(個人的)陸上がバズらない理由
どうも、あんどりゅーです。
今回は他のスポーツと比べてどうして陸上が日本ではマイナー寄りなのかってことについて書いてみたいと思います。そう、「自己紹介とやりたいこと」でちょろっと書いてたアレです。これで思い出せない人はもう一回最初の記事読んできてください(ダイレクトマーケティング)。ここで触れるのは件の回で書いた「陸上は実際にやってる人が観なきゃ面白さを感じにくい」という理由以外の部分についてになります。まぁ今回に関しては読んだところで個人に何の利益もないので、単なる自分の個人的な主張だと思って暇つぶしにでも読んでもらえれば嬉しいです。
日本人の国民性
では、前置きなしにその理由を発表したいと思います。それはズバリ、日本人はチームスポーツを好むから、もっと言うと「チーム」を好むからです。というかスポーツって基本チームスポーツなんですよね。野球もサッカーもバスケもバレーも、日本で人気のあるスポーツのほぼ全てがチームスポーツです。ただ、じゃあ一旦この仮説が正しいとしてどうして日本人はチームを好むのか?、と聞かれてもそこまでは分かりかねます。日本人は帰属意識とか協調性が高いから自然とチームに惹かれるんですかね、知らんけど。そしてこの日本人のチーム人気ですが、これは陸上界の中でも見受けられる現象です。もう勘のいい人ならお気づきでしょう。リレーと駅伝です。この二つだけ陸上内でも異様に人気高くないですか?あまり陸上に関心のない人であっても一度は箱根駅伝を見たことがあるだろうし、オリンピックでの日本代表の4×100mリレーには心を震わせたはずです。こちらは競技進行的な理由もあるでしょうが、高校総体やインカレでの最終種目はマイルリレーと相場が決まっておりそこでは学校単位で熱狂的な応援が繰り広げられています。
詰みでは?
以上が自分の考える陸上がバズらない一つの要因です。で、じゃあどうすれば現状が変わるのかって話なんですけど、これマジでどうしようもないんですよね。だって個人競技だし。当たり前ですけどチームの方が人気であるからって個人競技をチーム競技に置き換えるなんてことはできないわけで…。つまり端的に言ってしまえば陸上は競技特性上どうしようもなく詰んでるってことになります。
苦し紛れの打開策
そうはいってもこのままこの記事を終わらせるのは芸がないので、自分なりに思う打開策を2つほど書いていきたいと思います。1つ目は世界的に見ても実力のある選手又はスター性の高い選手が継続的に現れること。しょっぱなから無茶言うな!って意見はごもっともなんですが一応自分の主張も聞いてください。ここで考えてみましょう。日本国内において個人競技ながら人気の高いスポーツって何でしょうか??それが分かればその特性を陸上にも応用することができるはずです。そして、この問いに対する自分なりの答えはフィギュアスケートです。具体的な有名選手は羽生選手、浅田選手、宇野選手 等々…。冬季という他スポーツのオフシーズンに開催されるというアドバンテージはあるものの、フィギュアスケートはそれを差し引いても人気のスポーツと捉えて差し支えないものではないでしょうか?では、その人気は何に由来するのか。そう、競技力やスター性です。皆さんは羽生選手の滑走後のリンクの光景って見たことありますか?マジで信じられんほどプーさん関連のもの(羽生選手が好き)が氷上に投げ込まれます。これはひとえに彼の圧倒的な競技力やスター性による人気のなせる業でしょうね。フィギュアスケートはスポーツの中でも特に”魅せる”競技であることから、他競技と比較してスター性の高い(語弊を恐れずに言うならバズりやすい)選手の多い傾向にあるように感じます。また、世界選手権で複数人が同時に表彰台に乗ることも珍しくないほど競争力も高く、こうした点も人気の要因であるように思います。というかここまで書いて気が付きましたけど、個人競技でも世界トップレベルであれば"日本"の代表が活躍しているって認識、要は日本チームに所属しているって認識になるから人気に拍車がかかりやすくなるような気がしてきました。2つ目は所属する団体にもっと焦点を当てた仕組みを作ることです。1つ目と比べてこっちの方がいくらか現実的な気がします。自分がぱっと思いつくのは実業団以上の試合でも総体や関東インカレのような団体戦を設けることです。部活のように所属するチームを意識させるような試合構成を作ることができれば、現状よりもいくらか注目は集まりやすいように思われます。ただ、これも今の陸上実業団選手の状況を考えると結構難しい感じするんですよね。あまり詳しい訳ではないですが、陸上の実業団ないしプロ選手は母校をそのまま社会人以降の練習拠点とする場合が多いと聞きます。これがまずい。これはつまり、学生時代と比較して所属するチームの意味が薄くなるということです。練習場所や練習相手、指導者が確保されている以上、実業団チームに求めることは待遇や支援の程度といった部分に限られていくでしょう。極端な話、条件さえよければその実業団に所属する他の選手が一人もいなくたって自分はなーんにも困らないってことなんです。この状況では1つの実業団チームに選手が集まりにくいですよね。富士通のように満遍なく様々な種目の選手が揃ったチームも勿論ありますが、先述した対抗戦のような雰囲気感を作るには1チームあたりの所属選手数が少なすぎるというのが現状です。
以上が自分の考える陸上がバズらない理由と解決策、そしてそれすらも難しいという話でした。ぶっちゃけ自分にはどうにもできないのでこんなただの感想みたいな記事を書いてどうなるんだ感は否めませんが、ネットに投下しておけばどこかの誰かが共感してきっとどうにかしてくれるのではないでしょうか(他力本願)。こういう話も文字に起こすとスッキリしたりするので気ままに自己満足100%で続けていきたいと思います。最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!!
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