菫色の実験室vol.5|菫色×スミレ属

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菫色の実験室vol.5|DAY 6

菫色の実験室vol.5|DAY 6

 6日間に渡りお送りした、鉱物Bar & 霧とリボン 連動企画展、オンライン開催の《菫色の実験室vol.5〜菫色 × スミレ属》が無事終了致しました。  リアル店舗とオンライン展覧会による実験、お楽しみ下さいました皆様にお礼申し上げます。  そして、馨しい作品をお寄せ下さいました作家さまと、鉱物Bar by 鉱物アソビ様に心より深く感謝申し上げます。以前からその比類なきご活動を敬愛していた鉱物アソビ様と連動企画を開催できましたこと、本当に嬉しく、光栄に存じました。 

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菫色の実験室vol.5|霧とリボン|菫の夜のオード

菫色の実験室vol.5|霧とリボン|菫の夜のオード

 ——闇が降りてきました。  スミレの香りも翳りを帯びはじめ、植物らしい青々しさから人工的な蒼白さへと表情を変えてゆきます。長廊下はわずかに菫色を灯すのみ、闇のヴェールに覆われた白衣は夜会服となって、最後の実験室の前で頽廃の裳裾を揺らしました。 * * *  ベル・エポックの巴里に生き、「菫のミューズ」と呼ばれた詩人ルネ・ヴィヴィアンの私室が、扉向こうの菫色の闇の中に設えられていました。  戀人ナタリー・クリフォード・バーネイとの大きな肖像写真が菫の細工も精巧な額

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菫色の実験室vol.5|akira muracco|菫と少女

菫色の実験室vol.5|akira muracco|菫と少女

 実験室の訪問も、今日が最後——晴れやかな気持ちで森の入り口に着きました。植物が揺れる間を縫って、菫色を帯びた森を進んでゆきます。  菫色の陰影も鮮やか、多彩な菫色とたくさんのスミレの品種に出会った六日間。実験日誌を納める紙挟みも日ごと馨しさで厚くなり、五年目の菫色の充実を感慨深く思いながら、しっかりとその厚みを確かめました。  今日のスミレの香りは、淡く、軽やかです。  毎年微妙に変化する、基本となるスミレの香り。まるでそれが、実験室の「今年の気分」であるかのように

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菫色の実験室vol.5|DAY 5

菫色の実験室vol.5|DAY 5

 《菫色の実験室》DAY 5が馨しく終了致しました。オンライン・ギャラリーにお立ち寄りくださいました皆様に、心より深く感謝申し上げます。  早いもので明日最終日です! 鉱物Bar実店舗(吉祥寺)での菫色美しい特別メニューも明日までとなりますので、ぜひお立ち寄りくださいませ。 * ・・・・・DAY 5 菫色の実験室の風景・・・・・ 実験日誌《10》 ★fumi様★ 菫の妖精と精霊 * 実験日誌《11》 ★藤本綾子さま★ 菫のための花瓶と菫色の酒器 * いよいよ

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菫色の実験室vol.5|藤本綾子|菫のための花瓶と菫色の酒器

菫色の実験室vol.5|藤本綾子|菫のための花瓶と菫色の酒器

 菫色の実験室への訪問も、明日までとなりました。  毎年、終わりが近づくにつれて、この一年と次の一年へ思いを馳せます。研究員たちによって密やかに遂げられた一年間の成果を最初に拝見し、日誌を集め管理し、雇い主に報告する者として、どのように報告するのが最適か——日々迷いながら、職務を遂行しています。   迷いつつも、「観ることの力」を信じています。  研究員たちが知力とセンスと能力の全てを賭して成し遂げたものであるならば、それと同じパワーで、及ばずながらも知力とセンスと能力

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菫色の実験室vol.5|fumi|菫の妖精と精霊

菫色の実験室vol.5|fumi|菫の妖精と精霊

 夏が終わりに近づき、たなびく菫色が一段とやさしさを増してきました。日々通ってきた鬱蒼の森も、アブサン色をゆらしながら、新しい季節の菫色を迎える準備に入ったようです。  白衣にも菫色が流れ、木洩れ日がキラキラと、その上に模様を描いてゆきます。巡る季節の静やかな変化を味わいながら、実験室のある建物に到着しました。    玄関ホールに入ると、いつものようにスミレの香りが迎えてくれました。香りの歓待も明日まで——名残惜しい気持ちと、職務をやり遂げる気概とが交差します。  廊下

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菫色の実験室vol.5|DAY 4

菫色の実験室vol.5|DAY 4

 菫色馨しい実験室から、今日も魅惑の研究報告をお届け致しました。  DAY 4の本日、菫色の風景を楽しんで下さった皆様に心よりお礼申し上げます。 * ・・・・・DAY 4 菫色の実験室の風景・・・・・ * 実験日誌《8》 ★アンヴァンテール様★ 菫嬢のロマンティックなブドゥワール * 実験日誌《9》 ★un jour様★ 5  gouttes と奇数の頁 * 菫色深く、スミレ花香りたつ実験室も、早いもので残り二日間となりました。明日も魅惑の実験をぜひご高覧

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菫色の実験室vol.5|un jour|5  gouttes と奇数の頁

菫色の実験室vol.5|un jour|5  gouttes と奇数の頁

 菫色がだんだんと深く濃くなり、夜が訪れました。ここでは、夜の闇色は、黒ではなく濃い菫色のようです。白いティドレスのレース模様に沈静してゆく菫色の深さを感じながら、いつもより薄暗い廊下を歩いてゆきました。  菫の砂糖漬けの甘さはいつしか消え、香りはいつもの青々しさを取り戻しています。薄暗いせいか、感覚がいつもより鋭利になってゆくのを感じます。別々の方向から流れてくるかすかな香りが、ある扉の前ですっと混じり合いました——実験室からの合図です。 * * *  菫色の聖所

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菫色の実験室vol.5|アンヴァンテール|菫嬢のブドゥワール

菫色の実験室vol.5|アンヴァンテール|菫嬢のブドゥワール

 今日の実験室へは、白衣ではなく、アンティークのティドレスを纏って訪問するようにとの指示でした。ルネ・ヴィヴィアンの古い写真を彷彿とさせる、総レースの白——長廊下のスミレの群生に、霧が降りるように裳裾が触れてゆきます。  スミレの砂糖漬けの甘い香りを辿ってゆくと、ある扉の前で、少し重めの白粉の香りがふんわりとひらきました。薔薇の優美も含んだパウダリーがレース模様の隙間に沈んでゆき、ロマンティックな旅行への準備が整いました。 * * *  旅券を片手に入室したお部屋は

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菫色の実験室vol.5|DAY 3

菫色の実験室vol.5|DAY 3

 三日間のお休みの後、ふたたび扉を開いた菫色の実験室——いっそう菫色を濃く深くして、後半がスタート致しました。実験室にお立ち寄り下さいました皆様に、心よりお礼申し上げます。  DAY3の本日は、連動企画をご一緒している「鉱物Bar by 鉱物アソビ」店主、鉱物アソビ様の作品もご紹介致しました。  鉱物Bar実店舗(吉祥寺)での特製メニューのご提供も、本展会期と同じ8/30までとなっております。ぜひお立ち寄り下さいませ。 * ・・・・・DAY 3 菫色の実験室の風景・

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