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人生は「バラ色」よりも「いろ色」

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2021年12月の記事一覧

朝令暮改、上等!

朝令暮改、上等!

 以前、ゴルフショップの経営者から「ゴルフのメンタル面をテーマにしたコラム」をホームページに掲載したいので、書いてくれないかと頼まれたことがあります。

 それで、ウオーミングアップをかねて、自身のブログにそのコラムを練習がてら書き始めようとしたのですが、これが続かず。「三日坊主」に終わること4回。毎回、「今度こそ、毎日書き続けるぞ!」と固い決心で挑むのですが、概ね3日で挫折。
 で、わかりました

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どこまで生きても

どこまで生きても

 いつも通っているジムで着替えをしていたとき、ふとこんな想いが湧いてきました。---
 50まで生きてきても、何にもならなかったなぁ。
 ただ生きてきたというだけだなぁ。
 この先、あと20年生きても、30年生きても何にもならないだろうなぁ。
---

 これは、投げやりな気分や落ち込んで言っているのではないのです。
 「何年生きても、何にもならない」ってことに気づいて、妙にうれしくて、元気が出て

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全知全能だとしたら

 ちょっと想像してください。
 もし、あなたが全知全能の創造主であり、どんな人生も自在に創造できるとしたら、自分の人生をどのように計画しますか?
 順風満帆がずっと続く人生を描くでしょうか?
 成功の連続だと面白くないから、時折、失敗を織り込んでみたくなりません?。勝つことがわかりきっている勝負なんて、すぐに飽きて続きませんよね。勝ったり負けたりするから勝負事は面白いのです。
 ほめられたり、賞賛

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天才のシャレた一言

天才のシャレた一言

 かなり昔になりますが「ミュージックフェア」というテレビ番組に松山千春さんが出ていて、司会者とのやりとりにドキッ!としたことを思い出しました。
 千春さんは、小学3年のとき、自分が天才であることに気づいたそうです(と冗談っぽく笑いながら。以下のやりとりも軽快に)。

---司会:「松山さんは、デビュー30周年という節目を迎えたわけですが、こ    の先の松山千春をどう描いているのでしょう?」
 千

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シャレで生きている人の一コマ

シャレで生きている人の一コマ

 昨日のNOTEで「シャレで生きている人」をご紹介しましたが、その事例というか一コマをご紹介していきたいと思います。

 テレビの全国ニュースでこんな事件の一幕が報じられていました。
 ある男が焼鳥屋に侵入し、焼き鳥数10本とビール2本を平らげて逃げたところ、後日捕まりました。これだけの事件だったら、何も全国ニュースに取り挙げられるほどの話題性はありません。
 しかし調べてみると、その犯人。なんと

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スコンと飛び抜ける話

スコンと飛び抜ける話

 いま関心をもっているのは「スコンと飛び抜ける話」です。例えば、あなたが悩みを抱えていて、答えを求めているとします。その解決策や答えをズバリ提示してくれるのではなく、「こんなちっさいことで悩んで、ウジウジいているのがアホらしくなって拍子抜けしてしまう、悩みや問題が吹っ飛んでしまう。解決しようという気も起こらなくなる」というような話。
 
 この発想は、中学生のときの雑談に端を発します。クラスメイト

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大丈夫!なんとかなる

大丈夫!なんとかなる

 島田洋七さんのベストセラー「佐賀のがばいばあちゃん」。文庫本の帯に、おばあちゃんのこんな言葉が。「うちは先祖代々貧乏だから、心配いらん!」。
 う~~ん、何の根拠もないけれど、妙に安心させられる一言ですね。
 
 次は読書普及協会事務局だより「あしはこび」に載っていた話。
 ---今は経営者になっているが、 結婚当初は、賃貸マンションの営業マンだったKさん。奥さんが妊娠し、もうすぐ子供が生まれる

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いつも何を思っているか

いつも何を思っているか

   40歳くらいの女性が、こんなこと言っていたのを想い出しました。「昨晩、主人に付き合って夜食にラーメンを食べた。本当は、お腹も空いていなかったし、太るのがイヤなので食べたくなかったのだけど、主人の機嫌を損ねたくないので、そうした」。
 このような経験。本当はしたくないけど、「人の機嫌をとるために、または、人に悪く言われないために、仲間はずれにされないために」本意ではないことを行うケース。皆さん

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そのときは、そのとき

そのときは、そのとき

 トンチで有名な一休さんにまつわる逸話。-----
一休禅師が亡くなる直前に、3巻の巻物を弟子たちに遺した。そして、「この先、本当に困り果てたときにだけ、これを開きなさい。それまでは絶対に開けてはならない」と遺言し、遷化(亡くなること)された。

 何年か後、寺に大問題が持ち上がり、存亡の一大事! 弟子たちは、知恵の限りを尽くしたが妙案を思いつかず、どうしようもなくなった。そのとき、あの巻物のこ

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これもまた過ぎ去る

これもまた過ぎ去る

  大好きな逸話を紹介しましょう。今、悩みや不安を抱えてらっしゃる方には、光が差し込み、心が一気にほどけるかも知れません。スーフィズム(イスラム教の神秘思想)の逸話。

 ----広大な領土を支配し、壮大な権力と財力を持つ王がいた。こんな帝王でも、あるとき心が乱れていた。この気持ちを何とか鎮めようと国中の賢者を呼び寄せた。
 そして、こう命じる。「余は、ある指輪を求めて心駆られておる。我が心を安ら

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心の痛みも通過させる

心の痛みも通過させる

 熱心にゴルフ及びゴルフ練習をしていた40代。2年に1回ほど、ぎっくり腰に見舞われました。2日間ほど腰が痛くて、布団からなかなか起き出せず、トイレに行くのにも時間がかかる。起きて体を動かし始めると、まぁまぁ生活はできるといった状態。それから1週間くらい経つと、痛みが腰から膝へ、膝から足首に移って、足の裏から地面に抜け出て、2週間ほどで痛みは完全にとれるというパターンでした。
 「痛くて身体を動かせ

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許す理由が見つからないのに

 不愉快なことをされたとき、その人を「許す・許さない」というよりも、「その人は、その人」という感覚がいい。
 「許す」というと、その前段階として「裁き」すなわち、善悪の判断があるわけでしょう?。そういう価値判断が、ここ数年、薄れてきましたね。

 自己啓発や生き方に関する本には、「許しましょう。そのほうが何よりも自分が楽」というようなことが、よく書かれています。でも、人を許すって、努力や意志の力で

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無駄なことをして余生を過ごす

無駄なことをして余生を過ごす

 例えば、病を得て余命を宣告されたり、自身の予感で「もう長くないかも」と感じたとき。それまで漫然と生きてきた人も、真剣に人生を見つめ直し始める。何が大事か、何が重要か、何を優先すべきか、……を考え、できるだけ悔いの残らない、充実した余生を過ごしたいと願うことでしょう。
 
 ですが、、、。人生において何が大事であり、何が大事でないかは、死ぬ直前までわからない。いや、永遠にわからない場合のほうが多い

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会話はいつも独り言

会話はいつも独り言

 カラオケでよく歌われる昭和の大ヒット曲、杏里の「オリビアを聞きながら」。この歌詞に「♪あなた、私の幻を愛したの~」というフレーズがあります。
 これは「あなた」だけでなく、皆さん他者の幻を見ているのです。例えば、Aさんと話をしているときは、自分のイメージで創ったAさん(要するに幻)と対話しているのですね。
 たった一つの、固定したイメージのAさんがいるのではなく、見る人の数だけAさんは存在します

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