やこ
自分のことを嫌いになりそうな時に思い出すお守りのような絵日記です。
【3月22日】 ファミリーマートのつくね串、初めて食べたけど美味しい。 しかも大きくて嬉しい。 致死量の桜を見た。 いちばん好きな花はやっぱり好きな人たちと見る桜だと思った。 【3月23日】 辛いことがあった。 頭はマグマのように煮え滾っているのに、あふれて手の甲に落ちた涙は冷たくて、悲しかった。 憶測や言葉や怒りの渦巻きに触れてしまった。うるさいもう全員黙ってくれと思った。 自分の汚いところがドロドロと出てくるのを察知する。 そういうことを思ってしまうときは、距離を上
連日の勤務で疲れた心に効くもの。 それは、セボンスターを開封する瞬間のときめきである。 そう思い立ち、帰り道に寄ったお菓子売り場でとても素敵なものを見つけた。 目があった瞬間、心の中で叫んだ。 「ペペルトポロン!」 TVアニメ、「おジャ魔女どれみ」に登場する魔法のステッキである。 アニメが放映されていたのはかなり小さい頃だったのでストーリーはぼんやりとしか記憶にないのだが、このカラフルな「魔法玉」の連なりに常時ときめいていたのはしっかりと心でおぼえていた。 アニメ、観返
満開の桜が咲いている。 自分が大切にしていることを人に話したら、遠回しに「それどうなの?」と否定された。 その時は笑って受け流したが、一人になった途端ふつふつと腹が立ってきてどうしようもない悲しみに襲われた。 悔しくてお腹が空いたので、半泣きで喫茶店のナポリタンを食べた。 さっき言われた言葉たちを踏みつけるように知らない街をひたすら歩いた。 心よ、鎮まれ・・・と歩いても歩いても、思考がぐちゃぐちゃになっていく。 みて、これ私の宝物なの。 ふーんかわいいね。私は好きだけど
(海に手紙を流すような気持ちで綴ります。) Maison book girlが「削除」されてから、一年が経った。 家を出る前に降っていた天気雨の光の粒も 公演中吐きそうになるぐらいの息苦しさも 終演後のしかかってきた重たい曇天の色も 友達と分かれた帰り道の空気の冷たさだって いまも手に取るように思い出せるのに、時間はあっけなく過ぎ去ってしまった。 去年の夏。蝉の鳴き声の中。 あの日のライブ映像はきれいに青く梱包され、ご丁寧にもフラゲ日に届いた。 だけど、あのとき必死に焼
こんにちは。やこです。 この度、LINEスタンプを作りました。 「自分が描いたイラストを誰かの手に渡る形にしたい」ということをよく考えているのですが、LINEスタンプ制作はその中の一つとしてずっと憧れがありました。 だけど・・・ 出発点は「自分が欲しいから作る!」だったけれど、実際に作り終えて世に出してみると、自分の作品を客観視すると同時に、もっと人の役に立つものが作りたいなぁという前向きな気持ちが湧いてきました。私にとって、そのことがとても嬉しいです。敬語スタンプや絵
瞬きしてたらもう3月。 夜の空気に混じった春の気配に、少しそわそわしながら帰り道を歩きました。 次の季節へ進む前に、2021年に私が「出会えて良かったなぁ」と思ったものたちを描きとめておくことにします。 通勤用にと買った鞄ですが、どこにでも連れて行きたくなるくらい可愛い。 お気に入りの靴と、それを合わせた時のファッションのメモ。 お仕事の日は落ち着いた服装を心がけていますが、お休みの日は思い切り好きな格好をします! 心に刺さった忘れられない作品との出会いもありまし
雨の音は喝采に似ている。 そう気づいたのは、2021年4月2日に行われたMaison book girlのワンマンライブ SolitudeHOTEL9Fでのことだった。 1年以上ずっと待ち望んでいた大好きなグループのワンマンライブ。 約4時間かけて全曲を披露するという事前情報を聞き、身構えた。 私はいつからかブクガのワンマンライブを観るのが怖くなっていた。 予測不可能な演出の芸術力と、いつもにこやかなメンバーがワンマンライブで見せる圧倒的パフォーマンスに毎度頭を殴られる
夢の最後の瞬間を、今も震えて思い出す。 2021年5月30日 舞浜アンフィシアター Maison book girlのワンマンライブ SolitudeHOTEL404 家を出るのが遅れた私は、開演予定時刻の17時前ギリギリに到着した。 場内に入るとほとんどの人が既に着席していたので、焦りつつスマホに表示されたチケットを見ながら座席を探す。 Eブロックの前から5列目。半円形状のステージを上手側から眺められるドセン。 思っていたよりずっと近い。 (・・・すごい、いい席