見出し画像

読書紹介55「宇宙を味方にする方程式」

(あとがき部分の抜粋)
・世の中を「つらい、つらい」と思っている人がいます。「だって。現実にこういうことが起きているじゃないか」という人がいるのですけれど、もしかすると、それはいろいろな喜びに全く感謝をしていないので、思い通りにならないことだけを挙げ連ねているから、思い通りにならない事ばかりなのかもしれない。
・あれが足りない、これが足りないと言うのを「感謝が足りない」と言います。

感想など

 この本を何回か読んでいます。
 一番はじめに読んだのは、ちょうど発売されたころ、今から15年程前です。

 タイトルに「宇宙を味方に」とあり、ちょっと大げさ?あるいは、何か怪しい話かと思いましたが、パラパラページをめくってみたら、

「倒産する会社の庭や駐車場は必ず汚れている」
「トイレをきれいにする人はお金に困らない」
「数字に追われ、それを追いかけている人はがんになりやすい」
「悪い予言は100%当たらない」

など、読んでも納得できる内容がたくさん書いてあり、すっと、読み通せました。
 
 当時、本の内容を参考に、実際に、何か変えてみようかと試しましたが、すぐに失敗しました。
 失敗と言うより、本にあるような「いいことがおこらないじゃん!」「こんなものか」と言って、やめてしまいました。
 
 でも、今なら、なぜ失敗したか、分かります。
 それは

「すぐに結果が欲しい」
「今、成功したい」
「人生がうまくように」

と焦っていたからです。

 あるいは、「頭で考えて」、むりくりやろう、やりきろうとしていたからです。

 ある意味、自分でも気づいていなかった、心の奥にあるそんな焦りや怖れが邪魔をして、むしろ、そちらが「実現して」いたからです。

 この本に出ていた、「完璧主義者・・・ 90%でもよしとせず、残り10%を意気込んで何とかしよう」という感じになっていました。

 いつも「~すべき」「~しなければ」とガチガチになっていて、心のゆとり、柔らかさを失っていました。その余裕のなさがうまくいかない原因でした。


 小林正観さん自身は、他の著書でも話されているように、はじめは、「超心理学」を研究され、自身が経験されたり、不思議な現象、法則を集めて紹介されたりしていました。
 しかし、その内容が海外の大学に認められ、心理学者として認められました。
 2011年に亡くなられなしたが、その後になって、どんどんと本が売れるという、本当に不思議な方です

 
 この「宇宙を味方にする方程式」をきっかけに、次はどんな法則を紹介されているのかと、いつも気になる存在でした。
 そして、他の著書もたくさん読むようになりました。たくさんの、おもしろい、愉快な「法則」を紹介されていますが、特に悩み苦しみの解決として、次の3つを説明しています。

そ 掃除(お金と仕事に困らなくなる)
わ 笑い(体や健康の問題が解決する)
か 感謝~ありがとうを言い続ける(人間関係が良くなる)

 私自身は、読み始めた頃は「どうして?うまくいくのか?」「なぜ?うまくいくのか?」とその理由を知ろうとしていました。

 それは、やってみて、うまくいかなかったら損だ、みたいな気持ちがあったからです(笑)
 でも、実際に、それでうまくいくようになった、人生が変わったという人の話も聞こえてきて、自分も少しずつやるようになり、変化を感じるようになりました。
 気づくと、うまくいくかどうかは関係なく、とにかく、掃除をして気分が良くなるし、笑っていれば、その瞬間は、辛いこと、苦しいことも忘れられるし、ありがとうを言っていれば、あまり喧嘩をしなくなったしで、人生で成功するかどうかではなく、日常生活がスムーズになって、それ自体で楽しい、しあわせと感じるようになりました

そうしたら、「なぜ」「どうして」と問うこと自体がなくなりました。
 
「そ(掃除)・わ(笑い)・か(感謝)」によって、じわじわと時間をかけてですが、うまくいくようになる、しあわせをたくさん感じられるようになりますよ。

著書情報
・発行社   致知出版社
・発行年月日 平成18年3月9日

様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?