キレの良い月

自分に正直な文章を書きます

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最近の記事

あの散歩道

下北沢から西に向かう。下北沢らしい細い道を通り、BOBUS TRACKという商業施設を通り、小さな旅館と高圧電線の下を通り、世田谷代田駅を抜けると辺りが開ける。 小田急線沿いの歩道、その先に見える富士山。 別にこの散歩道のことを詳細に書きたい訳じゃない。 以前この散歩道をデートで歩いた。初めて歩いた場所だった。下北沢の曲がりくねった小さな路地から、一気に抜ける眺望は壮観だった。 この散歩道は自分にとって特別な場所になったと思う。たまに思い出すかもしれない。あるいは新しい

    • 文章を書くようになって

      自分の暗さに引いてる。 今まで蓋をしてきたのかもしれない。仕事もやりがいがあって、気の合う婚約者がいて、それで良い感じに世界は廻っていた。 その婚約者とは一年半前に別れて、婚活始めて、そんでこの前本当に好きになった人との話が無しになってしまって、辛い気持ちを分解したら、自分は表現したいんだなと思った。 で、文章書いたら、ずいぶん暗い。別に悪いとは思わない。この方向性で頑張っていけば良い。だんだんと好きになれるポイント、追求したくなるポイントが見つかるかもしれない。 こんな

      • +2

        誰が知るはずもない

        • 触れられない

          土曜日の昼間という監獄

          昼間は手持ち無沙汰だ。 やることがあるのは知っている。 でもやる気にならない。 外に出ればやたらと人がいる。 どこにも満員だし、並んでまで入る気にならない。 どの人とだって縁が無い。 なんか話してたり、笑ってたりするけれど関係がない。 そんな人を大量に見て帰路に着く。 平日はまだ良い。仕事に集中できるから。 土曜日だって俺にはやりたいことがある。でも平日の疲れなのかわからないが、何にもする気にならない時があって、そういう日はスマホを見たりゲームしたり、外に出てさっき書いた

          土曜日の昼間という監獄

          己を殴る

          畑を耕すように 野菜を切るように 食べて吐くように 己を殴る 頭を振るように 目を見開くように ウインクするように 己を殴る 見かけても 止めてくれるな 意識を無意識に帰してるんだ そんなやつだって 世の中にいるんだ 愛さなくていい 止めないでくれ

          最近スピッツが好きだ

          そんだけ ガーベラ、ジュテーム、優しくなりたいなが好き。 よくカラオケで歌ってる。 特にガーベラみたいな曲、作りたいな。 スピッツは優しくていいよな。本当に。

          最近スピッツが好きだ

          まとまらない

          婚活を3ヶ月半くらいお休みしていたが、今日から復帰した。 休むきっかけとなった彼女のプロフィールを見たらメンタルにきそうだなと思って、家で一人でログインする気にはならなかった。移動中の電車の中でログインした。 その相手は退会していた。 その人は「不成立になった相手」リストの1番上の人にいたはずで、退会済みになっていた。 そうか。本当に退会したんだな、と実感した。 シュレディンガーの猫のように、まだ休会中だったり、復帰して活動しているような複数の可能性が頭に浮かんでいたのだが、

          まとまらない

          人感センサーに無視され 暗闇で小便

          人感センサーに無視され 暗闇で小便

          電柱に掴まる酔っ払いの 腰を痛めそうなほど反っている脚の その醜いシルエットに 無視できない苛立ちを覚える

          電柱に掴まる酔っ払いの 腰を痛めそうなほど反っている脚の その醜いシルエットに 無視できない苛立ちを覚える

          掃除で回復する

          掃除をした。 心が綺麗になっただろうか。 とにかくいろんなものを捨てた。 押入れや物置きの中身を引っ張り出して、仕分けした。 1年半前に出ていった彼女の、ユザワヤや世界堂のカードを見つけた。8年前に出会った時に住んでいた家の住所が書いてあった。ちゃんとハサミで切ってから捨てた。 当時一緒に集めていた御朱印帳も捨てた。 くたびれて、いわゆる「ときめかなくなった」服を捨てた。 衣替えも行った。 その彼女がベランダで始めたガーデニングのプランターを、粗大ごみとして捨てた。ソーラ

          掃除で回復する

          自動販売機ってかわいい。自動販売機の横にぴったりくっついて体育座りして写真撮影してる女の子がいたけど、気持ちはわかる。吉本ばななの「キッチン」も冷蔵庫に安心する話じゃなかったっけ?自動販売機にも同じようなものを感じる。

          自動販売機ってかわいい。自動販売機の横にぴったりくっついて体育座りして写真撮影してる女の子がいたけど、気持ちはわかる。吉本ばななの「キッチン」も冷蔵庫に安心する話じゃなかったっけ?自動販売機にも同じようなものを感じる。

          セブンイレブンに入って食べたいもの探したけど、何も食べたくなくて、そもそも夕飯さっき食べたじゃんってなって、まだ家に帰りたくないからセブンイレブンに入っただけなんだ、と気づいた。大人しく家に帰った。

          セブンイレブンに入って食べたいもの探したけど、何も食べたくなくて、そもそも夕飯さっき食べたじゃんってなって、まだ家に帰りたくないからセブンイレブンに入っただけなんだ、と気づいた。大人しく家に帰った。

          もう会えない人について

          彼女とは有楽町のルノアールで出会った。結婚相談所を経由しての出会いだった。 彼女はルノアールの看板の近くで下を向いて待っていた。 正直言って美人というタイプではないけど、地味で可愛らしい顔立ちだった。化粧っ気はなかった。メニューを見て注文を済ますと、彼女はメガネを外して少しだけ唇を口の中に巻き込んだ。それが少し神経質で、緊張してそうな印象を受けた。 あまりうまく書けない。話した内容を思い出すのは疲れるし、胸も痛む。 三回会って、僕はその人が好きになった。向こうも僕が好きだ

          もう会えない人について

          世の中に降り注ぐたくさんの不幸の、その一つが自分にぶつかってしまっただけかな。 あまり意味を考える意味がない。答えなんて分かりようがないし。

          世の中に降り注ぐたくさんの不幸の、その一つが自分にぶつかってしまっただけかな。 あまり意味を考える意味がない。答えなんて分かりようがないし。