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忙しい社会人にお伝えしたい!:鬼滅の刃のざっくりとしたストーリーと、流行っている理由

現在、Jリーグクラブで働いている私ですが、スポーツよりも読書のほうが好きかもしれません。高校生の時は図書館に通いまくってましたし、読みたい本はどんどんkindleで購入している毎日です。

そして、30歳を過ぎた今でも流行りの少年漫画はすべて見るようにしています。それはなぜか!?主な理由は2つで、

1.10代、20代の感覚をいつまでも身に付けていたい

→30歳を過ぎると、「自分の型」みたいなものが出来上がってきて、新しいものを採り入れることにストレスを感じるようになりました。ダーウィンも言っていますが、「生き残るのは強い生き物、賢い生き物ではなく、進化し続ける生き物」。なので新しいものをきちんと採り入れることで、自分の中のOSをアップデートするために、少年漫画を読み続けています。(元々好きっていうのが大前提)

2.流行っていることの構造をきちんと理解し、アウトプットに役立てたい

→流行っていること(=市場の需要があるもの)の構造を理解していないと、良いアウトプットが出来ないと思っていて、きちんと言語化することで再現性を高めたいと考えているためです。

で、本題に戻るのですが、今回は「鬼滅の刃(きめつのやいば)」の面白さをお伝えしたいと思って、このnoteを書いている次第でございます。

僕の悪い癖で、「自分がハマったものを色んな人に伝えたい!」というものがあります。(実はJリーグクラブで働いているのもスポーツ文化や観戦の楽しさを色んな人に伝えたい!という想いが根底にあります。)

社内でも「鬼滅の刃、みた!?」と同僚や後輩、時には取引先の方に話しかけるのですが、ほぼ見ている方がおらず、全然話が盛り上がりません・・。(あんなに流行ってて、面白いのになぜ・・!?)

色々考えた結果、「みなさん、忙しいからアニメや漫画が見れないんじゃないか・・?だとしたら、鬼滅の刃、実は気になってるけど、どんなストーリーか、なぜ面白いのか?という構造をちゃんと理解したい方(=需要があるのでは)いるのではないか・・!?」という仮説が生まれました。

なので、今回はJリーグやスポーツとは関係ないのですが、①自分が好きなものを広めたいこと、②忙しい方向けに、鬼滅の刃のざっくりとしたストーリーと流行っている理由を分かりやすく伝える の2点を目的に書きました。(※ネタばれになってしまう箇所が多いので、以下注意しながらご確認ください・・!)

1.鬼滅の刃(きめつのやいば)の超ざっくりとしたストーリー

一言で表すと、「人間 vs 鬼」です。

主人公である竈門炭治郎(かまどたんじろう)が、1話目で鬼にされてしまった妹:竈門禰豆子(かまどねずこ)を人間に戻すために、鬼のラスボス鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)を倒すストーリー。2020年4月現在19巻まで出ていて、アニメは6巻相当まで描かれているものとなっています。

時代背景は大正時代の日本。竈門炭治郎は鬼殺隊(きさつたい)というグループに所属し、鬼舞辻無惨が率いる鬼の軍団との戦いです。鬼は人を食べるので、それを鬼殺隊(人間たち)が倒します。

2.鬼滅の刃の、何が人を惹きつけるのか?(流行っている理由)

1)ストーリーの主軸が、「勧善懲悪」。

少年漫画に問わず、物語には分かりやすい主軸が必要だと思っていて、鬼滅の刃はそれが、「勧善懲悪」です。善い者が悪を懲らしめるストーリー。勧善懲悪で代表的なのが、水戸黄門ですね。

2)ラスボス 鬼舞辻無惨の悪のカリスマ性 

ラスボスは鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)。彼は鬼で、唯一人間を鬼にできる存在です。(それで1話目にいきなり妹の禰豆子は鬼になっちゃいました・・)。鬼は人間を食べ、日の光に当たってしまうと死にます。鬼舞辻無惨の目的は、日の光を克服すること。そうすると永遠に生きられるので。

鬼舞辻無惨の説明は簡単にできないのですが、例えるならば蟲毒のように「この世の悪をすべて壺に入れて悪同士を闘わせて残った悪」の権化です。悪のカリスマ性で言うと、ジョジョの吉良吉影に匹敵すると思います!

3)令和の主人公像 竈門炭治郎の優しさ

主人公の竈門炭治郎(以下、炭治郎と書きます)が、めちゃくちゃ優しいんです。家族想い、兄弟想い、友達想い、仲間想い。時には敵にすらも寄り添ってしまう優しさ。そして最初は全然強くなくて、妹を助けるためにどんどん強くなっていきます。

もしかしたら、炭治郎は令和の主人公像になるのではないかと思っています。北斗の拳ケンシロウは元々強く、孤独に戦う。ワンピースルフィは仲間と団結。炭治郎は、元々弱い。しかも敵にまで優しい。(優しすぎて、降伏する敵に対して痛みを感じさせずに倒す技を持ってます。)

4)敵にすら寄り添う(悪者に感情移入をしてしまう)

実は鬼滅の刃が流行っているのは、ここが最大のポイントではないかと思っています。先ほどの炭治郎の優しさに続くのですが、敵の心理描写がとても多いです。なぜ人間だったのに鬼になってしまったのか?鬼にも鬼になった理由があります。

それを作者である吾峠呼世晴(ことうげこよはる)先生がとても丁寧に描かれています。それぞれ鬼になった理由は、家族愛の欠如、生まれた境遇の悪さ、愛する人を失った悲しみと自分への怒り・・等。

倒される前に、鬼になった経緯の描写が書かれることが多く、めちゃくちゃ憎かった鬼にさえも、感情移入をしてしまうほど。

今までの漫画では、「悪者を倒して大団円!」という流れでしたが、これからは、「敵に寄り添う。倒しても、来世の幸せを祈る。」というのが主流になってくるのではないかと思っています。(漫画に限らず)

最後までお読みいただき、ありがとうございました!以上、鬼滅の刃のざっくりとしたストーリーと私が考える流行っている理由でした!

内富基陸



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