樹野

シナセン本科 普段はしがないエンジニア

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俳句 まとめ

最近なかなか作れていませんが。 Twitterにつぶやいていたものをまとめました。 ◇ 春 ◇ 春疾風吾子の寝息はアンダンテ ◇ 夏 ◇ 蝉生まる緩勾配の通勤路 天の川砂塵降りつむ石畳 半夏雨寄せては返す耳鳴りや 栗の花千年先も片思い 旱星デグーの右手湿りけり 「おはよう」と言いそびれたり夾竹桃 かげろふや曇天穿ちて機影ゆく 更衣我が手に余る彼のシャツ ◇ 秋 ◇ 聖火消ゆ火照ったままの星月夜 納屋の奥に祖母の遺せし秋袷 薄紅葉グラウンド・ゼロを

    • 演じるって大変だ。

      どうも。 シナリオを書く上で、演じる側の気持ちも知りたいな~なんて話をしていたら、知人からワークショップを紹介されまして。 挑戦するなら何事も早いほうがよかろう、と飛び込んでみました。 今日がこれからの人生で一番若いんだ。 学生時代の先入観のせいで、演劇なんてもんは自信も華もある一部の選ばれた人間にしか許されないものなのだ、と思っていた時代もありましたが。 そんなことは全くなくて、ただ演じることが好きというだけで集まった人々のコミュニティはめちゃくちゃ楽しいし面白いな、と

      • 【覚書】ストーリーを作る時

        このnoteはほとんど自分用のまとめです。悪しからず。 プロットを作る時に思うこと先日下記のTogetterを見かけ、自省した時のメモ。 3行ストーリー、あるいはコンセプトセンテンス まとめ内に出てくるコンセプトセンテンス(シナリオセンターなどでは3行プロット/ストーリーと呼ばれることも。400字詰め原稿用紙で3行=60文字のストーリーラインってことですね)は、物語を作る時にまず取り掛かる工程。 もはや息を吸うようにやっている……と思う。 一応書くと、構造は、以下のよ

        • 「少女革命ウテナ」と「水星の魔女」のキャラクターたちに寄せて

          少女革命ウテナ完走記念&機動戦士ガンダム水星の魔女1期終了記念として、グダグダ書いてみようかと思います。 どちらも一回視聴したのみなので、考察と呼べるほどでもない個人の感想です、ご容赦を。 「水星の魔女」と「少女革命ウテナ」と知り合いから水星の魔女の設定を聞かされた時、まず思ったのが「少女革命ウテナじゃん」でした。 学園モノ、決闘、花嫁…等々、ウテナを想起させるには十分な要素が満載です。 (まあ、水星の魔女には影絵少女もサボテンもヒナゲシもアスパラも出てきませんが。あ、フ

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          ぼっち・ざ・ろっくから考える『キャラクター作り』

          あけましておめでとうございます。 せっかくの年末年始のお休みですが、家族はコロナ、友人も体調不良で結果的に暇を持て余した結果、前クールで話題になっていた「ぼっち・ざ・ろっく!」を一気見しました。 というわけで、主人公である後藤ひとりのキャラクターについて、思ったことをつらつらと書いてみようと思います。 主人公を考えるにあたって、よく言われることが二点あります。 それが、 ということ。 後藤ひとりが魅力的なキャラクターとして成立している背景には、この二点がきちんと踏まえられ

          ぼっち・ざ・ろっくから考える『キャラクター作り』

          南のシナリオ大賞をふりかえる会

          この間締め切ったばかりですが、鉄は熱いうちに打てということで自分なりの気づきをまとめてみます。 1. 音を活用する今回、ラジオドラマは初挑戦。 一番感じたのは、当たり前のことではありますが、音でしか表現できないって難しい!ということです。 いざ書いてみると、柱を立てて場面転換をしたり、感情表現で仕草や表情を使ったりすることに慣れていた自分に気づきました。 本当は日常に溢れている音ってもっと多様なはずなのに、ありきたりな音しか想像できないのがもどかしい。 登場人物やシチュエー

          南のシナリオ大賞をふりかえる会

          俳句 カリフォルニアにて

          この夏、カリフォルニアに行く機会があったので。 青かりし異国の空の風死せり 峰雲や巌の内に神あらむ 旱星炎ふるわす異国語や 日本の夏はまだまだ暑い。

          俳句 カリフォルニアにて

          偶然に委ねてタイトルを作る遊び

          ストーリー、みなさんどうやって思いついていますか。 今回は、タイトルを先に考えて、ストーリーのヒントにしたいと思います。 タイトル、難しい何かしらの作品を作る人であれば、タイトルの重要さはよくご存知のことと思います。 それゆえに、とっても難しい。 いつもイケてるタイトルを考えたいなと思いながら、なかなか思いつかないのが世の常です。 大抵の場合、私は全て書き上げた後にストーリーを思い返しながら決めることが多いのですが、今回はタイトルを先に考えてみたいと思います。 偶然に

          偶然に委ねてタイトルを作る遊び