子どもたちのつながりが学びを深める
こんにちは、きりんアフタースクールの森本です。
福岡にある民間のアフタースクールで、放課後の子どもたちの時間をいかに有意義にできるかみんなで頑張っています。
新2年生以上の皆様、進級おめでとうございます。新1年生の皆様は、きりんアフタースクールへようこそ!
「新しい教科書をもらった!」「僕は〇〇組だった!」といった子どもたちとの会話からあらためて春の訪れを実感します。これから1年間、子どもたちの成長を見守っていけるワクワクがあふれています。
さて、今日は「子どもたち同士」の横のつながりについて、子どもたちの様子をみていて感じたことを書いてみようと思います。
学年、学校の枠を越えてつながる場
きりんアフタースクールでは、学年ごとのカリキュラムにはしておらず、いわゆる縦割りで子どもたちは学び、過ごす場面が多くなります。
特に春先に感じるのは、新2年生以上の成長です。新2年生は、今までは教えてもらうという立場が多かったのが一転、新1年生が分からないことを教えるという立場になります。
新3年生は、アフタースクールの中では最高学年として、あらゆる活動の中でお手本になり、リードしてくれる存在であってほしいと思っています。
例えば、先日はクリエイティブタイムの中で、「きりんアフタースクールのことを1年生に伝えよう」という時間がありました。
上の学年の子が、新1年生に部屋の場所や外で遊ぶときに気をつけたほうがいいことを一生懸命伝えていました。
外での遊び方を説明するときには、身振り手振りの実演も交えて、実に熱が入っている子もいました。
1年生は、2・3年生のその姿を見ています。1年後にはまた逆の立場になることできっと今とは違う一面を見せてくるんだろうなと期待しています。
人は立場や役割といった「環境」で成長します。自分とは異なるいろんなお友達との接点があるからこそ、深まる学びがあると思うのです。
人間関係をじっくり育てていく
1年生が仲間に加わってくれることで、これから新たな人間関係ができていきます。
接する人が増えるということは、自分と似た興味・趣味・感覚を持った人に出会うということでもあり、その逆に自分とは違う価値観や考え方を持つ人と出会うということでもあります。
まずは子どもたちがお互いを知り、安心してじっくりと人間関係を育てていける土壌を作っていきたいと思います。そこは私たちスタッフ側の大きなミッションの一つだと思っています。
日常の基礎学習の時間、自由遊びの時間ももちろん。夏休みになると、朝からじっくりと一緒に活動をする時間も増えてきます。
同じ時間を共有する中で、子どもたち同士のつながりが強くなり、日々の学びがどんどん深まっていくことと思います。
さて、2022年度が本格的にスタートしました。1年後には子どもたち一人ひとりがどんな成長の足跡を見せてくれるのか!?
乞うご期待ですね。それでは、また。
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