掃除の功徳 自分を元気にしてくれる なぜか?
2500年前にお釈迦さまが、「掃除というものは素晴らしい!」と、」掃除の功徳として、次の5つが説かれています。
1 自心清浄(自分の身もこころが清らかになる)
2 他心をして浄からしむ(他の人~見ている人の心を清らかにする)
3 諸天歓喜す(この世のすべての存在がいきいきとする)
4 端正の業を植ゆ(周囲の人の心も物事も整ってくる)
5 命終の後、まさに天上に生ずべけん(死後、必ず天上に生を受ける)
5番は、実際に経験していないので、確信を持って言えません(笑)が、「1~4」は、共感できます。また、多くの人が実際に自身の経験から発信しています。
「1」について考えてみます。
「清らかになる」とは少し違いますが、「元気になる」こともあります。
床に散らばった本や雑誌。
脱ぎっぱなしの服。
洗濯したのに、うずたかく積み上げられた洗濯物。
ずっと、桶に入ったままの食器類。
汚れたままのトイレ。
ごみ箱回りに散乱した、お菓子の袋。
・・・。
はああ、見ているだけで、ため息が出ます。
そして、何も手を付けなければ、ずっとそのまま。毎日、毎時間目にすることになります。
この状態で、運が良くなる感じはしません(笑)。
自覚はないのですが、結構、この散らかった状態はストレスになっています。
「小さな怒り」を生み出しています。
その怒りに着火すると、家族に荒げた声をぶつけてしまいます。
たかが、片付け(掃除)。されど片付け(掃除)です。
小さな怒りは、ストレスです。
怒りを感じた分だけ、自律神経も乱しています。
特に怒りや後悔などは、交感神経を高ぶらせてしまい、結果、血流も悪くして、肩こりや頭痛、嫌悪感や疲労感まで連れてきてしまいます。
日々の生活がある以上、食器や洗濯ものの片づけ、ごみの散乱などは「0」にはできません。
あとは、1日1回で、10分でもいいので、どこかの場所を決めて片付ける。それを積み重ねるしかありません。
でも、意外や意外!
ちょっと手を出して、片付け始めると、気分も何故か落ち着きます。
頭の中がクリアになる感じがします。
片付けだけで、心身のバランスが整います。
また、小林正観さんの本によると、うつ病も治りやすくなるそうです。
うつ病の人は、自分で自分を嫌いだという人が結構多いそうですが、トイレ掃除などをすると、自分を好きになるようです。
汚くて人が嫌がるトイレを掃除したといいう事実が自分に自信をつけてくれるからだと思います。
掃除によって、自分自身を元気にしていけます。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです
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