浄く書く
ストレスが溜まっているほど、手紙の筆がこれでもかというくらい進みます。
これがやめられないから文通を続けているといっても過言ではありません。
思い起こせば、副業や朗読検定などを始めて時間が割けなくなっているのによく続けられるなと自分でも感心します。文通相手の言葉で支えられた時期もあったので、心から楽しめる趣味に昇華していったのでしょう。
ネット上とはまた違ったやり取りなので無理に近しくする必要もありませんし、むしろ心が休まる時間が手紙なのかもしれません。
待ち焦がれた手紙が届きました。
今回は5通。いつもであればチマチマ返事を書いているのですが、昨日のことも相まって一気に筆が進みました。
2時間半使って全ての返事を書きました。話を聞いてもらいたかったので愚痴を書きました。日常を書きました。小説のことを書きました。休みのことを書きました。
ひたすら書いていると、心がすぅっと落ち着いてきました。
大人買いしたレターセットに祖母の便箋、手紙のためだけに買った色とりどりのボールペン―色彩の血肉で綴った私の一部は全国に散らばる文通相手に送られます。
これがデトックスになるのなら、直筆の手紙は浄書に値するのかもしれませんね。
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