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おひとりさまの居場所。テトリスのように一つの穴に埋まろうとして。

先日、京都の貴船神社に
初のお参りに行きました。

貴船口から上までの道を歩きたくて
バスに並ぶ長蛇の列を横目に
歩を進めることに。

30分くらい歩いて、本社へ。
奥宮に行く頃にはお腹もぺこぺこで、
修行だ〜って思いながら進んで行った。

途中、参道があって
食事処や旅館が所狭しと並んでいる。

お参りを終えたら、
何を食べようかななんて
考えながら。

無事に参拝を終えた帰り道。
最初に目に留まった
お店の中には女性が一人。

お仲間発見!

アラサーおひとりにとっては
入りやすい状況。
(さまなんて烏滸がましかった🤣)

でも、ここで私が参戦しようものなら
おひとり憩いの場と化してしまう?

色々と考えて、
次のお店を目指すことに。

何人かいたらまた別だけれど
なんだかそんなことを
気にしてしまって。

少し先に進むと、
暖かそうなお蕎麦屋さん。

こちらも一人の女性の先客が。

お腹も限界でこちらに入ることに。

入ると、2階もありますよ。
との案内を受ける。

女性一人の空間に
自分が加入する気まずさ
に耐えられず。

のこのこと2階へ行くと…

4人掛けのテーブル席が5こ、
2人掛けが1こ。

4人掛けテーブルは
先客3組のカップルやら女性グループやら
ご夫婦で埋まっている。

来ちまった。
とは思ったけれど、
2人掛けの席を見て一安心。

あったあった、私の席〜
と思って壁際のその席に
荷物を下ろしたりしていると

若い女性の店員さんが
「あちらのテーブル(4人掛け)
もご利用いただけますよ。
景色が綺麗なのでぜひ」と。

おひとり様の人権が
そこにはあった。

え、一人だけど4人掛けのテーブルに
座っていいんですかー!!!

川と紅葉の景色を
眺めていいんですか!!!

と一人歓喜の拳を挙げた。

しかもお蕎麦も美味しい。
そこに存在していいと、
平等に認められたからか、

いや素直にお蕎麦が
美味しいのだけれど。

店員側もこちらもわかっている。
そう、わかっているんです。

テトリスみたいに
一つのブロックが
来たらここにはめる。
みたいな話で。

自覚という名の卑下。
当たり前と思っていたことが
当たり前じゃなかった。

等しく平等って難しいことだから
観光地の飲食店なんて特に。

だからこそ
感動したのかもしれない。

そんな至極個人的な経験の話でした。

感動をすぐにメモにしたので
写真撮り忘れたー!
ゆばとたっぷり山菜のお蕎麦でした。

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