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AI対決シリーズ 「ChatGPT 対 Bard 対 Bing」算数対決の結末は?

AI対決シリーズ第3弾!
算数対決です

問題

「1から99までの奇数をすべて足し合わせるといくつになるでしょう」

この問題を出したところ、さすが3人ともAIです。
2500と正答でした。
しかし、大人の頭を使って解いています。
当たり前といえば当たり前。
しかし、小学生にはわからないやり方です。

そこで、次の指示を出すことに。

小学生にもわかるように説明して

以下3人の説明です。

ChatGPT3.5
GoogleBard(現Gemini)
Being

①チャッくんの説明は、なんと地道方式!!
1つずつ順番に足していっています。
小学生にもわかるようにという視点で考えると、これなら1年生でも理解できる説明といえますね。
ですが、さすがに大変な計算です。

②バー君の説明
小学生にもわかるようにと指示したにもかかわらず、「等差数列」という用語を使っています。
これでは全く理解されませんよ、バー君。

③ビー君の説明
なんと、はじめに正答していたのに、説明で痛恨のミス!!
10000に変わってるよ、ビー君!!

結果発表
今回は、ChatGPT3.5のチャッくんの勝利!!
勝因はなんといっても、指示に対して素直に受け止めて答えたところといえます。
それがおそらくチャッくんのよいところです。
だからわたしは、子どもの反応などを確かめたいときにチャッくんと一緒に教材研究をしています。
これまで投稿した記事を紹介しておきます
興味ある方はご覧ください!


もちろん、時間はかかるのと、教材理解がベースにないとスムーズにはいかないというところが欠点になりますが…

と終わりたいところですが、
やっぱり説明の仕方として、分かりやすく、工夫しているのは、何と言っても
ビー君!!
もし、授業で、この3通りの説明がでてきたら、どうやってまとめますか?

ビー君を取り上げたいところです。
ビー君はただ計算処理するのではなく、計算を工夫して解こうとしているのがわかります。
実際の授業では、ここを価値付けていきたいところです。

答えが違うという理由で取り上げないのは、算数嫌いを増やします。
逆に誤答の中に大事な考えが詰まっていることに気づかせたいところです。

そこで、ビー君にチャンスをあげました。
間違えてるところを指摘して、再度説明させたのです。
ビー君は(   )内の合計が200として計算していので、そこを教えてあげました。
すると、

残念!!
あとちょっと。
ここまできたら、みんなで考えていきます。
T「ビー君は答えわかってるけど、説明の途中で分からなくなってきたみたいだから一緒に考えてみない?わかったら「あっ!」と大きな声でさけでね」
A「2500が正解なのに5000になってるよ」
B「2500の2倍の大きさになってる」
C「5000を半分にしたら2500になるよ」
D「半分にしてもいいのかな?」
ビー君「あっ!!」
T「ビー君わかった?」
ビー君「間違いに気づきました。1 + 3 + 5 + … + 95 + 97 + 99 = (1 + 99) + (3 + 97) + (5 + 95) + … + (93 + 7) + (95 + 5) + (97 + 3) + (99 + 1)で、(  )が50個あると思いこんでいましたが、25個しかありません。
だから、100×25=2500になります」
みんな「おおおお~~~~ビー君よかったね!!」

ビー君は、答え違ってたけど、価値ある説明できて分かりやかったので、勝利とします。

バー君は算数を分かりやすく説明するのがもしかしたら苦手かな?




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