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授業について考えていること

教師の仕事の大部分を占める「授業」。
教師にとっては、毎日この時間のために、命をかけて準備をしています。

私は化学の教師をしており、この授業で「どういった生徒になってほしいのか?」を常に自身に問いかけて教材を準備します。
皆様はどのような考えで準備していますか??

私の授業の中では、「かけがえのない人との繋がりを大切にして、生涯にわたって主体的に学んでほしい!」と考えています。

そのため、授業中にいわゆる「グループワーク」を行うわけですが、そういった「形」を重視しているわけではありません。

どちらかというと「問い」を重要視しているのです。
この「問い」が生徒とマッチしているのか、どうやったら思考が深まるのか、
毎日試行錯誤の連続です。

例えば、最近話題の「探究」というキーワード。
生徒に問いを作らせる「問い作り」の授業を行うことはもちろんのこと、
私からも「探究的な問い」を出します。

例えば…
「全世界6億3300万人の人が綺麗な水を飲めない。では、汚染された水をどうやったら浄化できるか?」
これは、化学基礎の最初に行う「混合物の分離」という内容で生徒たちに考えてもらうものです。

こういった社会課題と関連している問いを出すこともあります。

すべては生徒自身が「かけがえのない人との繋がりを大切にして、生涯にわたって主体的に学んでほしい」という想いからです。

授業で我々が伝えることができるのは、そんなに多くはありません。
しかし、そこでたくさんのことを学んでほしいという矛盾もあるわけです。

これからも毎日の生徒の学びにつながることを実践していきたいと思っています。

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