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新しい死奔主義

物価高はスーパーマーケットに行くとリアルに感じる。
スーパーによって仕入れ品の得手不得手があるが、アイテムごとにだいたいその店の底値があるが、その底値と比較してみれば今の物価高はわかりやすい。

必要以上に値上げを感じるのは、今までのは安売をやめた品目が多いからではないだろうか。

例を挙げてみる。

例えば、スナック菓子のカール。今までなら最安78円で買えた。通常でも88円だったのが、今はセールで98円する。

これを率で言えば、20/78だから実に26%の値上げ率になる。

ほぼ常食しているブロッコリーはもっと酷い。

ブロッコリーは今が旬で、昨年の今頃はセールの日なら一株98円で買えた。ところが今年は安い日でも168円する。70/98だから実に値上げ率は71%になる。
これはまさに異常である。

ただ、これからこの値上げが常態化してしまう可能性が高いと見ている。

特に農産物は肥料が馬鹿みたいに高騰しているらしいから、もっと影響は出てくるだろうし、モノによっては作付けできずに市場に出回らないかもしれない。

まだ贅沢品なら食わない選択肢もあるが、日常的に食べるレベルの食品がこれでは貧乏一直線であろう。

馬鹿な経済学者は「やっとインフレになった」と喜ぶ始末。経済学より先に幼稚園から学び直した方が良い。

そして政府は、消費税も下げないし、再生エネルギー何とかという詐欺まがいの負担もやめようとはしない。この人たちは国より財務省が大切に見える。

政府が一般国民を豊かにする気はないのだと本当によく分かる。
むしろ逆に貧乏なヤツを増やして、日々を生きることに必死にさせれば、お上に逆らう暇はなくなる。
そして、雀の涙みたいな補助で目眩しして「対策してます」というパフォーマンスだけが踊る。
豊かな筈の国富は、もれなくアメ公やチャイナに気前よく分割して差し出す。

これがまさに「新しい死奔主義」の正体なのだろう。