マガジンのカバー画像

胸キュンnovel1000本ノック

966
本
運営しているクリエイター
桐野りの【胸キュンノベラー】

#140字小説

桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック985

「鰐さん可愛い」爬虫類ゾーンでしゃがむ彼女。可愛いのは君の方だと思うけど反論祭りになるから黙っとく。うふふ、とまるで小動物を愛でるみたいに愛しげな微笑み。なあまさか俺に惚れてくれたのって強面だから、なんてないよな？まあどっちでもいいんだけどさ。人外にすらざわつく胸に恋心を再確認。 https://t.co/ALcTqe4jnE#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #Twitter小説 #twnovel
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック984

放課後残ってと君に言われてドキドキしながらの30分。きっと告白だよね。どんな顔して聞けばいいの。予想は当たった。親友への告白協力してくれって頼まれちゃった。泣きそうだけどＯＫしたよ。二人とも大好きな人達だもの。上手くいくこと祈っているね。今は少しだけ勘違いしたこと恥ずかしがってる。#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #Twitter小説 #twnovel
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック982

世紀末。突然投げ込まれたデスゲーム。｢やっぱり君が生き残ると思った｣もう喋るな。君の輪郭が涙でぼやける。「絶対元の世界に戻ってね。そして私を見つけてね」腕の中で冷えていく体。待ってくれ。俺を置いていくな。神よ頼む。クソまみれなこの世界のたった一つの希望の光を俺から奪わないでくれ。#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #Twitter小説 #twnovel
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック981

#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #Twitter小説 #twnovel
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック980

元彼の結婚報告に慄いた。別れて3年。向こうは私の事なんて忘れてる。知らない人と一緒に暮らし知らない笑顔で日々を過ごす。胸に渦巻く嫉妬心。なんて心の狭い女なんだろう。不穏な気配に気づいたのか「どうした？」夫が話しかけてくる。「なんでもないわ」私は答える。燃えたぎる胸をおさえながら。 https://t.co/Hin5X6lfNL#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #Twitter小説 #twnovel
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック979

たったっと近づく革靴の音。「おはよう！」「おはよう。ファイト！」応える私に片手を振って遠ざかっていくスーツ姿。いつも駅へと走ってるスポーツマンぽいサラリーマン。1年と半年こんな日々を繰り返し今日やっと挨拶以外の言葉を言えた。ただそれだけで顔がふにゃりと崩れちゃう。多分私恋してる。#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #Twitter小説 #twnovel
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック978

外を歩く時はいつも車道側を歩く。帰宅したらお疲れメールで労ってくれる。王子様みたいな君から逃げたのは優しくされるのが辛かったから。慣れてなくていたたまれなくて。そんな私は不幸だけど、どうしても仕方がなくて。今日もひとりぼっちの夜がくる。せめて君は幸せでいて。その優しさ大切にして。#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #Twitter小説 #twnovel
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック977

1週間森の中にいってきますと有給とった総務のあの子。たった1人で斜面を使った木琴作りに精を出してた。インスタに上げられる途中経過。組み上げられてく長い木琴。コロコロと玉が転がって美しいメロディ奏でてく。ああ…なんていい音だろう。好きなことやってるだけですから、と笑う姿が頭に浮かぶ。#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #Twitter小説 #twnovel
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック976

月を見ても、ああ綺麗としか思わなくなったよ。あなたのことを想い浮かべなくなったよ。今度会った時褒めて欲しいな。頑張って頑張って断ち切ったんだよ。素敵な彼女と幸せなんでしょ。彼女の名前を教えてくれた。私があなたのことを好きかもなんて全然想像もしてない顔で。でももうそれも全て思い出。#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #Twitter小説 #twnovel
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック975

道を教えて懐かれた総務の女。話しかけるとビクッとして笑いかけるとうるうるする。まるで犬を拾ったよう。「あなたって本当にいい人ですね！こんな私に優しくしてくれるんですもの」あのなあ今までどんな扱い受けてたんだ？気がつけばあいつの事を考えてる。餌付けしようか。とりあえずイタリアンで。#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #Twitter小説 #twnovel
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック974

「僕と結婚してください」片手を差し出しプロポーズ。すかさず彼氏がしゃしゃり出た。「残念だったな。彼女は俺のものなんだよ」「ちょっと、小学生に何言ってんの」「馬鹿言え。十分オスの目だ」可愛い手のひらに飴を乗せ「ごめんね。そういう事なんだ」たちまち肩を落とし俯く君。初恋をありがとう。#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #Twitter小説 #twnovel
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック973

サップに乗って夕陽を見る。アウトドアは苦手な私。気の進まない海遊び。潮風にふかれ目を閉じてゆらゆら二人漂っていたらふいに「付き合ってください」と真摯な目。休日の半日太陽の下で過ごすと決めた時点で答えはもう決まってる。「喜んで」小声で恥じらいながらそう伝える。今日から共に歩んでく。 https://t.co/nWDqOXlZ9W#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #Twitter小説 #twnovel
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック971

他校の文化祭でヘビメタライブ。自慢の喉が火を吹くぜ。最前列にいるのは義妹じゃん。「はあああ。私恋したみたい」家で義妹につかまってノロケ話を30分。待ち受けの写真、そりゃ、俺だ。ヤバいと思ったけど断れなかった。「告白なんてできないよ。だって高嶺の花だもん」恥じらうな！そして諦めんな。#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #Twitter小説 #twnovel
桐野りの【胸キュンノベラー】

桐野りの【胸キュンノベラー】

胸キュンnovel1000本ノック970

｢結婚は無理やけどお前ほど愛した女はおらんから」そんな言葉が免罪符になると本気で信じてるおめでたい男。あっけなく傷つく情けない私。「これからは俺がこの人を愛するから心配せんでもええですよ」私を庇うバイト先の先輩。「この女は、これからもずっと俺のもんだけど？」自信たっぷりなクズ男。#140字SS #140字小説 #短編小説 #ショートショート #超ショートショート #恋愛 #胸キュンnovel1000本ノック #Twitter小説 #twnovel