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偏差値65の自称進学校に通っていた私が通信制高校に行ったわけ 1

通信制高校に通っている方や
自称進学校に通っていらっしゃる方、
同じような境遇の方の不安が 
少しでも軽減されればと思い
書かせていただきます。

上記に当てはまらないような方でも
こんな風に悩んでた子もいるんだなと、
何かの役に立てれば幸いです。

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◆自称進学校に入学して

もともと私は 全日制の、いわゆる自称進学校、
東大、京大が毎年数名出るくらいのほんとに 
the”自称”進学校 に通っていました。

私の高校は中高一貫だったのですが
私は高校受験で外部からその学校に
入学しました。

入学してすぐ、クラスには中学校の時から
その学校に通っていた子がたくさんいて、
周りはすごく賢い子ばかりに見えました。

入学当初から朝の読書の時間に
化学の新研究を読んでいたり、
休み時間に数学の赤チャートを解いていたりと
ものすごくレベルの高い子もいました。

高校受験期に、一生懸命頑張れば
無理だと言われていたレベルの高い学校でも
合格できたという成功体験から、
毎日死に物狂いで勉強しました。

その延長戦のような感じで
睡眠時間を削ってしている今こそが
頑張っている状態なんだ、と
当時「頑張る」のベクトルが
だんだんズレてしまっていた
ように思います。

その結果、学年1桁もざらにとることが
できるようになりました。

そうなるとどんどん
「すべて完璧に」を当たり前として、
むしろそれ以外を許さない勢いで
自分を追い込んで勉強していました。

いつも全て完璧なんて
そうそうできるものではないのに、
できない自分に自己嫌悪になりながら
毎日必死で勉強していました。

心身ともにすり減らしながら勉強して、
毎度「このテストが終わったらゆったり勉強しよう、休憩しよう」と思うのですが

テスト返却時に脳内に快楽物質が分泌される
というか、「何点だろう!!???」という
特有の高揚感、緊張、興奮 があって、

実際にいい点数だとすごく嬉しかったですし、
悪い点数だとこれでもう人生が終わってしまう
レベルまで落ち込んで、

結果がよくても悪くても、
また【勉強しなければならない】
マインドに
なってしまっていました。


◆テストの成績と周りの目

テストの度に一喜一憂し、
体力を使ってしまっていたのも
私が周りの目を凄く気にしていたこと
に起因します。

先生には「いい子」に見てもらいたくて、
賢いクラスメイトからも「凄い子」
に見てもらいたかったんだと思います。

逆に言えば、テストで評価されることが
私の人格を含めすべてを評価されているようで、
ここでいい点数が取れなければ
先生方に見放されてしまうと
本気で思っていました。

授業中も同様で、
先生から問題をあてられて、
間違った答えを言わないように必死で予習し、
一年生の後半から行き始めた塾では
「塾のために」予習していました
先生からどう思われるのかが怖くて
質問にも行けませんでした。

よく、周りの人は
それほど自分に興味がないから気にしなくても
大丈夫と言いますが、当時の私は心のどこかで

クラスの中の私と同じ外部から入学した
にも関わらず、いい点数を目指さない子達を
下に見てしまっていたんだと思います。

それゆえに私も中高一貫でいた凄い子たちに
馬鹿にされないように、
先生方に見放されないように、
周りの目を気にしたプライドのために

勉強していたんだと思います。

その生活を約1年間続け、
次の学年の春休み明け、
高熱を出して倒れました。

続く




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