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習慣が変われば性格、運命が変わる。魔法の習慣⑦ ~「自然」に触れる・見つめる時間を保つことは癒しになる。  

マザー・テレサの言葉です。

 言葉に気をつけなさい。それはいつか行動になるから。
 行動に気をつけなさい。それはいつか習慣になるから。 
 習慣に気をつけなさい。それはいつか性格になるから。
 性格に気をつけなさい。それはいつか運命になるから。

また、ナイチンゲールも同じようなことを言っています。

 習慣が変われば、人格が変わる。
 人格が変われば、運命が変わる。

 自分の人生をすぐに、急に変えよう、良くしようと思っても、なかなかできません。着実に一つ一つ良い習慣を身につけるほうが、遠回りのようでいて、近道です。
 特に「よい」習慣は身につくと、それに裏打ちされた行動が、「全人格」として表れてきます。
 習慣自体が、「その人、そのもの」と言えるかもしれません。

 私自身はまだまだ、ごつごつといろんなトラブルにぶつかりながら、凹みながら暮らしています。でも、いろんな先人の言葉、行動から学び、少しは身についた習慣、あるいは、効果があった(良い人生につながった)と思える習慣も増えてきました。
 そのおかげで、トラブルを小さくしたり、立ち直りが早くなったり、そして、ネガティブな思いを引きずらずに、前を向けるようになりました。
 そんな「人生を変える魔法の習慣」を、これから、いくつか紹介していきたいと思います。
 よかったら、お付き合いください。

自然に触れる、見つめる時間によって癒される。


1 野菜を育てる中で

 ここ何年か、ちょっとしたスペースで野菜を育てることをしています。
 ピーマンや小松菜、大根。時にスナックエンドウ、グリーンレタスなどです。

 初心者でも育てやすい、「簡単な」野菜とはいえ、初めてであれば、分からないことだらけ。

 種をまくのにしても、どれぐらいの穴をあければいいのか、土はかぶせるだけなのか、手で押した方がいいのか。また、いつ、水を撒くのがいいのか、肥料はどうするのか。さらに、芽が出て葉っぱが広がったのを喜んでいたら、すぐに穴が開き、虫対策をどうしたらいいのかにもオロオロしていました。

 ただ、今は、インターネットがあるので、検索することで、いろいろと方法を知ることはできました。

 順調に葉が出てきたときは、とっても嬉しかったことを昨日の事のように覚えています。

 生長に喜びを感じつつ、周りを見ると、同様に「雑草」も生え始めます。
 そのままでは、栄養を取られてしまうので、草引きを始めました。
 気候にもよりますが、実際に体を動か、手を汚してて行うのは、嫌だなと思っていました。いたるところに生えていますし、種類によっては、抜きにくい草もあります。
 それでも、トイレ掃除で学んだ「きれいを広げる」を活かして、1辺が10cmほどの正方形分を徹底的に綺麗にして(草を抜いて)、次(隣)のスペースの草と格闘すると、けっこう短い時間でどんどんと整備できました。

はじめは、「嫌だな」と思っていたのに、土に触れながら、整備していくと、不思議と気分が落ち着きました。

 初めは面倒くさいと思っていた草引きも、慣れてくると楽しくなってきました。

2 動物・植物に触れることで癒される

 動物に触れることで癒されます。
 セラピーとして活用されていることもあります。
 同じように、植物でも癒されます。

 古代エジプトやギリシアでは、治療の一方法として、庭園を歩くこと(今でいう、森林浴も入るでしょうか)や、畑作業などを勧めました。
 また、「園芸療法」というセラピーもあり、心身が傷ついた人の社会復帰の為に、第一次世界大戦後などに広く普及していました。

 逆に、コンクリートの打ちっぱなしや直線だけの色彩の変化のない建物に住んでいる人のノイローゼや病気、自殺や犯罪率が上がったという研究もあります。
 ただ、同じ場所に、芝生や植木など、自然のものを置いて変化を付けたら、その率も下がりました。
 さらに、

部屋に観葉植物を置くとリラックス効果が高く、睡眠の質にも影響するという研究結果も出ているそうです。

 考えてみたら、人間も自然の一部なので、自然が全くない、人工物だらけの中で生活するのは、「ストレス」がよりかかるのかもしれません。
 園芸や花を飾る、ペットとの散歩など、ちょっとした「自然」との関わりは、意外と大きな癒しをもたらしてくれるようです。

 さらに、海や山の中でのキャンプ、時に夜空の星を見るのも、「非日常」の経験として、生活の中でのアクセントになります。

3 養老孟司先生の提言

 解剖学者で「バカの壁」の著者としても知られている養老孟司先生。
 知の巨人でもあり、現代社会に対してさまざまな提言をしています。
 その中の一つが、次の内容です。

日本人が幸せになるためには、人工的な都市から離れて、自然の中で「感覚」を取り戻していくこと

 また、1日5分でいいから、「自然のものを見つめる」習慣を勧めています。
 人工物は、綺麗に整っています。色も単調だったりします。
 しかし、自然は違います。葉っぱでも虫でも。
 同じ種類であっても、よく見ると形や色が微妙に違います。何より、日々、変化していきます。
 
 きっと、

自然を見つめ続けることで、この「変化する」ことを実感していくことが大切なのではないかと思いました。何より、自然である「私自身」が変化していきます。

 日々の成長、自分の変化にはなかなか気づけませんが、実際は「諸行無常」なので、爪も髪の毛も少しずつ伸びていますし、血液だって、何か月かで新しく入れ替わります。食べたものも、いつしか体中の細胞のエネルギ-として取り入れられます。常に変化していますが、気持ちとしては「自分は変わっていない」と感じます。
 
 同じように、自分の考え、思い込み、習慣、性格だって、「変らない」と思っているようで、実は長い時間をかけて変化します。ただ、1、2日だけでは変わったと気づかないだけです。
 
 ネガティブな気持ちだって、いつまでもずっと続くことはありません。
 ちょっとしたきっかっけで、変わります。変えられます。

変化することを実感できると、より「生きている」リアリティを感じられます。


 それが、「しあわせ」の実感に、つながっていきそうです。
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです
 
 

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