アイスランド旅行記㉙Goðafoss(ゴーザフォス)の滝
前回までのあらすじ
北部アイスランドの名所、HovererとDimmuborgirをめぐる冒険は、なかなか刺激的だった。ワークキャンプが終われば帰るだけだと思っていたが、帰り道のリングロード後半も、未知なる光景で溢れていた。
Goðafossの滝
ディムホルギルの溶岩迷路を抜けて、バスは再び走り出した。
1時間ほどで次の目的地に着き、降ろされる。
そこには、息をのむような絶景が広がっていた。
アイスランドでも特に有名な滝の一つ、「Goðafoss(ゴーザフォス)の滝」である。
高さ12mの位置から、幅30mの断崖に水が勢い良く流れ落ちる雄大な滝。
周りには何も遮るものがなく、空と滝が繋がっている。
日本で滝と言えば、山の中の緑をかき分けて進んで行った先にあるイメージだ。これは未だかつて見た事のないタイプの滝だった。
「ゴーザフォス」の由来は以下の通り。
つまり、アイスランドが国教をキリスト教に改宗する際、北欧古来の神=ヴァイキングの多神教の像を投げ込み、キリスト教への信仰を誓った場所なのだ。
そう考えると、ちょっぴり怖いような。
このときの気温は-2度。たっぷり着込んでいるのと、2週間の滞在で体が慣れたのか、寒さは辛くなかった。多分北海道の方がよっぽど寒い。
アイスランド旅行で見た滝
アイスランドで見た滝は2箇所目だが、リングロード前半で訪れたスコガフォスの滝とは、良い意味で正反対の滝を見れたことを嬉しく思う。
アイスランドと言えば、イメージは氷の国。国中が雪と氷に包まれているような印象だった。
しかし、小さな島国の中には色々な表情があり、島全体を一周するリングロードはまさに自然豊かなアイスランドそのもの。
今まで、滝といえば修学旅行で見た華厳の滝だった私。これまで見た事のある滝は、厳かで、心落ち着ける静かな場所だった。アイスランドの滝は、大自然という言葉では収まりきらないほどのスケールがあった。
次回、アイスランド第2の都市「アークレイリ」を振り返ります。
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