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入院日記の逆襲 1

こんにちは。The 入院日記 Strikes Back です。
(過去に別のところに掲載したものの再録です。) 

またまた病院パジャマを着ました。 50代の後半からどうも健康がさえません。そういうお年頃なのでしょうか。 思い起こせばこの前年も同期をひとり亡くしました。 そしてそのあとにFacebookで何度か会話を交わした別の同期も逝ってしまいました。 気を引き締めて健康管理しろよ、そして生きて自分ができることを精一杯やるんだぞ、という天の声かもしれません。

さて、胃腸です。 50代後半からとにかく胃腸が不調で苦しんでいました。 はじめは、ゴロンと横になるとみぞおちあたりがピチャピチャして気持ち悪いなあという感覚だけでしたが、放っておいたら次第に食べるとむかつくようになりました。

もともと胃腸は強くないので、そういう時は市販の薬を飲み、食べなかったり量を減らすなどで乗り切っていましたが、9月に入り、食前も食後も気持ち悪くウウウとうめくほど悪化してしまいました。

とても悪化したきっかけはステーキ屋のガーリックライスです。胃腸がイマイチの時に食べた私がアホですが、でも普通はガーリックライスごときで悪くなりませんよね?

それで近所の消化器科に行って大嫌いな胃カメラをやったところ、

胃がちょっと赤くなっている
十二指腸もちょっと赤くなっている
慢性胃炎のあともある
しかし本当に恐い兆候(腫瘍とか)は見受けられない


ということで制酸剤などが処方されたのでした。 ちなみに数年前にピロリはいないとの検査結果を得ています。

くすり


薬を真面目に飲んではいたのですが、どうもすっきりと治りません。 いったんは良くなりかけるものの、ご飯を普通に食べ出すとぶり返してしまうのです。 決して暴飲暴食したわけではないんですよ。このとき1年間で体重が4キロ減りました。ダイエットしていないのに、です。 そもそもが太り気味だったので4キロ痩せても標準体重まではまだ数キロの余裕がありましたが。

気分はすぐれないし、いつもいつも食事に気をつけて家族と違うものを食べたりするのも面倒で、ついSNSで愚痴を投稿したのでした。

その記事にコメントをくれたのは友人の医師です。
「胃腸だと思っていても循環器のこともあるわよ。すぐ専門医へ!」

循環器?
循環器って血管とか心臓とかですか?  えーーーっ? 

気持ち悪いのは食後だし、胃酸があがったりするし、絶対胃腸だと思うけどな。 胃腸でないとしたら肝膵胆の消化器系だと思うけど、胆嚢は取っちゃって無いしなあ。 

ただ、血圧は確かに高めです。 背中が痛いこともある。何もしてないで座っているだけなのに息苦しくなることもある。 祖父は心筋梗塞だったし、父も冠動脈が詰まった前科がある。つまり家族歴がある。 LDLコレステロールにも※印が付いている。 どうなんでしょう。 心配になってきました。 

ネット検索すると心臓血管系の専門病院がありました。 精力的にがんばっているところのようです。 しかも、おお、「心血管ドック」というのがある。 これだったら特に気になる兆候が無くても健康診断だから気が楽だわ。 しかも心臓カテーテル検査ではなく、造影剤を使ったCT検査を行うとのこと。つまり、血管から管を入れたりする必要が無くて、あのCT機械に入って寝転んでいればよいのです。 それは楽でいいじゃないか。

そう思ってネットから申し込みをいたしました。 正直、この病院の「ドック」が最初から心臓カテーテルだったら行かなかったと思います。

(続く)

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