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【読書感想】平安後宮を舞台にしたあっさりミステリー「平安あや解き草紙」

こんにちは。Yui Kinouです。
今日は読み終えた小説の読書感想を投稿します。

今回読んだのは、「平安後宮お仕事ミステリー」です。
平安時代が舞台といわれると、用語がわからなかったり不安になるかもしれませんが、あっさりとした軽い説明があるので簡単に理解しながらスラスラ読み進めることができます!

後宮でも、ひどいドロドロもなく、気持ち良く読み終えることができました。後宮の謎解きが好きな人におすすめの1冊です。

平安あや解き草紙
~その姫、後宮にて天職を知る~

小田菜摘 (著), シライシユウコ (その他)

内容(「BOOK」データベースより)
ある事情により婚期を逃し、実家の左大臣家に居座っている藤原伊子。だが突然、入内を命じられる。自分の半分の年齢である、帝との結婚なんて…と、断るために出かけた先で、伊子が再会したのは十年前に別れた恋人、嵩那だった。彼との微妙な距離をとりつつ尚侍として後宮に入ることになってしまった伊子に、謎の人物から脅迫文が届き…!?平安後宮お仕事ミステリー。


◆舞台は平安時代の後宮ですが、難しい用語もなくスラリと読める

平安時代が舞台といわれると、現代と常識が違ったり、道具や服装の名前など疑問になったり読むのが疲れそう…と思ってしまいそうですが、全くそんなことはなく、難なく読むことができます。

難しい用語は、あっさりとした軽い説明があり、すぐに理解することが出来るので、心配無用です。平安時代の雅な雰囲気は好きなのですが、全く詳しくない私でも読むことができました。

頭の中でイメージしながら楽しむことができるので、ストレスなく物語を楽しめますよ!


◆「平安後宮お仕事ミステリー」、謎解きは複雑ではなくサクサク解決する

1話1話、謎が一つ解決して、最後に次の事件が起こるという展開。
あまりミステリーを読まない方ですが、「今まで登場してきた中に犯人はいるだろうから、あの人が怪しいなぁ」「そうきたか」「平和的な解決は好きだわ!」と凡その展開が読めたり、読めなかったり、ほどほど楽しめるミステリーです。

後宮らしく、やはり女性同士のいざこざも見え隠れしますが、そこまでドロドロという訳でもありません。
平安にありがちの呪詛系の事件もありましたが、平和でほんわかな解決を見せます。

平安後宮舞台を楽しみたいけど、ドロドロはちょっと…という人にぜひおすすめしたい1冊です!


◆登場人物がほどほどでちょうどいい

登場人物がほどほどな人数。
覚えきれない人数でもないし、少なすぎる人数でもない。無駄がなくてちょうどいいと感じました。

1冊で登場人物が10人以上出ると、「あれ、このキャラって何だっけ?」と混乱する私には嬉しい登場人物の人数です。


◆主人公と元カレの関係が好き

主人公は閃きや周囲の人の言葉をヒントに、周りで起こる事件を解決していくのですが、元カレが良い感じに手助けや助言をするからなかなか面白い展開です

主人公が失言した時、失言しそうになった時にそれとなく言葉を遮ったり、間に入ったり。主人公にはない考えを持っていたり。
良いコンビだな、と思えるお二人でした。

今も思い合っている二人ですが、主人公に想いを寄せる帝により、なかなか人間関係が複雑です。


◆まとめ

次巻も買いたいと思える小説でした。

平安後宮舞台が好きだけど、ドロドロが好きじゃない方。
平安時代の用語がよく分からない方。
あっさりとしたミステリーを楽しみたい方。

そんな人におすすめです。
興味がありましたらぜひ読んでみてくださいね!



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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