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【姿勢解説】デスクワークは「脚太り」のもと!?

今回は姿勢の影響から脚が太くなる理由を解説していきます。


過去にも姿勢と脚太りの記事はいくつか載せています。

↑特にこの記事はキネセラnoteの中で一番読まれているものです!


この記事では、骨盤の前傾を中心に姿勢の観点から脚が太くなる過程を解説していきました。


今回はデスクワークの人に多い姿勢の特徴を踏まえながら、脚の太くなりやすい理由を解説していきます。


今回も理学療法士の資格を持ち、かつキネスティックセラピストでもある筆者が、難しい解剖学や運動学などの話をわかりやすくお伝えしていきます。


今回の内容をまとめると以下のようになります。

・デスクワークで起こりやすい姿勢の変化と脚太りの関係を解説

・デスクワークの人が脚を細くするために必要なことを解説

・デスクワーカーのためのストレッチ方法紹介


デスクワークでは骨盤が後ろに傾きやすい

デスクワークでは、骨盤が後ろに傾く姿勢になりやすいです。

骨盤が後ろに傾いている姿勢で多いのは、「猫背」「スウェーバック」という姿勢です。


これらの姿勢の特徴は、また別の記事でも紹介しています。↓


骨盤が後ろに傾く、つまり骨盤の後傾という状態は、ざっくり言うとお尻が固まりやすい姿勢になります。


さらに、お尻が固まり骨盤が後傾することによって、身体のバランスを取るために、膝を曲げることが多くなります


この姿勢でいることが増えることによって、お膝の周りに負担が強まり、太ももなどの筋肉が過剰に使用されることで、脚の筋肉が疲労し張ってきます。


この場合は筋肉の疲労によって、脚が太くなる可能性があるので、ダイエットをしている人や、すでに痩せている人でも脚が太くなってしまうことがあるわけです。


座っている姿勢の筋肉以外の影響

座っている姿勢では、もう一つとても重要な要素があります。


座っている姿勢では、脚の付け根である「股関節」が常時曲がっている状態だということです。


この姿勢は、主に脚の血流に影響を与えることが考えられます。


脚への血流は、主に鼠径部にある太い血管から枝分かれしているものが多いです。


この鼠径部には、「内転筋群」と呼ばれる内ももの筋肉が複数存在していて、脚の太い血管を囲んでいます。


内ももの筋肉は脚を曲げることで、縮む筋肉が多くあり、座っている姿勢では、内ももの筋肉は常に縮んでいることが多いです。


特に女性の方は、男性の方と比較して脚を閉じることがどうしても多くなるため、自然と内ももの筋肉を使いすぎている場合があります。


この状態が長期化することで、脚の付け根からの血の巡りが悪くなりやすくなり、脚全体の老廃物の排泄などが十分に行われない可能性があります。


簡単に言うと、脚が浮腫みやすくなります。


座っている姿勢はただでさえ、脚を下に下ろした状態で、動かないことが多いので、足に降りた血液を、心臓に戻すことが苦手な状態です。


その状態も重なって座っている人は、環境として足が非常に浮腫みやすく、太くなりやすい状態だと言えます。


デスクワークの人が脚を細くするには〇〇するだけ‼︎

デスクワーカーが脚を細くするために必要なことは、実はとても簡単なことです。


それは「立つこと」です。


先ほどお伝えしたように、デスクワークの場合、座っているだけで、身体に変化が出ています。


そのため座っている状態で、色々試しても、あまり効果を感じにくいと思います。


その点、一回立ち上がることで起きる変化はとても大きいです。


立ち上がることで、股関節は伸展し、骨盤も座っている状態よりは真っ直ぐになります。


この姿勢になることで、先ほど言った身体の変化はほとんどが解消されます。


さらにそこで足周りの運動も合わせて行えれば、足下の血流も心臓へ帰っていきやすくなるため、立って身体を動かすことはとても良いことだと思います。


この時の運動に関しては、足周りの運動であれば特に何が必要というわけでもありません。


この場合、動いていないことが問題だったので、動くことが大事なのです。


一般的には20〜30分座っていたら一度は立つようにすることが推奨されています。


お仕事の環境上難しい方もいるかもしれませんが、デスクワーカーの方は適宜立ち上がるように心がけましょう。


最後に

今回はデスクワークの姿勢が脚太りに与える影響を開設しました。


姿勢の変化によって起こる変化は、ダイエットだけでは解消されない場合があります。


そんなときは、一度姿勢のことについて考えてみてください。







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