豆乳ヨーグルト（概略）

豆乳ヨーグルトという名称

豆乳ヨーグルトという言葉を最近よく耳にすると思う。豆乳ヨーグルトとは豆乳で作ったヨーグルトであるが、学術的には発酵豆乳や豆乳発酵物という方が正しいだろうか。そもそもヨーグルトは乳を使った発酵食品を指す言葉なので。豆乳ヨーグルトの明確な定義はないため、豆乳で作ったヨーグルトのようなものを豆乳ヨーグルトと言っている。ただ随分とこの呼び方が定着してきたようなので今後、一般化していくに違いない。私自身も最初は豆乳ヨーグルトという言葉に抵抗があったが今はこの言葉を使っている。言葉とは分かりやすければいいし、変化していくものだから。

ヴィーガンと植物代替ミルク

日本では実感できないと思うが、世界的には今、ベジタリアンやヴィーガンといった菜食主義者が増えている。ヴィーガンの人は乳製品も摂らないため、ミルクの代わりとなる植物代替ミルクが非常に脚光を浴びている。その市場規模は右肩上がりに増えている。最近は豆乳以外にもアーモンドミルク、オーツミルク、ココナッツミルク、ヘンプミルク、ヘーゼルナッツミルクなど様々な植物代替ミルクが登場している。中でも豆乳は歴史も古く、タンパク質やイソフラボンなど注目される物質も多く機能性研究が最も進んでいると言っていい。

豆乳の歴史

一説によると豆乳は2200年前の中国で生まれたとされている（ただ個人的には歴史はその時代時代で変わっていくので、あまり信用していない）。非常に長い歴史を経てもなくならなかったということは、それだけ有用だということの現れだろう。そのまま飲んでも苦汁（にがり）を加えて豆腐にしても良い。もちろん、豆乳ヨーグルトでも。豆乳が2200年も前からあるとすれば恐らく乳酸菌が自然に生育した豆乳ヨーグルトも食されてたであろうことは想像に難くない。

有料記事？ or 無料記事？

さて、余談はこのぐらいにして豆乳ヨーグルトの素晴らしさを書いていこうと思う。そのためには豆乳について学ぶ必要がある。ここではあくまでも概略のみを述べる。深く学びたい人は有料記事をご購入いただければと思う（現時点ではまだないが）。概要だけ知りたい人はこの無料記事のみで十分だと思う。なかなか充実した内容になっていると思う。

豆乳成分

多くの人が豆乳成分で一番に思いつくのはイソフラボンだろうか。イソフラボンは女性ホルモン様作用があり女性ホルモンが足りないときは補い過剰なときは抑えてくれる働きがある。骨粗鬆症の予防、抗酸化、抗炎症、抗糖化など素晴らしい機能がある。

大豆は畑の肉と言われる様に大豆タンパク質はアミノ酸スコア（必須アミノ酸含有の指標）が高い。また、ダイエット効果もある。

大豆レシチンは細胞膜の構成成分になるほか、脳にも良い働きがある。

大豆サポニンは抗酸化能に優れているし、大腸がんの予防効果も期待されている。

また豆乳にはオリゴ糖、水溶性食物繊維が含まれ、これらは腸内の善玉菌の餌になり腸内環境を良くしてくれる。また、不溶性食物繊維は水分を維持して便のかさを増しお通じを良くしてくれる。不溶性食物繊維をより多く摂りたい場合は、オートミールや果物を混ぜたり、オカラ成分を残した豆乳を選ぶと良い。

さらに豆乳には、ビタミンやミネラルも多く含まれ抗酸化や代謝機能の正常化に大いに役に立つ。

豆乳ヨーグルト

そんな素晴らしい機能性食材である豆乳を乳酸菌で発酵させたのが豆乳ヨーグルトである。乳酸菌には整腸作用、病原菌の増殖抑制作用、免疫賦活・調整化作用、抗がん作用など様々な機能性が知られている。菌体自身のパワーと発酵により新たに生み出されるパワーがある。

この乳酸菌による発酵で豆乳はまた新たなパワーを得る。ただ、どんな乳酸菌でも良いわけではない。逆に機能が落ちる場合もあるのだ。人も一人一人個性があり、能力に違いがあるように菌もまた同じなのである。だから乳酸菌を商品に使うにあたって如何に良い菌を選ぶかがポイントである。我々は大学の研究によって選び抜いた乳酸菌を販売しているが、その素晴らしい機能性については徐々に書いていこうと思う。

大学の研究で選び抜いた乳酸菌はこちら！
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