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育児は「子を育てる」じゃない。「一緒に育つ」なんだと学んだ。

はじめに

子供を育てるというと、「親が責任をもって子供を正しく育てなければいけない!」という感覚を持っている人が強いと思います。実際のところ私もそういう感覚を持っていました。

実際に子育てを経験した今、これから子育てをしようとする人たちや、今まさに子育てをしている人たちに対して、私が感じた子育て感をお伝えしたいと思います。


なんで伝えたいの?

私は子育てをしながら「反省しなきゃ」と思うことが多々あります。そして反省したことで同じ過ちを繰り返さないようにしたり、子供への接し方を改善するようにしています。
そんなことを繰り返した結果、子育てを通じて自分自身が成長したことを実感していて、これから経験する人たちの助けになれないかと常日頃から考えていました。

私の言葉で誰かが安心したり、助けになればと思い書くことにしました。


育児って難しい

私は家事も育児も積極的に行うようにしていますが、それでも妻に負担をかけていることが多々ありました。私が出来ていたことなんて一握りだと思いますが、

時には、夜泣きで起こされて、抱きかかえながらアンパンマンのDVDを見せたり。
時には、オネショの始末を朝からバタバタと行ったり。
時には、突然の発熱にアタフタしながら病院に連れて行ったり。
時には、外出先で言う事を聞いてくれず一生懸命あやしたり。

妻と助け合ったり、たまにケンカしたりしながら何とか乗り越えてきましたが、本当に大変な毎日の連続でした。
(これをフルタイムで行っていた妻はもっと大変だったと思います)


親も人間なんです

冒頭で親としての責任について触れましたが、確かに親だから子供を育てる責任はあります。ですが、その親自身もまた人間なので、失敗することもあれば、辛い時もありますし、感情的になることもあれば、つい八つ当たりすることだってあります。

誰だって失敗することはあります。大人だからとか、人の親だからとか、偉い人だからとか関係ありません。子育てにおいても沢山の失敗を繰り返し、何度も後悔することがあります。

失敗も後悔も、責任を全うするために成長する大事な要素です。だから「失敗しちゃいけない」じゃない「後悔しないようにする」じゃないんです。うまく出来なかった自分を許してあげてください。そこから学び、成長することを意識してください。


育児に正解はない

人は悩むと誰かに相談したり、良い解決方法が無いか探したりするものです。それによって心配事が解消されることもありますし、安心できたりします。インターネットが普及したことで、色々な情報を得ることが出来て、私も助けられたことが沢山ありました。

ただ、育児の問題というのは人と人との関係に関する問題のため、他人のアドバイス通りにいかない事も多々あると思います。「子供が言う事を聞いてくれない!」「子供がご飯を食べてくれない!」「子供が勉強してくれない!」様々なシーンで情報がアテにならないことがあります。

「世界に一つだけの花」という歌の通り、同じ人というのは存在していません。必ず個性を持っているものです。
当然、人と人の関係性も全く同じというのは存在せず、親と子も全く同じパターンは存在しません。

育児は参考となる情報があふれていますが、必ず正解とは限らないのが難しいところです。育児のなかで子供と向き合い、自分なりの正解を見つけていく必要があります。


子供と一緒に成長する

人は失敗を繰り返し、そのたびに悩んだり後悔して成長していきます。

子供が泣き止んでくれなくて怒鳴ってしまった。
ついイラっとして頭を叩いてしまった。
ちゃんと歩いてくれなくて無理やり歩かせてしまった。

私は子供に対して感情的になってしまった後、必ず後悔しています。

「もうちょっと優しく言っても良かったはず」
「少し遊んであげればスッキリして言う事聞いてくれたはず」
「子供がやりたい事があったはず」

後からどんどんと罪悪感のようなものが沸き上がってきて、勝手に一人で落ち込んでいたりします。ただ、ずっと落ち込んでいても仕方ないですし、子供は案外ケロッとしているものなので、同じ失敗を繰り返さないようにするために思考を切り替えるようにしています。
例えば、

泣き止まない時は笑わそう。
イラっとする時は自分の感情を落ち着かせよう。
歩いてくれない時は付き合おう。
などなど…

子育てというのは、子供を育てるだけじゃなく、その過程において親自身も成長していかなくてはいけないです。新しい生活、新しい出来事、戸惑いや悩み、これらと向き合い、自分自身が成長することを忘れないでほしいです。

私は子育てを経験するなかでそのように感じ、学びました。


親は偉いわけじゃない

親には育児の責任はありますが、それは役割であり上下関係ではありません。親の言う事を聞きなさい!と言っても、もしかしたら自分の判断が間違っているかもしれませんし、子供には子供の正義があるかもしれません。

自分の中の正義や感情を押し付けようとせず、その時・その状況の判断として正しいのか?子供はどう考えてどう行動しようとしているのか?を冷静に考えて向き合わないといけません。

「自分自身もまだ成長途中なんだ」という気持ちでいることで、自然と子供の行動や言葉に耳を傾けることができるはずです。


まとめ

私が育児の中で学んだ「子供と一緒に育つ」という考え方は、簡単にまとめると以下のようになります。

〇 親も人間だから失敗し、悩み、後悔する
〇 失敗や後悔から成長していく
〇 反省して同じ過ちを繰り返さない努力をする
〇 育児において完全に同じは無い、自分なりの正解を探す
〇 親子は上下関係じゃない
〇 自分の意見が正しいか、子供の意見は何かを考え直す

このまとめが誰かの支えになったり、助けになれば嬉しいです。


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