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顔のブツブツ、ニキビと呼ぶか?ふきでものと呼ぶか?

ほっぺたにニキビができた。それも、結構ヤバいタイプのやつだ。
前までは普通に潰してたけど、3年前に潰してみたら見事に跡ができた。普通にショックだったので、今は潰したい欲に駆られながらも極力放置プレイするようにしている。

30目前になると、顔のできものは「ふきでもの」になる。高校の先生からそう教わった。
奇しくもそうなってしまったが、私は今でも「ニキビ」と呼んでいる。「ふきでもの」と言ってしまえば負けな気がするからだ。

小学校高学年の頃、初めてニキビができた。別にこれはショックでもなんでもなく、単なる事実にしか過ぎなかった。

だって騒いでたの、お母さんなんだもん。

「これを使いなさい」
母に言われるがまま、ニキビ用スキンケアを使い出した。最初はアクネスを使っていたが、深夜のテレビ通販でプロアクティブをやっていたらしいのでそれに移行した。刺激が強すぎたのか、少しかゆくなって辞めた。
幸い、ニキビ騒動で顔を清潔にする大切さを学べたのはそれなりに大きな収穫だったと思う。それを通らなければ、多分お湯だけで洗顔してた。
中学高校に至っては、化粧水とクリームがメイク代わりになったといえよう。事実、高校時代はニキビが激減したので、身だしなみのためにやっていることがケアに繋がっていたのは言うまでもなかった。

ぶっちゃけ、20代前半までは美容に興味がなかった。
社会人になってからも「肌に良い」という理由で青缶のニベアを使ってたし何なら化粧水は肌水一択、メイク落としはオールインワンのシートで満足してた。その結果、ニキビが大量にできた。
さすがにヤバいと思ったので、ファンケルでニキビケアの乳液と洗顔クリームを買った。やっぱり専用商品は最強だったのか、ニキビはすぐに無くなった。

28歳の肌トラブル。年齢的には「ふきでもの」と呼ぶらしい。
しかし今は「大人ニキビ」なるものが出てきている。それどころか「思春期ニキビ」も出てきていて、顔のできものの多様化が著しい。同じニキビなのに、発生原因がまるで違うのだ。
それについては割愛させていただくが、ぶっちゃけニキビもふきでものも大して変わらない。医学の世界では「尋常性じんじょうせいそう」と呼ばれるからだ。

あくまで悪いのはアクネ菌であって、肌に与える影響は人それぞれ。私は生理とストレスが働いてターンオーバーが乱れたからポツンとニキビができただけ。
ほっぺたのできものは「ふきでもの」ではなく「ニキビ」なのだ。分類上「大人ニキビ」にしておくとして、断じて「ふきでもの」ではない。というか「ふきでもの」とは言わせない。

\ほっぺたのできものはニキビ。ふきでものではありません!/

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