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酒の呑み方と男、今日の一杯に感謝

1杯目は人、酒を呑み
2杯目は酒、人を呑み
3杯目は酒、酒を呑む
もちろん個人によってアルコール許容量は異なるので、序盤、中盤、終盤と解釈しよう
中には私のように90分に9杯の中ジョッキで序盤を終える酒豪だっているのです

晩酌の習慣もないし、呑む時には呑み、呑まない時には全く呑まない
心配されなくても依存症とは縁遠い人間だ
注意したいなら20歳未満の飲酒でも注意してやれ
その方が世の為人の為だ

社会人として会社の行事に参加するのは当たり前
上司の奢りに付き合わないのも、社会人として大きくなれない
もちろん酒を強要なんてしない
ソフトドリンクでいい、上司、同僚の話を聴くことが肝要なのだ
先達の話を聴いて来なかった者は糞記事を生成するうんこ製造機になるだけのことです

私が新社会人だった頃、上長は部下の足を引っ張る人だった、総務主任さん主任さん、隣席の先輩が私を守ってくれた
職場全体でも局長が足を引っ張る人で、周りは真面目な人でした
隣席の先輩は私を競馬へ連れて行き、主任さんは家庭があったけど、色々とご馳走になった
中でも総務主任さんは典型的な5時から男で、仕事中の真面目さから打って変わり夜の街を連れまわしてくれ、私に酒の呑み方を教えてくれた恩人である

近年、総務主任さんが夢枕に立ち、主任さん、先輩、私の3名を呑みに連れて行ってくれた
思い立ち、総務主任さん宅へ電話を掛けた、受話されたのは奥さん(お会いしたことがある)でした

既に彼は神として祀られているとのことでした
私は先述の内容を礼として述べ故人を悔やみました
奥さん曰く、酒のことで迷惑を掛けっぱなしの人生でしたとのこと
私の前では酒の呑み方を教えてくれた先生であり、重ねて礼を申し上げましたが、「上手い事仰ってくれます」とのことでした

彼は呑む時には乾き物だった記憶があり、神式として最適なあられをお供えに贈りました
後日奥さんからお礼の電話があり、ちょうど一年祭に間に合ったそうです
祀られている教会へも神式の拝礼を覚えてお参りして来ました

韓国では焼酎をビールで割る「ソメ」が効率的で若者に人気でした
序盤、中盤、終盤の概念がなく、早くトリップしたいだけならそれもありかもしれません

お馴染み「男はつらいよ」シリーズでは寅次郎が甥の満男に酒の呑み方を教えるシーンがあります
「馬鹿、そんなに一気に呑む奴があるか!」
突き出しを一口つまみ、一口酒を呑む
こうしてお姉さんにお世辞を言う、そうすればサービスがあるんだよ
結果、満男はベロベロになって車屋に帰宅し、寅次郎はさくらに叱られるわけですが、寅次郎は恋愛のコーチでもあり、酒の吞み方をもコーチしていたのです

私も若い時は酒で失敗したこと数知れず
今では逆に奢る立場となってしまった
酒が呑めるのも先輩たちからご指導があってからこそです
我々は目の前に出された一杯に感謝し、同性の後輩がある時は呑み方を教え伝えなければなりません

酒と○○と男とくれば「女」だろと思う読者もおられるかもしれません
それは男と男の約束だ、口外はしまい
彼は神界へ持って行ったし、私も墓へ持って行く

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