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歳を取るほどに、人生は踊る

「今月は連載小説を完結させよう!」と意気込んでいますがまだ何もしておりません。しかし、それはそう珍しいことではありません。創作している人はみんな経験しているからです。
ほら、だらけたい時もあるじゃん?何も毎週彼氏に会いたいわけじゃないんだよ。会いたいけどさ

午前中、Youtubeでオネエたちによる人生相談動画を見ました。やっぱりオネエって最強ですね。なんでもできてどことなく達観していて面白いの、控えめに言って誰も傷つけずに辛口ぶっ放すの最高です。
午後は読書のおともにアマプラで「白鯨との闘い」を見ました。事前知識20%程度でながら視聴しましたが…「この船長(ベンジャミン・ウォーカー)絶対置鮎さんだよな」と思って終わった後Wiki見たらガチで置鮎さんでした。あぁいう役本当上手いですよね。

人生相談と白鯨との闘いマジで接点なさそうに見えますけど、どちらも同じなのは人間関係なんですよね。前者はオネエ軍団による言葉のマシンガンによって相談者の悩みがけちょんけちょんになり、後者は狭い環境下で船長と航海士がバチバチになると目先の欲だけで利害一致になるよな…と。
要するに「当事者からすれば大事に感じるけど外野から見たら全然大事じゃない」って話なわけで。痛みや苦しみの感じ方は人それぞれですが、それを比べるのは本末転倒でどうにかしたいから相談しても「あなたのためを思って」辛口アドバイスになることもあって。それで激昂したらしたでエンタメ的には面白いから「人生相談」というジャンルが栄えちゃうんですよね。本人が意図していないかもしれないのに。

しかしね、この世で最も面白い話はやっぱり「人生」なんですよ。
悲しいかな、ゼロから作り出したフィクションよりもノンフィクションのほうが面白いんですよね。それも、「ごく普通に生きている」「ごく普通の一般人」の人生が。

普通に生きるのって本当に大変です。それぞれの職務を全うするためにいろんな苦労をして、普通という体を保とうとしています。
嫌いな奴にも好きな人にもそいつなりの「人生」があって、そこからどう踊っていくかは完全にアドリブで展開しなきゃいけないんですよ。結果的にそれがよろしくなかっただけで、もしかしたらどこかで葛藤があったのかもしれない。それを吟味しても………うん、許せないものは許せないと舵を切るのも自由なんですよね。

他人を断罪し続ける人を時折見ることがありますが、それって本当に楽しく踊れているのでしょうか。罪悪感に駆られることってないのでしょうか。
それはそれで個人の自由なわけですから、結局は「そういう踊り」でしか見れないのが他人です。

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