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発達凹凸児「欠席のたびに毎回電話してこなくてOKです、先生」って伝えてみたら快適。

発達凹凸・育てにくい子がいても、自分の人生を心から満足して幸せに生きたいママのため

マインドフルネスをベースにした講座を実施しています。小林ふみこ(臨床心理士・マインドフルネス)です。


先生から頂いているご厚意とがんばって出ていた電話。でも、何のためにがんばってるんだろう…とふと立ち止まり、楽になれたお客さまのお話です。


ご厚意はありがたい


【お客様の話】
不登校のお子さんが休むたび、忙しい夕方に先生から電話があった。出られないことの罪悪感も大きい。内容は毎回同じ。子どもも学校を思い出したくない様子。

だけど、先生のご厚意なんだからと、つづけていました。

ご厚意がじつは重荷


お子さんと、学校・教育センター・病院…さまざまな場所に出向く日々。心身ともにすり減る日々。

お子さんのために色々教えてくれるがそれぞれ意見が違うことも多い。ご厚意だけど、私が限界。

子どもは悪気もない顔で、今日も学校に行かずにゲームに夜更かし。「誰のためにやってると思ってるの!!!?」と。「そんなのお願いした覚えはない」と言われて、もう、毎日の電話しんどい。

なんで電話をがんばってるんだろう。


・先生もがんばってるんだし。
・お忙しいところ電話してくれているんだし。
・マニュアル通りにしないと上司から言われるのかもしれないし。

・・・・

なんでこんなに先生のために生きてるんだろう。子どもも学校を思い出して不機嫌になり、家が不穏になるのに。

私が大変なのは我慢していていいの?私が大変なのに、先生の過ごしやすさにつきあうの?

これまで自分より他者を優先してきた


そういえば…

小さい頃から、自分よりも他人を大事にしてきた。それがふつう。だけど、子どもが自分のやりたいように過ごしているのを見て、これはふつうではないのかもと気づきました。

電話にでなきゃいけない!とがんばるのは…ママ自身の当たり前のパターンでしかないのかも。これからは、こういうささいなことから、私のために生きるための選択をしたいと思うようになりました。

「毎回の電話は結構です」と伝えてみる


当たり前でないパターンをしてみるとき、勇気がいります。勇気を出して伝えてみると。

わかりました!

こんなにスムーズに事が進むんだ!と驚いたそうです。自分が制限をかけていただけだったのかも。

当たり前を手放したら、めちゃ楽


今日の電話のお話「先生からの電話は出る」のように、当たり前すぎて気づかないマイルールがあります。でも、その当たり前は、じつは100%当たり前ではなく「わたしの」当たり前。

ちょっと勇気がいるけど「やめてみる」。案外やめてみると「なんでこうしてたんだろう…」って思うこともあります。ほんのささいな我慢に見えるけれど、それをやめただけで、ストレスから大きく解放され生きやすくなることもあります。

まとめ


発達凹凸児。ときに不登校になることも多いです。

先生に気にかけてもらえるのはありがたいものですが、毎日「学校に来てね」のメッセージは、当事者からすると、チクチク針で刺され続けるようなもの。

ツライですよね…。

勇気を出して「電話しないでOKです^^」ってストレートに伝えてみる。一見ささやかにみえる我慢を手放すだけで、ずいぶん楽になるかもしれませんよ。




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