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ばね指の注射治療
私は『ばね指』治療のために、整形外科で腱鞘内ステロイド(ケナコルト-A)注射を2回受けました。
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今回は、その注射がどんな感じだったか、どれくらい効果を感じたかについて、私の場合を紹介します。
同じ『ばね指』でも人それぞれ症状は違うと思いますので、こういう人もいるんだなと参考にしていただけたら嬉しいです。
通院3回目で注射を受けた
私の場合は、左手中指のばね指、両手首、足首の違和感、歩き出し時の足の甲に痛みがありました。
腱鞘炎、関節痛は、更年期障害の1つだそうです。
近所の整形外科で、『ばね指』『ロコモ*予備軍』と診断されました。
*ロコモ(ロコモティブシンドローム:運動器症候群)
運動器の障害のために立ったり歩いたりするための身体能力(移動機能)が低下した状態。ロコモが進行すると、将来介護が必要になるリスクが高くなる。
初診時に貰ったゼスタッククリーム(ばね指用)を毎日患部に塗り、エクエルを毎日4粒飲み、教えてもらった運動をして2ヶ月弱で
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なんと!!!
歩き出しに感じる足の甲の痛みが軽減され、普通に歩き出せるようになりました!
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そして、残るは ばね指のみになりました。
このばね指の痛みと戦う生活が結構辛かったです。。。
毎朝 毎朝 4時前頃に、「あ゛~ぎぁあ゛~」と心の中で叫びながら目覚め、左手を右手で包むようにお腹の前で抱えて丸まる。
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緩く閉じた状態に固まった左手を、そぅーっとそぉーっと右手で丁寧に開いていく。
何とかパーにできても、朝が過ぎても、お昼間にちょっと左手を動かすと激痛が走る。
何もしていなくても、左手中指の付け根からは、ドクンドクンと脈打つ感じの痛みが続く。。。
ゼスタッククリームは一応効くけど、ずっと塗り続けるわけにもいかない。
この状況を整形外科で相談すると、注射を打ってみますか、となりました。
どんな注射?
診療費明細内訳で『腱鞘内注射』項目を確認すると
・キシロカイン注ポリアンプ1%
・ケナコルト-A皮内用関節腔内用水懸注50mg/5mL
とありました。
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キシロカインは局所麻酔剤。
ケナコルトはステロイド注射薬で、注射部位の炎症を抑える効果があるようです。
個人差があるけれど、数ヶ月~半年ほどは効果を感じる方が多いとか。
私の場合は、注射後の最初約2時間は、注射部位を中心に手指がしびれたような感覚が鈍くなる状態になりました。これは麻酔の影響だと思われます。
注射を打ってもらっているときは少し痛かったけど、この麻酔で、これまでの痛みから解放されてとても嬉しかったです。
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麻酔が切れると軽めの痛みが再来しましたが、「効果が出るまでに時間がかかる人もいるから、1週間くらい様子を見てください」と予め説明を受けていたこともあり、心配はしませんでした。
ちなみに、当日は入浴は止めてシャワーのみにすること、シャワー時は手をビニール袋で包むなど濡れないよう気をつけて入るよう指示を受けました。
痛みからの解放!手も動く!
そして。。。
注射の翌日にしっかりと効果を感じ始め、翌々日には、とうとう痛みから解放されました!!!
また、今までパーにしようとすると指に引っかかりがありましたが、それもなくなりスムーズに手も開けるようになりました。
また、朝 激痛で目覚めることもなくなりました!
医学ってすごいなぁ。。。
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徐々に効果が薄れて痛みが増していった
が。。。
感動して数ヶ月もすると、また、雲行きが怪しくなってきました。
「再発」と表現すべきなのか、ただ単に注射の効果で炎症を抑えていただけだったのか、またまた毎朝の悪夢が始まりました。。。
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ネット情報によると、腱断裂のリスクが高まるから、この注射は何度も打つものではないらしい。
注射は根本的治療にはならないのでは。。。
そうこう悩みながら過ごしていくうちに更に数ヶ月が経ち、痛みもあって手指の可動範囲も狭まってきていて、いずれは頑張っても左手を動かせなくなり、手が固まってしまうのではと思うようになりました。
今 整形外科に行っても、同じように注射をしてもらうだけでは、また半年もすれば同じ道を辿るのが目に見える。。。
やっぱり手術???
手術するなら手が固まる前にしなければ。
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『とくなが法』を見つける
そんな中、東京女子医科大学 整形外科 手肘関節グループのホームページで、『とくなが法』というストレッチ療法を見つけました。
とくなが法
屈筋腱ストレッチとA1 pulley(靭帯性腱鞘)、ストレッチの2種類を行うことでA1 pully 内腔の拡大による屈筋腱の滑走性向上、snappingやlockingの軽減を目的としたストレッチ療法です。このストレッチ療法を併用することで症状が改善し、手術加療を回避できる患者さんは多数いらっしゃいます。
試しにやってみると、自分に合っている気がしました。
また、このストレッチの動きは痛みが増えない方向の動きのようで、私には全く不快ではありませんでした。
これをやってみよう!
そして、整形外科に行き2回目の腱鞘内ステロイド(ケナコルト-A)注射を受けました。
病院では、次でダメだったら手術を考えましょうと言われての注射です。
私は今回は『とくなが法』を試してみたいと思っていると先生に伝えました。
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次回は、私がとくなが法でばね指を克服したことについて紹介します。
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