掃除の会に参加して学んだこと38~掃除に関する名言3選その2 「心は見ているものに似てくる」「割れ窓理論」「時間の短縮、範囲の拡大」
月1,2回、学校や公共施設のトイレ掃除や街頭清掃を行っています。
10年ほど参加し続けてきました。
参加するモチベーションは、いろいろとあります。
きれいにした時の清々しさや達成感もその一つですし、参加する仲間との交流も大きな動機になっています。
さらに、掃除の後の反省会(感想交流)や、メンバーから教えてもらえる掃除情報にたくさんの学びがあることも大きいです。
そこで、今回は、そんな掃除の会に参加して教えてもらった、あるいは学んだ言葉~掃除に関わる名言3選~を紹介します。
よかったらお付き合いください。
1 「心は普段見ているものに似てくる」
心と体はつながっています。
緊張をすればトイレが近くなりますし、睡眠不足や体調不良になると、気分も落ち込みやすくなります。
同じように心と周りの環境もつながっています。
きれいな環境の中に居れば、こころもきれいになります。穏やかになります。
汚い環境に居れば、ストレスを感じます。心を乱されます。
「心は普段見ているものに似てくる。」
逆に言うと、いつもどんなものを見ているのかが問われる気がしました。
ひょっとして、今の自分が嫌いだったり、いつも体調がすぐれなかったりする場合は、自分がいつも触れているものや見ているものなど、周りの環境に目を向け、見直すのがいいかもしれません。
どんな環境で暮らしているのか。
汚れっぱなし、物が散乱状態ではないか?
どんな人と付き合っているのか?
どんなものを使っているのか?・・・
人は、ゴミ一つ落ちているのを見るだけで、かなり心を乱されます。
普段から、綺麗な環境をつくる。
そのためにも掃除が重要と言うことを学ばせてもらいました。
「いいものを見よう。本物を見よう。そして、自分から、良い環境にしていこう。」
2 「割れ窓」理論
アメリカの犯罪心理学者ジョージ・ケリング博士が提唱した理論です。
例えば、建物などの窓が割れているのをそのまま放置すると、他の窓もまもなくすべて壊される状況が生まれてくるというものです。窓1枚ぐらいであっても、そのままにするということは、「誰も注意を払っていない」という象徴になり、破壊が増え、やがて街全体が荒廃していきます。
実際、犯罪多発都市だった1990年代のアメリカのニューヨークで、当時市長だったジュリア―ノ氏が稀窓の修理屋落書きなどの軽微な犯罪を取り締まり強化したことで、犯罪が大幅に減少したと言われています。
私は、この話を掃除の会の方から聞いて、驚きました。
同時に、特に公共施設など、自分の家以外の場所の掃除をすることの意味、別の見方も教えてもらった気がしました。
荒れた学校や犯罪が多い町は、必ずと言っていいほど汚れています。
ゴミがいたるところに落ちていたり、落書きばかりだったり。
あるいは掲示物がはがれていたり、物が散乱していたり。
掃除することで、自分自身の気持ちもすっきりしますが、学校や街全体の安全や「空気の浄化」にも役立っている、貢献していると知れて、さらにモチベーションも上がりました。
また、大きな問題解決の前には、目の前の小さな問題解決が必要、先決と言う教訓も得られた気がします。
3 「時間の短縮・範囲の拡大」
見出しとしては短くしましたが、実際は、次のような言葉です。
「同じ範囲の掃除をするのであれば、効果を上げて時間を短縮する。」
「同じ時間をかけて掃除をするのであれば、範囲を広げる。」
逆に言うと、いつまでも同じ範囲、同じ時間を費やして掃除をしているのでは、進歩していない、工夫が足りないということになります。
そして、これは掃除に限らず、仕事でも家事でも同じだと気付きました。
また、実際に、この「範囲と時間」を意識することで、楽しさ、おもしろさが増しました。
例えば、仕事で文書を作る時があります。
いつも、どう書こう、何を書こうとだらだと時間だけかけていました。
しかし、同じような文書であれば、「フォーマット」を作っておいて、あとは、そこに必要事項を上書きしていけば、かなり時間を短縮できました。一時期そんなフォーマット文書作りにはまりました(笑)。
また、家事でも、嫌々やるくらいなら、ゲーム化してみると意欲も高まります。
例えば、「時間」を計るだけでも違います。食器洗いをどれだけでできるか?前より短くできるか?など、時間を意識すると意欲が上がります。もちろん、時間だけだとただ慌ててしまって、食器を痛めています、割ってしまうことにもつながりかねないので、洗う順番やいかに水の使用量を減らすかなどの洗い方の工夫を意識するとより効果的でした。
まだまだ、いろんな場面でたくさん工夫ができます。
楽しみながら仕事も家事もこなしていきたいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです
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