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アイスランド旅行記㉙Goðafoss(ゴーザフォス)の滝

前回までのあらすじ

北部アイスランドの名所、HovererとDimmuborgirをめぐる冒険は、なかなか刺激的だった。ワークキャンプが終われば帰るだけだと思っていたが、帰り道のリングロード後半も、未知なる光景で溢れていた。

Goðafossの滝

ディムホルギルの溶岩迷路を抜けて、バスは再び走り出した。
1時間ほどで次の目的地に着き、降ろされる。

そこには、息をのむような絶景が広がっていた。

アイスランドでも特に有名な滝の一つ、「Goðafoss(ゴーザフォス)の滝」である。

高さ12mの位置から、幅30mの断崖に水が勢い良く流れ落ちる雄大な滝。
周りには何も遮るものがなく、空と滝が繋がっている。

日本で滝と言えば、山の中の緑をかき分けて進んで行った先にあるイメージだ。これは未だかつて見た事のないタイプの滝だった。

「ゴーザフォス」の由来は以下の通り。

ゴーザフォス(アイスランド語:Goðafoss。「神(神々)の滝」または「ゴジの滝」の意)は、アイスランドにおける最も壮観な滝の1つである。ゴーザ滝ともいう。・・・スキャゥルファンダフリョゥト川の水が、30m以上の幅で高さ12mの位置から流れ落ちている。
999年か1000年に、法官のリョーサンヴァトンのソルゲイル・ソルケルスソンがキリスト教をアイスランドの国教に定めた。 改宗した後、アルシングから帰る途中、ソルゲイルは滝の中に、彼が持っていた北欧古来の神の像を投げ入れた。ソルゲイルの物語は、アリ・ソルギルスソン(Ari Þorgilsson)の『アイスランド人の書』(Íslendingabók)に残されている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ゴーザフォス

つまり、アイスランドが国教をキリスト教に改宗する際、北欧古来の神=ヴァイキングの多神教の像を投げ込み、キリスト教への信仰を誓った場所なのだ。
そう考えると、ちょっぴり怖いような。

水の色は、クリーミーなエメラルドグリーン。
神々の気配を感じるようだ。
ゴーザフォスの滝とパシャリ。
滝の周りはいくつか橋や遊歩道があり、色々な角度から滝を眺められる。

このときの気温は-2度。たっぷり着込んでいるのと、2週間の滞在で体が慣れたのか、寒さは辛くなかった。多分北海道の方がよっぽど寒い。

橋好きにはたまらないであろう光景。
みんなでのんびり散歩する。
この道は、どこまでも続くんだろうか。
みんなで記念撮影。
こんな壮大な場所でも、ふざけたくなるお年頃。

アイスランド旅行で見た滝

アイスランドで見た滝は2箇所目だが、リングロード前半で訪れたスコガフォスの滝とは、良い意味で正反対の滝を見れたことを嬉しく思う。


アイスランドと言えば、イメージは氷の国。国中が雪と氷に包まれているような印象だった。
しかし、小さな島国の中には色々な表情があり、島全体を一周するリングロードはまさに自然豊かなアイスランドそのもの。

今まで、滝といえば修学旅行で見た華厳の滝だった私。これまで見た事のある滝は、厳かで、心落ち着ける静かな場所だった。アイスランドの滝は、大自然という言葉では収まりきらないほどのスケールがあった。

次回、アイスランド第2の都市「アークレイリ」を振り返ります。

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