見出し画像

23歳 初海外渡航記inドイツ④

4日目です

(前回のお話はこちら)



ベルリンに上陸!


今日はある目的があり、列車で約3時間揺られて
ベルリンに向かいました。

ベルリンの駅に着いたとき、昨日までいた場所
との雰囲気の違いに驚きました。

とにかく、流れている空気感が忙しない!

ドイツの首都であるベルリンは、やはり都会。

たくさんの人々が早足で行き交うその場所は、
その街並みの整然さ、のどかさとは異なっていました。


そしてバスを乗り継ぎ、やって来たのは…

ベルリン大聖堂
リーブクネヒト橋
ベルリンテレビ塔

この辺りは有名な観光スポットでもあるため、
平日にも関わらず、観光客で溢れかえっていま
した。

この旅中、殆ど空は雲で覆われていましたが、
それでもこれだけ美しいなんて、晴れていたら
どれだけ素敵だったのか…と、少し悔しい気持ちにもなりました。

そして、リーブクネヒト橋の付近では、ベルリンの街を船で観光できる “シュプレー川 クルーズ” が
ありましたが、今回は時間が合わず断念…。

ひとまず遅めの昼食を食べて、今日の宿へと向かいます。

Gate Kebapのチーズバーガー
店員さんがフランクでとても優しい


今日の宿泊地


そして先程のお店から歩くこと数分。

今夜宿泊する、「BLNCTY Hotel」 に到着しま
した。

内装がとてもおしゃれ

フロントの方は、私でも聞き取れる英語で
ゆっくりと話してくださったので、凄くわかり
やすかったです。

お部屋も綺麗で、かなり私としては満足度の高いホテルでした。

(ただ、宿泊したのが1階だったこともあり、車の音や通行人の声がよーく聞こえました笑)


街をぶらぶらしてみよう!Part2

そしてホテルに荷物を置き、ベルリンの地でも
お散歩をしてみることにしました。

LEGOLANDのきりん
みんな見慣れているのか、誰も気に留めず…
ショッピングモール  MALL OF BERLIN
日本のららぽーとに近い気がする
ベルリン楽器博物館

楽器博物館は、閉館30分前に駆け込みで入りましたが、歴史ある楽器や、現地の方が実際にその
楽器を演奏しながら行う解説などがあり、十分
満喫できました。


この旅一番の目的!


そして、私がこの旅で最も楽しみにしていた
のが…

ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の
コンサート!!!

6年間、部活で管弦楽に触れてきた私は、
「いつかプロの演奏を生で見てみたい」という
思いがありました。

そして数日前からチケットを取り、今か今かと
この日を指折り数えていました。

席は2階の端で、日本円にしておよそ5000円と
決して安くはないチケット。

しかし「世界三大オーケストラ」のひとつである名門楽団の演奏を生で鑑賞できる機会など、
滅多にありません。

私は雨の中、開場の19時を待ちわびていました。

そのうち人も増え始め、ドレスアップしたご夫婦や、家族連れ、普段通りラフな服装の若者など、
多くの姿がありました。

よく「クラシックコンサートはドレスコードで」
という話も耳にしますが、私の見た感じだと、

ばっちりドレスコードの方3割
普段よりもキレイめな服装であろう方5割
ジーパンなどの普段着の方2割

という印象でした。

そして、開場時間になり1階でコート等の荷物を
預けます。

係の方が、番号札と引き換えに荷物を管理してくれる

開演前や休憩中は、ラウンジで軽食をとったり
ワインを嗜んだりと、皆さんゆったりとした時間を過ごしていました。

まるで高級ホテルのような、オシャレ空間
優雅にワインを飲みたいところだが、下戸のため断念…


そして、いざ開演。

最初の1音目から、その圧倒的なレベルの高さに度肝を抜かれました。

この日は、70名強で構成されていましたが、
(クローンが演奏しているのでは?) と思うほど
曲の盛り上げ方、弓や息の運び方全てが統一されていました。

そして、その音が1本の束となってホール中に
響く余韻。

それでいて、オーケストラ特有の柔らかい音色は
損なわずに、曲の世界観に合わせて、時に鋭さや
壮大さを表現されていました。

たった数分で、改めて「プロの世界」の凄みを
感じたところで、交響曲の第一章が終わりました。

指揮者の方が腕を下ろすと、会場は拍手に包まれました。

ただ、楽章間は拍手をしないのが基本。
(楽曲全体の世界観、緊張感を壊さないため)

観客からの拍手を受け、指揮者の方はジェスチャーで「🙏🙅🏻‍♂️」
(ありがとう ごめんねぇ、でも拍手しないで〜)と、示していました。

それも、ユーモラスに。

その姿に会場には笑いが広がっていました。

指揮者の方も、暫く「ふふ」となっていましたが、パッと切り替えて次の楽章が始まりました。

そして、あれだけ笑っていた観客も、曲が始まるとすぐに静まり返り、再び美しく透明感のある
音色が、会場を支配していました。


(ちなみに、これらのやり取りは、指揮者の言わんとしていることを観客全員が理解するまで、何回か行われていました笑)

私はこの、オーケストラあるある(?)のやりとり
から、
「観客にこの時間を楽しんでもらう」こと
「プロとしての音楽を届ける」ことの両方を
目の当たりにしました。

全てにおいて世界最高峰である彼らの演奏を、
この目で、しかも現地で見られたことは、本当に貴重な経験だったな、と思います。


5日目へ続く……












この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?