見出し画像

小林正観さんのひみつ~潜在意識を変える方法を紹介されていたのではないか。

   小林正観さんの本が好きで、ずっと読んできました。

 ただ、「なるほど」「おもしろい!」とは思って読んでいましたが、実際に書かれていることを行う、実践することは少なかったです。
 
それでも、トイレ掃除を続けたり、発する言葉に気を付けたりするようになって、少しずつ変化が表れてきました。

劇的に変わらなかったのは、私の理解が浅かったり、半信半疑で中途半端に行っていたからだと思います。
 
 実際に、直球で実践して、ガラッと変わった方も見えます。
 
 「宇宙を味方にする方程式」の本の中で、斎藤一人さん(当時、実質納税額ナンバーワン、マルカンの経営者)の話題が出てきます。斎藤一人さんは、小林正観さんの本が好きで、新刊が出ると、一人で800冊、900冊と買い込んでいたそうです。(きっと、お弟子さんや知り合いの方にどんどんと紹介、配付されていたんだと思います)。

 そして、小林さんが紹介している「嬉しい、楽しい、幸せ、愛している、大好き、ありがとう」、特に「ついている、ついている」を言い続けて(実践して)、日本一の大金持ちになりました

小林正観さんが紹介する「宇宙法則の実践者」だったようです。

 先日も、このNOTE記事で、「スキ」を頂いた方の一人に、「ありがとう」を言い続けて、何万回かを超えた時に、体や心のものすごい変化を経験された方がいました
 その様子、実践の記録、経過をNOTE記事に書かれているようで、楽しく拝読させてもらいました。
 
 やはり、「素直に」、やってみようと実践されている方は、すごいなあと感じました。 
 私も実践はしようと、少しは行いましたがそれ以上に、ミステリー好きが高じて「どうして変化するのか」という、その背景や謎を知りたくなってしまいました。
 
 いろいろと別の本を読んだり、考えたりしていて次の事に気づきました。

 

小林正観さんが紹介されている「宇宙法則」の多くが「潜在意識を変えていく方法論」ではないか?

ということです。

 小林正観さん自身は、あまり「どうしてそうなる(変化する)のか」は説明されていません。むしろ、こういう法則があるから、「おもしろがってやってみるといいですよ」ぐらいな感じです
 無理に広めようとか、自分が正しいからやりなさいとか、そんなスタンスではないです。
 
 私自身も、どういう仕組み、原理、影響があってかは分からずとも、自分なりの歩幅で実践して、少しずつ変化を感じ始めているので、やはり効果は実感しています。


➀口癖の変化

 その中で、普段の口癖が変わってきていることに気づきました。簡単に言うと、否定的な言葉が肯定的な言葉になってきてるということです。
 口癖は「無意識」に出るものなので、何気なく発している言葉を意識しないと、どんな言葉を使っているか気づかないものです。
 そして、何気なく言っている言葉の方が、自分の心~特に固定観念、心の奥で本当に思っている、こだわっていることが表現されていると思い当たりました。そう、言葉には自分の心が表れています。
 
私自身は過去、人から指摘されるまで「ちっ」と舌打ちしている自分にすら気づいていませんでしたし。

②潜在意識とは

 さて、話を元に戻しますと、「潜在意識(意識に現れない観念、無意識。自覚されることなく、行動や考えに影響を与える意識)」には次の特徴がります。

1 365日、24時間働き続けている
2 思ったことや言葉をそのとおりに実現化しようとする。
3 善悪などの区別がない
4 時間の概念がない
5 人称の区別がつかない
6 脳内のイメージと現実の区別がつかない
7 産まれてから現在までの必要なことをすべて記憶している
8 繰り返されることを重視する
9 思ったものを引き寄せる
10 具体的な質問には必ず答えを出す

「自己肯定感の教科書」 中島 輝

 特徴から考えても「言葉は潜在意識を変える最強アイテム」といえます。

③「人称の区別がつかない」ということは

5の「人称の区別がつかない」ということは、相手に向かって言った言葉は、自分にも向かっている、届いていると言えます。

 「お前、馬鹿だ」は「私は、馬鹿だ」
 「(あなたは)愚図でのろまでどうしようもないやつだな」は「私が愚図でのろま」

だから、人への悪口は、自分に悪口を言っているのと同じです。

 自分で言った悪口が、自分の耳から直接、脳に入っていきます。
 言われた相手は嫌な気持ち、へこみますが、同じように自分の脳、メンタルも傷つけています。
 悪口は、平手打ち1回分のストレスがかかるとも言われています。だから、悪口を言った本人も、同じようなストレスを自分にかけています。
 当然、続ければ、「人相が悪くなる」のも納得です。体の不調もつれて来そうです。

しかし、これは、逆の励ます、勇気づける言葉でもいえます。

友人を励ますことは、自分を励ますことでもあります。
友人を応援することは、自分を応援する事にもなります。

友人の喜びを喜ぶと、脳は主語を理解しないので、自分も喜びの気持ちにあふれてきます。喜びが喜びを引き寄せる、連れてくることになりそうです。
 

④「時間の概念がない」に関連して

 私たちの感覚として、時間は過去→現在→未来の順番い流れていく気がします。
 しかし、脳の中では違います。
 潜在意識や脳の中では、「未来」が先に来ます。
 
 未来とは、簡単に言うとイメージです。
 何かをしている、なし遂げている映像です。
 
 その映像(イメージ)は、別の言い方をすれば未来の目的。
 何をしたいか(しているか)になります。


 歩くという行動を起こすときにも、先に頭の中に「目的」があります。
 例えば、ダイエットのため、コンビニでスイーツを買うため、駅に向かうため等。

 ある意味「未来をどうしたい」という目的がないと、脳の時間は動きません。
 目的がなければ、脳は「動け~」と体に命令出せません。
 だから、歩く行動につながりません。
 
 これは、自分の夢を叶える時にも必要になってきます。
 例えば、自分が作家になりたいという夢があるとします。
 しかし、夢の段階では、作家になった経験はありません。
 経験がないから、どうやったら作家になれるのか、作家の日常をいくら考えても、いいアイデアも知恵もわいてこないし、いくら考えても何をしていいか、どうやっていいのか分からないままです。
 そんな時は、まず「イメージ」する。
 作家の人がどんな生活をしているか映像として思い浮かべる。
 すると、机に向かってパソコンのキーをたたいている姿が目に浮かぶ。
 物語を書くために、図書館で調べたり、取材旅行で現地を歩いたり、編集者の人と打ち合わせたりなどの姿も見えてくる・・・。
 そうやって思い浮かべると、その夢(目的)に向かって、何をすればいいか、具体的な行動が見えてきて、脳から指令も出せます。
 
そこで、一歩動き出せば、また、見えるものが変わり、次のイメージに基づいて、違う行動指令が出てきます。
 こうやって、ただ、考えて考えて動けないままとは違い、一歩として歩幅は小さくても、どんどんと前進はしていけます。

⑤「思ったことや言葉をそのとおりに実現化しようとする」、「脳内のイメージと現実の区別がつかない」に関連して

 「~してはだめ!」「~はやめて!」と言われる(そういう表現を見る)と、なぜか余計にやりたくなる、そういう行動をとりたくなります。これはいったいどうしてでしょうか?

 特に「落書き禁止!」というような禁止や否定、「汚すな」というような否定的な命令は、言われた内容とは裏腹に、逆にひどく実行されてしまうことが多いです。

 まず、結論から言うと・・・

「~してはだめ!」は「~して!」という命令と同じだった(脳では同じ意味になる)

 ちなみに、この「~してはいけない」と言う言葉遣いは、「否定命令(否定表現)」と言われます。
 
 「落書き禁止」も「トイレを汚すな」も、言っている(貼り紙をしている)側は、「~してほしくない」という気持ちで言っているのですが、受ける側の脳は「否定命令」をそのまま理解できません。

 例えば、「廊下を走ってはいけません」と言う言葉を聞く(貼り紙を見る)場合、頭の中では、一番にどんな想像が生まれているでしょうか?

 きっと、「廊下を走っている姿」が浮かぶはずです。
 その後に、「それ(走る姿)がだめ、やめる」ということとして、頭で理解すると思います。つまり、2段階のステップを踏むことになります。

 「トイレを汚さないようにしてください」も同じです。
 語尾は少し丁寧ですが、「トイレを汚す」という状態が先に思い浮かび、それをしないという否定の2段階になります。

 とくに、幼い子供は、この2段階目に行きつかないことが多いですし、大人でも、先にイメージした姿を実現しやすくなります。

 これが、脳は「してはいけない」は、「~しなさい」と同じ、の意味です。

 では、どう表現すればいいのでしょうか?
 これはそのまま「肯定文で支持する(してほしい行動そのままを表現する)」になります。
 先ほどの例でいえば、次の通りです。


「廊下を走ってはいけません」→「廊下は歩きます」
「遅刻しないように!」→「間に合うように、時間にゆとりをもって・・・・」
「トイレを汚さないで!」→「トイレをきれいに使ってください」
「忘れ物ない?」→「全部、持った?」


 最近のコンビニなどでは、さらに進んで「いつもきれいに使っていただき、ありがとうございます」などと言う貼り紙がしてあります。
 
 これも、目にした時、脳では「感謝されるぐらい綺麗に使った状態」が意識されるので、より上手に、綺麗にトイレを使ってもらいやすくなりますね。

⑥まとめ

  小林正観さんが「トイレ掃除」や「ありがとうを言い続ける」と悩みや苦しみがなくなっていくと言っている仕組みは、困った出来事自体がなくなるということではなく、「困った」「苦しい」と受け止める自分の心の在り方が、潜在意識を通して変わるからではないか?と思いました。

 先に「ついている」「幸せ」と言葉に出し続けていれば、脳は、勝手にそんな「出来事」「現象」を探してくれるようになり、実感として自分には「いい事ばかり起こっている」と思えるようになるのではないかと思います。

 もし、「あれが足りない」「これが足りない」と口癖のように言っているとしたら、それは「感謝が足りない」状態。
 常にない状態、不足に目を向けていて、自分は満たされていないと潜在意識で思っているから。
 
 逆に「ありがとう」と口にし続けていると、だんだんと満たされた気持ちになっていきます。
 それは感謝の言葉であり、自分は恵まれている、豊かである、すばらしい状態であるという潜在意識で思っているからです。

 日頃口にする言葉を変えていくと、「幸せになる」のではなく、「幸せであった」と気づけるようになるみたいです。

皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです


 
 

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?