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掃除の会に参加して学んだこと44 ~ 日々の掃除で意識する事、活かすこと(材質に合わせた掃除、こまめなちょい足し掃除) 

 月1,2回、学校や公共施設のトイレを掃除しています。
 掃除の会のメンバーが開催している所に参加することもあれば、自分が主催して、行う時もあります。
 自分が主催する場合は「世話人」となります。
 世話人は、「掃除」だけではなく、掃除にまつわる諸々の「仕事」もあります。
 例えば次の通りです。
 
・掃除する場所(施設)の許可をもらう。
・掃除する場所の下見を行う。特にどこが汚れているかを見て、また、参加人数などを確認して、場所を決める。
・当日は、開始時間の30分前には到着して、鍵を開けたり、掃除場所に掃除道具を運んだりしておく。
・掃除中は、特に時間を確認して、終了時間に間に合うように、「あと30分で便器掃除は終わりにして、壁磨きにいきましょう~」などと声をかける。
・初めて参加する方がいたら、道具の使い方や掃除の仕方などを教える、伝える。
・掃除終了後、後片付けの確認をする。
 特に施設に設置してある掃除道具やせっけんなどの備品などを確実に元に戻す。
・窓をしてたり、施錠の確認をしたりする。
・参加者にお礼を兼ねたおやつや飲み物を配付する。
・帰宅後、使った掃除道具を洗ったり、天日干ししたりする。
 特に、しっかり乾ききる前に掃除道具をしまうと、カビが生えたり、すぐに痛んでしまったりする原因となる。
等です。
 
 また、ここからは主催される方の「趣味」の問題かもしれませんが、私は、参加した人に「活動報告(当日の掃除の様子写真、掃除後の感想などの文字起こし)」をA4のプリントにまとめ、参加していただいた方に郵送しています。また、読書会や一人新聞などで関わりがある方にも送っています。情報発信と共に、継続することで、ご縁が広がり、別の機会の掃除に参加してくださる方もいます。
 
 掃除の会に参加するようになって10年ほどになります。
 会員の方の中には、それ以上、それこそ、30年ほど前から続けて見える方もいます。その方から、歴史と言うか、これまでの経験談を聞くことも楽しい一時ですが、最近は、トイレの変化についてもよく話を聞くようになりました。

 学校のトイレを掃除することが多いですが、時代と共に、和式トイレは減ってきて、洋式トイレが多い(改修される)ようです。いろんなご家庭があるので、和式を「0」にするところまではいかないようですが、それでも、和式トイレを使用する子供は減ってきているようです。
 また、トイレの材質や構造などもどんどんと進化しています。それに合わせて、掃除の仕方も変えなくてはいけないということも話してみえました。
 そんな、トイレ変化に合わせた掃除の仕方について、紹介します。
 よかったら、お付き合いください。


1 トイレの材質に合わせて掃除道具をかえる

 「掃除に学ぶ会」では、公共施設のトイレを掃除することが多いです。
 そのため、長年の汚れが「石化」しているような便器もあるので、写真の様な「工具類」も道具として多くそろえています。

掃除道具 一例

 スポンジや雑巾で拭いたり、こすったりしても取れない汚れは、やすりや工具類で「削り落とす」ようなイメージです。
 長年、そんな掃除を続けていましたが、ベテランの方の話によると、

「最近のトイレは、便器が陶器ではなくなったり、コーティングされていたりすることも多く、下手にやすりなどでこすると、コーティングをはがしたり、傷をつけたりしてしまう」

そうです。なので、よほど固まった汚れの場合を除いて、できるだけナイロンタワシ、スポンジのような柔らかい道具でこすることが多くなりましたし、推奨されます。
 やすりや工具類の方が、「強い」ので、短い時間で、がんがんと汚れを落とせて、掃除をしている側としては気持ちが良いのですが、逆、傷も増えていくため、掃除後、時間がたつと、その「傷」のところに汚れやカビが入り込み、また、すぐに汚くなります。 
 
 これは家庭のトイレでも同じことが言えます。
 
 たぶん、

多くの家庭のトイレの便座はプラスチック製だと思います。
 その便座をトイレットペーパーでからぶきするのはNG。

 先ほどの工具類の話と同じで、トイレットペーパーでもからぶきの場合は、プラスチックに細かな傷をつけてしまうことになるので、その傷に汚れやカビが付きやすくなります。専用のお掃除シートを使ったり、トイレットペーパーを使用するのであれば、水分を含ませる(濡らす)ことが必要になります。
 壁や床は、トイレットぺーパーのからぶきでも大丈夫ですが、プラスチック製の場合は、考えた方がよさそうです。
 このように、トイレに使われている材質によって、掃除道具を変えていくことは、掃除後の汚れ具合に大きく影響します。

2 専用の洗剤や薬品を使う

 先ほどの道具と同じで掃除で使う洗剤や薬品もトイレごとに使い分けが必要です。
 「掃除の会」では、便器やタイルな度の壁や床を掃除する時には、「カネヨン」と呼ばれる研磨剤を使用することが多いです。
 こびりついた汚れを磨き落としやすくなるからです。
 
 ただ、やはり使われている材質に応じた使用に注意しています。
 
 特に、

最近増えてきたフローリングの床などは、研磨剤を使って磨いてしまうと、塗装自体が落ちてしまい、色が白くなっていきます。

 同じく、個室などに木が使われていれば、洗剤を使うというより、タオルで水拭きするような掃除に切り替えます。
 
 やはり、相手に合わせた掃除を心がけています。
 
 洗剤に関して言えば、

家庭の便剤はプラスチック製が多くなっているので、アルコールで拭く、掃除することは好ましくないと言えます。

 特に濃度が高いアルコールで拭き掃除などをすると、プラスチックの変色や時にひび割れなど劣化しやすくなる原因となります。便座以外にもフタやリモコン部分など、プラスチック部分は多いので、注意が必要です。

3 ついで掃除、ちょいたし掃除を

 「掃除の会」で、同じ施設を掃除するようになると、変化を感じます。
 初めて掃除する場所は、汚れがひどいですし、固まっていますし、何時間かけても、なかなか汚れが落ちないのですが、1年ぶりだったとしても、1度でも徹底的に掃除している場所であれば、汚れの落ち方が違います。スポンジやナイロンタオルで表面をサッと拭き掃除すると、簡単に汚れが落とせるようになっています。

 やはり、掃除の積み重ねの効果は大きいです。

 家庭のトイレでも同じです。

週に1回、月に1回、がっつりとした掃除をしなくても、毎日、トイレは使用しますので、その時に「次いで掃除」「ちょい足し掃除」をしていくと、汚れがひどくなりませんし、毎日のきれいさを保てます。

 例えば、床をトイレットペーパーで拭きます。意外と髪の毛やほこりが溜まっています。
 例えば、便座をトイレシートなどでサッと拭いておくと、黄ばんだ汚れが固まったり、なかなか落ちない状態になったりはしません。そうすると、定期的な掃除場面でも強い洗剤を使わなくても、簡単な掃除で、汚れを落とせるようになります。
 
 以上のように、

トイレの材質に合わせて、日々、簡単な掃除を無理せず続けていくと、綺麗さが保てますし、気分がいいですね。

 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです

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