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どうしようもない会話


噂は噂でしかない。

誰がどの子と付き合っているんだとか、あのひとはこのひとと仲が悪いんだとかなんとか。
噂話を耳にすることがあるだろう。

そう、ひとってすごく「噂話」が好きで、この世の中にある最高のお茶受けは噂話かもしくは「ひとの悪口」だと言われるほどだ。

そーだな。そう思う。

その場にいないひとのことを悪く言うのって、なぜかこう話がすすむし、言葉もたくさん出てくる。

僕だけじゃなくてさ。
ほらほら、みんなもそうでしょ?

君も、あなたもだよ。そう、あんたもお前もだよ。
みんながみんな、誰かの噂で、誰かのことを勝手に言い伝えて、勝手に解釈して、勝手にそう思っている。


で、勝手に嫌いになることだってあり得るのだ。


それは。
それはあまりにも理不尽な話じゃないか?


そうなんだ。
だから僕は、噂は信じないことにしている。
いや、みんなも「噂なんて…」と思っているのかもしれないけど、噂がひとり歩きすると面倒くさいなと思ったことがあるならわかると思う。
そう、ひとの心は噂で動く場合が無きにしもあらずある。そして攻撃したり悪く思われたり、変な解釈に左右されたり遠ざけられたりして、面倒を引き起こす。
結局のところ、噂好きなあのひとの出した、過剰な解釈だったんだなぁと思うことがある。

「噂は噂でしかない」という事だ。


じゃあそういう話を聞いたときにどうすればいいのか。

“それは、本当(真実)ですか?”
と聞いてみることだ。
“誰が言っていたんですか?どこからの情報ですか?”
と聞いてみるといい。

そうすると、もしそれが噂であれば
「いや、わかんないけど……さんが言ってたよ。」
と、“自分ではない誰かが言ってた“と言い出して噂を流している可能性が漂う。信憑性に欠ける。
「うんうん、そうだよね。だけどさ、悪いんだけど本人が言っていないのであれば、あんまり意味がないんじゃない?」

と、あまりその話にのっかるつもりはないということを僕は伝えるようにしている。僕が正義の塊というわけじゃないけど、そう言う事で、標的というかなんというか、その“話の主役”になっているひとをフォローしたいという気持ちでいるのだ。


だってね。
そんな不確かなお話ごときで、自分のその方に対するイメージとか、今まで培ってきた友情とかを濁されたくないじゃない。

でもさ。
さっきも言ったけど、僕は正義の塊ではないのよ。僕も噂話だってするし、どっちかっていうと好きな方。あからさまに悪いやつだったら、どんどんのっかる悪い奴だ。
腹黒いってやつなのね。

そういう時はどうなのかって?

“噂は噂でしかない”と思って話すこと。
それがいちばん。


良い噂を評判が大切、これからの僕は。

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