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10カ月間やりたいことを言い続けたら、起こった変化

前回noteに記事を投稿した時から約10ヶ月が過ぎ、年末ということもありこれまでの活動を振り返り、noteを書こうと思い立ちました。

①現在地

振り返ってみると、2022年は”変化の多い一年”でした。
たくさんある変化の一つに、仕事の変化(転職したこと)があります。
7月末に新卒から3年半勤務させて頂いた伊藤忠商事株式会社を退社、株式会社リクルートに転職しました。

現在、まなび領域事業企画を担当し「スタディサプリ」というサービスで世界中の子供達が自分らしくまなび、生きていける社会を作るべく、事業成長をさせるための挑戦をしています。

「教育」という分かっているようで誰も正解が分かっていない領域で、まさに挑戦したかったテーマ(課題)に仕事で取り組めています。
「どんな環境にいても、誰もが理想の自分に近づくことが出来る、応援される社会を創りたい!」という、思いはずっと変わっていません。

日々「今よりもっと仕事が出来る人間になれるよう勉強したい、仕事が上手く(?)なりたい」と、オリンピックを目指して練習に取り組んでいた時みたいに、厳しくもやりがいに溢れた時間を過ごせています。

大好きで尊敬している同期のみんな

②一度きりしかない人生、挑戦したい!

思えば今年の始まりは、そんな思いからスタートしました。
前職では(成長するために)この上ない環境にいながら「これでいいのか」とモヤモヤしているものだから、目の前のことに本気で向き合えていないなと感じる時もありました。

ある日仕事からの帰り道で、直近一カ月を振り返ってみると目の前のことをやり切れているわけでも、次に向けた行動を全力で出来ている訳でもない、ただ「悩む」ことばかりしていた自分を自覚し「このままではやばい!」と思いました。

③暗中模索

とは言え、この状況を変えるために何を/何からしたらい良いか、さっぱり分かりません。
本を読んだりしてみても途中で「無駄なんじゃないか」という自分の声が大きくなって中途半端にやめてしまいます。すると翌朝、歯磨きをしている時くらいにすごい後悔が襲ってきて自分のことを信じられなくなる。
そんな日が、何日もありました。

前回のnote にも書いた通り、

まずは悩んでいることや挑戦したいこと、成し遂げたいことを人に話してみることから始めました。
そうしたら話を聞いた方が真剣にアドバイスくれたり、共感してくれたり、本当に多くの方が僕の為に時間を使ってくれたのです。

また色々な観点から、例えば「なぜそうしたいの?」と質問をされると答える為に、これまで考えていなかった点を検討してみたり、自分では当たり前と思っていたことに気付いたり、、、たくさんの発見がありました。
また同じ話であっても100回くらい自分の状況を説明していると、忘れかけていたきっかけや自分の気持ちに気付くことができました。
ただ人に話すという、一見変化が起こせなさそうな行動でも続けていることで、少しづつ変化していきました。

そして数カ月が経った頃、現職の求人があることを教えて頂き、また東京大学アーチェリー部でコーチをやってみないかと声を掛けて頂きました。
どちらも「ぜひやらせてください!」と暗闇で必死で振り回した手に初めて何かが当たった気がして、その感覚を頼りにチャンス手繰り寄せたいとそんな気持ちでした。

僕の話に耳を傾け、時間を使ってくれた方々、チャンスを頂いた方々には感謝してもしきれません。

④教え子達から、教わったこと

お声掛け頂いたことがきっかけで東京大学アーチェリー部、また1か月前から北海道大学でもコーチを務めさせて頂いています。

週末、練習場に行くと、いつも一生懸命に競技に取り組んでいる選手達の姿があります。
彼らは自前の練習場も無く、また専属のコーチがいない環境でも決して諦めることなく、練習を続けていました。何度も挑戦しては失敗し、それでも何か新しい”まなび”を得て立ち上がり、毎回着実に成長してくる。
アドバイスしたことも聞き逃さないようにメモして、食らいつくように聞いてくれます。そんな彼らの姿を見ていると、僕も本気で向き合わなければと身が引き締まる思いです。

何回か練習に行った時、「コーチ自己ベストでました!」とめっちゃうれしそうな顔で教えてくれました。その瞬間に僕は心の中で「あぁ、自分がやりたいことはこれなんだな」と確信しました。

練習環境や人間関係など、本人が選ぶことが出来ない環境的要因によって、思うような成長が出来ていない人がたくさんいます。
でも決して彼らは自分で思っている程、能力が低いわけではありません、絶対に。むしろ挑戦し続けているのは「諦めない」という強みを発揮している、可能性の塊だと思っています。

このような経験も後押しし、本業から「教育」業界に挑戦することを決意しました。

関東リーグ戦で1部昇格を決めた東京大学アーチェリー部

⑤✖ 考えてから動く ⇒ ◎ 考えながら動く

学生たちの頑張りにより、東京大学アーチェリー部は関東学生リーグで5年ぶりに1部に昇格することが出来ました。
昇格を決めることが出来た時は、OB含め、選手達が本当に喜んでくれた、最高の瞬間でした。
やっぱり彼らに秘められた可能性は素晴らしいもので、それをしっかり表現してくれた選手達を誇りに思っています。

お声掛け頂いた時、後先を考えずに飛び込んで良かったと思っています。
もちろん「とにかく何かしたい!」と思っていましたが、未来が分からない中で損得を考えるのには限界がある(戦略を考えることは重要)と身をもって思い知りました。

そしてまた一つ、2023年に向けて実現したいことを言葉にしようと思います。

僕はまずアーチェリー業界で次のような環境を作りたいと思っています。
① 選手が思いきり成長出来るよう必要な知識や支援を得られる環境
② 全国の同じ志を持った仲間と出会える環境
③ 社会に出てから理想のキャリアを歩むための必要な知識を得られる環境

③は僕自身が社会で働いて思ったことでもあり、引退後の長い人生で選手達に少しでも納得度するキャリアを歩んでほしいという想いからです。
大学生と立ち上げたプロジェクトの名前は「BUKATSU PROJECT」と名付けました、全国の部活をオンラインで変えたいという想いです。

拙い資料ですが、こんなことがしたい!と(暫定ですが)思っています。

会社を経営されているなど、社会で既に活躍されている尊敬する先輩方にもアドバイス頂きながらこの活動を少しづつ始めています。
少しでも多くの方が、変化や成長を楽しみながら、競技でも引退後の社会でも理想の自分に近づけるようにしていきたいと思っています。

競技に関係無く、スポーツに関心がある方、キャリア教育などに関心がある方など、多くの仲間を集めてサポート体制を創っていきたいです。
2023年はさらにこの活動を加速させることが出来るように、コツコツと積み上げていきます。

最後に

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
記事を書いたことをきっかけに興味を持ってくださった方がいらっしゃれば、ぜひご連絡頂けたら嬉しいです!
また資料などに対して、ご意見やアドバイスも頂けましたら幸いです。


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