海外経験ほぼ無だけど女一人でヨーロッパ行った〜②ドイツ・ベルリンへ向かう
前泊
いよいよ出発。
荷造りがぜんっっぜん進まなくて、前日の日が暮れてやっと準備が整い、全ての荷物を持って家を出た。
うちはエレベーターが無いぼろアパートなので、4階から下まで降りれるかどうかがまず第一関門たったが、なんとか転がり落ちずに運べた。
乳製品アレルギー持ちなので大量の非常食(おかゆとカップ麺とお菓子)を詰め込んでおり、とても嵩張ったし重かった。
この時点でスーツケースはそこそこ埋まり、重さは15キロを超えていた。
結局向こうで食事に困ることはまずなかったが、備えあれば憂いなし。というか、非常食無しでは怖すぎて旅立てない。
スーツケースの重さを軽くするために、旅途中で少しずつ食べて消費する羽目になった。
てかなんならお菓子はまだ残ってる。
宿泊したのはこちら
成田空港第二ターミナル直結の
ナインアワーズ
というカプセルホテル。
受付後、入り口から男女別になっており、
どちらの入り口も受付の目の前なので間違えて入ってくる心配は無さそうで安心。
受付でロッカーの鍵とアメニティ、館内着、タオルを受け取る。
中は静かでめちゃくちゃ綺麗だった!
全然リピりたい!次がいつかわからんが!
一旦チェックインして荷物置いてから、ご飯食べに出かけた。
ご飯っつったって近くのセブンだけど…
セブンの前にソファがたくさんあったので、そこでサラダパスタ食べてた。
この時から緊張しすぎて表情筋死んでた。
空港に来たのなんて、修学旅行が最初で最後。
そのときは荷物預けも審査?も全部先生任せでぼーっと言われた通り動いてりゃよかったけど、今回は全て自分で調べて自分でやらねばならん。
渡航決めて一ヶ月半、正直「楽しみ!」と思えた瞬間はほとんどなくて、ずっと不安で怯えてた。
こんな顔しながら海外旅行の計画する人おる…?と思いながらチケット取ってた。
シャワーは夜と朝の二回浴びた。
いや…眠れなくて…。時間潰しに…。
幸いカプセルが出入り口のすぐ近くだったので、朝までごろごろしてはトイレに行き、ツイッター見ては次の日の行動確認していた。
当日
結局2時間ほどしか寝ないまま、荷物をまとめてホテルを出た。
もう一度セブンに行きたかったのだが、何故か迷子になって辿り着けなかった。
第二ターミナルから第一ターミナル行きの始発バスは5時なので、少し早めにホテルを出て第二ターミナルの吉野家で朝ごはん食べることにした。
空港価格で、並が500円超えてて泣いた。
吉野家も始発バスもがらがらだった。
第一ターミナルに到着。
この時点でもう離陸の3時間前を切っているので、チェックインとやらに向かう。
Trip.comのアプリと睨めっこしながらそれらしき番号のチェックイン場所?に行き、言われた通りに荷物を預け、解放された。
チェックインできたようだ。
日本語でチェックインできるのここだけだから、ここで全ての手順覚えてこれからある海外でのチェックインに備えねばと意気込み、全身で汗をかいた。
そして、預けてから気づいた。
スーツケースの写真撮り忘れた。
ロストバゲージ対策だけでなく、空港に届いてるのに見つからない時にも役に立つらしいので、撮っておくべきだった。
早朝すぎてどこの店もやってなかったので、保安検査が始まるまでひたすらボーーーーーーっとしてた。
充電できるスペースもあったので、そこに座ってた。
保安検査時間になってから、それに並ぶ列がずらりとできていることに気づいた。
しまった!出遅れた!!
間に合わんことはないだろうけど、何もわからなすぎてとりあえず早め早めに行動しておきたかった。
保安検査所通る前に、みんなに合わせてペットボトルの中身を捨てた。通ったあと中に水入れるとこもあるらしいので、ボトル自体は捨てずにおいた。捨てなくてよかった!!
今回予約した格安航空のスクートは、飲食物の持ち込み禁止とは言ってるものの実際多少持ち込む分には特に何も言われないようだった。
保安検査を抜け、ブランドショップが立ち並んでるが、興味もないしそもそも開いてないので搭乗口の前のベンチでまたボーーーーーっとしていた。
搭乗
搭乗口に行く前にペットボトルに水を詰めていたが、特に何も検査されなかった。
いよいよ飛行機に搭乗。
飛び立つの見たくて窓側予約した。
この子は今回のために買ったミッフィー。
かさばるが、めちゃくちゃ可愛くて、お腹のチャックを開け、ひっくり返すとネックピローになる優れもの。
いい大人が一人でミッフィー抱えてるだけで隣のご家族ざわついてたし、離陸後に私がネックピローにトランスフォームさせてるの見てまたざわついていた。
ええやろ。
かわええやろ。
シンガポールのチャンギ空港までは7時間
超寝不足なので眠いのだが、最大限リクライニングしても辛い角度でほとんど寝れなかった。
チャンギ空港に到着
無料のトランジットツアー参加しようかなぁって思ってたけど、受付行ったら「予約してないの?」って言われて終わりだった。
ネットで調べたら現地で予約って見たけど!!??
ちゃんと予約してから行かなきゃみたいです。
仕方ないので空港をぷらぷら。
チャンギ空港と言えばこのクソデカ人工滝なのだが
一度入国しなきゃいけないエリアにあった。
入国審査で何かあったらとか戻ってこれなかったらどうしようとか考えると怖すぎて、別に見たいわけでもないのでやめといた。
お腹が空いたのでご飯を食べる。
セルフオーダーの機械にクレカを差し込んでも何故かNGと出てしまい、三回目でようやく成功した。
弾かれた時はまじで終わったと思った。
いやアク取らないにも程があるだろ!!!!
肉の臭みに溢れていた。
飛行機の離発着が見たかったので探し回ったけど、全然見つからない。
あちこち歩き回って、草の隙間から着陸を眺められるスポットを見つけた。
眺めが良くて、陽が沈むと涼しいくらいで、
風が爽やかで居心地最高なんですけど、
ここ、喫煙所なんですよね。
なぜこんな良いスポットを喫煙所にしてしまったんだ。
広くてベンチもたくさんあったから、近くのバーガーキングでコーラ買って涼んでた。
陽が沈むと本当に涼しいのでとても気持ちよくて、(ここが旅の頂点だったらどうしよう)って心配になるくらいに幸せだった。
てか日本ってシンガポールより暑いのかよ…。
ボーッとしてたけど時間余っちゃって、空港のベンチソファーで充電しながら映画「シンドラーのリスト」を観てた。
観よう観ようと思いつつ日本にいる間は手を出せず、ここでも観終わらず、結局2回目のレンタルをして、シンドラーの工場跡地の見学の前日の夜まで見てた。
なぜ成田でもここでもこんな充電してるかというと、格安航空スクートには座席に充電スポットが無いからです。
ほぼ寝(ようとし)て過ごしたのでスマホの電池はそんな減らなかったけど、長時間フライトになると充電器持っててもピリピリしちゃうかも。座席の前にモニターとかも無いから暇つぶし手段がスマホくらいしか……。
ベルリンへ
チェックイン口?なのかな?ここで保安検査的な荷物検査した。
やっぱりここでもペットボトルの水捨てたけど、入ってすぐのとこに水飲み場あったからみんな汲んでた。笑
スクートは飲食物持ち込みが原則禁止なので、機内で追加課金して機内食やドリンクを頼める。
支払いはクレカ。
はじめに事前予約した人の分が配られ、後から注文を取りに回ってきた。
頼めるのか不安でめちゃくちゃそわそわしたから、次乗るなら事前予約しとこうと思った。
機内Wi-Fi的なので頼めそうな案内冊子があったけど、全然無理だった。ビジネスクラス用なのかな。
フードはアレルギー情報も書いてあって助かった。ただ検索する手段がないので、わからない単語があると困った。
ヴィーガン仕様のものもいくつかあったから安全を選ぶならそっちだけど、肉が食いたかったので普通のメニューにした。
乳製品入ってなさそうな機内食とコーラの缶のセットを注文した。
かぼちゃのシチュー的なやつ?でもミルク不使用の謎の食べ物に、米を添えられたものを食べた。
あつあつで普通にうまかった。
シンガポール→ベルリン便の予約画面に
「アテネ経由 1時間」
との表記があった。
これが一旦飛行機降ろされるのか、ただ着陸して燃料積むだけなのかいざ乗るまで全くわからなかった。
アテネでは飛行機降りてすぐの待機場へ案内された。
言われるがまま降りたら道が二手に分かれ、CAさん?が片側を指して「ベルリーン」と言いもう片方を指してなんて言ってるんだかわからない単語を話していた。
アテネが目的地の人も同じ飛行機に乗っていたようだ。
ベルリーンと言われたところで待機した。
この一時間、本当に合ってるのか不安で死にそうだった。
シンガポールで搭乗した時点で周りは100%ヨーロッパ人になり、日本人どころか黄色人種が皆無でかなり心細かった。
しばらくしたら搭乗開始。
ほっっっっっっっ。
さっきまでと同じ航空機だが、綺麗に清掃され直し、抜けた人の分違う人が乗ってきている席もあった。
ここまでかなり天候に恵まれていたが、ベルリン上空はもくもく雲で覆われており、何度かフリーフォールの洗礼を受けた。
ビッグサンダーマウンテンだ〜〜〜
入国審査
つ、ついた………!!!
一人でできた!来れた!憧れの場所に!
実在した………!!!!!
だが、まだ全く安心できない。
入国審査だ。
近年、売春目的で海外渡航する日本人女性が増えており、女一人旅はかなーーーーり警戒される。
ヨーロッパはまだマシだが、アメリカは簡単に別室送りになって尋問され、うまく説明できないと入国拒否で送り返されるらしい。
ここまで来て入国拒否されちゃたまらん。
まともに英語話せないので、とりあえずできる限りの準備をして挑んだ。
機内持ち込み荷物の中にこれらを用意しておいた。
・行き、EU間の移動、帰りの航空券・列車のチケットのコピー
・ホテルの宿泊予約のコピー
・既に予約しているウィーンのミュージカルとアウシュヴィッツ強制収容所のチケット
スマホには、ベルリンで行く予定の観光地(ベルリンの壁とかユダヤ博物館)の検索画面をすぐに出せるように準備しておいた。
渡航理由聞かれた時のために「親族にドイツ人がおり、幼少期からずっとここに来ることが夢で…」という話を長々とする心の準備だけはしておいた。そんなの喋れないので、いざ聞かれたらgoogle翻訳するつもりだった。
ど緊張の入国審査。
ここまでは単語だけ出てくれば会話が成り立つような場面だけだったが、ここはそれなりに文で会話しなければならない。
ぜんっっっぜん英語が出てこねぇ。
普段落ち着いてたら出てくるであろう超簡単な受け答えも、声に出そうとすると全然無理。
あまりにも発音が悪すぎて、いつ帰るの?って答えに
" おーがすと、わん"
って答えたら、
" In English ? "
って聞かれた。ごめんて。英語のつもりだよ。
てかたぶんそもそも「おーがすと わん」が間違ってるよな?
何度か頑張って言ってたら通じた。
紙の束持って挑んだけど、実際見せてって言われたのは帰りのチケットだけ。
宿泊先については、最後に軽く「滞在はホテル?」って聞かれて「いえす」つっただけで終わった。
それなりに会話はあったけど、たいしてしつこくされずに解放されたのは
・9日間で3カ国行くスケジュール
・実際、帰りの飛行機のチケットがドイツ発ではなくポーランド発
だったことだと思う。
このスケジュールだと買春する暇ないもんね。
渡航先がドイツだけだったらもっとしっかり質問されただろうと予想している。
ということで、
無事入国!!!!!!
ひゃほーーーーーー!!!!!!
スマホの通信手段は、esimを選んだ。
Trip.comで「ヨーロッパ」と調べて出てきたものを購入した。
普段一日2〜3GB使ってしまうスマホ中毒なので、不安すぎて30GBのプランにした。
絶対そんなにいらなかった(結果論)
動画を見たりしなければ、Googleマップ使いまくりでも、一日1GB程度しか使わなかった。
入国
スーツケースを回収。
ミッフィーちゃんの頭だけ出してあげた。
ベルリンの空港で笑っちゃうくらい大注目を浴びた。
小さい男の子が指さして「ママママママママママ!!!!!!!!」言うてた。子供の行動万国共通すぎる。かわいすぎ。
スーツケースの中から着替えセットを引っ張り出し、トイレで機内着から着替える。
スーツケースの一番上、出しやすいところに化粧品と着替えをまとめて入れておいた。ほのぴすの教え。
ちなみに機内着だが、長ズボン履いてくとかすっかり忘れてて、Tシャツにキャミドレス、太ももまでの着圧靴下、もこもこの上着で挑んだ。特に困ったことはなかった。
ここまでのトランジット含め33時間の旅程では計1〜2時間うとうとできたかな…?くらい。そもそも前日もほぼ寝れてないのだが、アドレナリン全開で超元気だった。
到着時間は、現地時間で10:30。
限られたドイツ滞在、1秒でも有効活用せねば!!!
初日からめちゃくちゃ動き回った。
長くなったので、ベルリン入国後は次のnoteで。
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