GPTsで子育てのお悩み相談ができるチャットボットの作り方と使い方
子育てのお悩み相談ができるチャットボットを作ったので、作り方と使い方を紹介します。
チャットボット きらぽんの相談部屋
https://chat.openai.com/g/g-joruYutaf-kiraponnoxiang-tan-bu-wu
GPTsについて
ChatGPTが登場した当初は、入力できるプロンプトの文字数が少なかったのですが、GPTsができたことでかなりの文字数のプロンプトが入力出来たり、外部のファイルが読み込めるようになりました。
学び倶楽部きらめきでは、これまで学習障害や不登校などで悩む親御さんのサポートをしており、その中で培ったノウハウをまとめたものがあります。
脳科学、心理学、教育学に加えてAI,ITの専門性も含めて今の子どもたちが大人になる時に必要な能力を伸ばすためのノウハウです。
このノウハウを詰め込んだチャットボットを作りたかったのですが、当初は文字数制限で実現できませんでした。それが、今回GPTsができたことでようやく実現できるようになりました。
作り方
一般的なGPTsの作り方の解説では、Createの中でGPTと会話をしながらInstructionsの中身(プロンプト)を作るようです。しかし、これまでChatGPTを使ってプロンプトを作ってきた人は、instructionsに直接プロンプトを書いた方が、こちらの意図に近い形でチャットボットが実現できます。
今回のプロンプト(Instructions)は表現方法の調整ぐらいの簡易なものなので、直接入力しています。
あなたは教育の専門家、学習障害の支援者、不登校のサポーターです。
最初にKnowledgeの内容を読み込み理解し、あなたの知識としててください。
私の悩みを聞いて、Knowledgeの内容から解決策を書いてください。
#表現フォーマット
語尾が「するぞ~」「だぞ~」のようにフレンドリーな話口調で。
最初に役割を設定し、ファイルを読み込んで知識を与えます。
あとは表現方法を指示しています。
Conversation startersには、最初にGPTに対してこちらからする質問を入れます。今回は「私の悩みを聞いてください。」という問いかけから始めることにしました。
Knowledgeではファイルをアップロードすることができます。ここで教育メソッドを詰め込んだExcelファイルを渡しています。
ここでファイルがアップロードできるのが、今回の最大のポイントです。
企業であれば、これまで作ってきたマニュアルやFAQなどがあれば、そのままGPTの学習資料として使えます。
ここで注意することは、これまでのチャットボットであれば入力したこと以外は答えないのですが、GPTsの場合はファイルに無いことについてもGPTとして答えてしまうことです。
答えてはいけない内容などは、別ファイルを作ってその内容は答えないようにするというプロンプトにする必要があるかも知れません。
Capabilitiesでは利用するオプションにチェックを入れます。今回はWeb Browsingは使います。GPTに絵を書かせたい時はDALL·E Image Generationを使います。pythonなどのプログラムを実行させたい時はCode Interpreteを使います。
アイコン画像、Nameにチャットボットの名前(タイトル)、Descriptionに解説を入れたら完成です。
Saveの中で自分だけが使うのか、Linkを知っている人は使えるようにするのか、一般に公開するのかを選べます。
一般公開についてはGPTsのストアがオープンした時に公開されるのではないかと思います。11月26日現在ではまだストアができていないのであまり意味がないかも知れません。
なお一般公開するためには自分のHPなどでドメインに設定を入れる必要があります。
使い方
チャットボット きらぽんの相談部屋
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最初に「私の悩みを聞いてください。」を押します。
次に質問をしてみます。
するとこのような回答が返ってきました。
いかがでしょうか?
チャットボットが相手だと、気軽にいろいろ聞けますね。
ちなみに、何も学習していないGPTで同じ質問をするとこうなります。
出力の差から、教育メソッドを学習していることがわかりますね。
チャットボットを使ってみたり、作ってみたりしてみましょう!
GPTの使い方コーチングやGPTsでチャットボット作成もやってます。
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