現状を知る事
東日本大震災時、あの無惨なほどに大変な被害があった被災地には、その後、ライフラインの復旧と共に、日本全国から復興のために人材が来ました。
確か、阪神大震災の時にも同じだったかと思いますがいや、それ以上の前代未聞の復興状況だったと思います。15万棟が再建中も含め自主再建され、学校や病院などの施設の復旧、そしてがれき処理・インフラ復旧もほとんど完了。
防潮堤や高架橋ほとんどが完了しました。
復興バブルとも言われた震災では、
人々の人生を変えるほどのものでした。
しかし、2019年12月のこと、新型コロナウイルス感染症が、流行り出しました。
震災後復興が終わりかけるもまだ、復興事業があった頃の事です、
そこに訪れた新型コロナウイルス感染症は、復興事業にも影響を及ぼし、しまいには、
企業や医療機関の基盤も緩みはじめました。
とくに飲食店、そして、建設業の人材不足。
そして、次に訪れた、
物価高。
復興は終わったと、被災地石巻市長が去年暮れに公表しました。
まだ多少インフラ工事はあるものの、
震災後賃金が高かった建設業の事務求人は嘘のように、ほとんど無くなりました。
子育て世代が働きやすい、官公庁の事務も、今では
大の人気で、取り合いです。
しかも、そこに輪をかけて、若い働き世代、子育て世代と、平成19年10月から、事業主は労働者の募集及び採用について、年齢に関わりなく均等な機会を与えなければならないこととされ、年齢制限の禁止が義務化されました。それ以降、
年配の方と、子育て世代や若者が、競うように、仕事を取り合う、どちらが採用なるかどうかという事態に発展しております。
しかし、天下りが存在する現在、子育てに見合った労働時間の就業先は、天下りなどによりほぼ、埋まってしまう事もあります。
年齢制限撤廃したのなら、まずは、求人数がふえていなければなりません。
それが、求人に偏りもある。営業、事務、現場技術者様々な職種にバランスはありません。
これでは、地方から人が居なくなる時が来るのではないだろうか。スーパーもレジは、セルフレジが増やされております。
人は要らない機械が働くという状況下、
コールセンターもそのうち、AI化されてゆくでしょう。東京の企業などでは、AI-FAQボットで総務・労務の自動問い合わせ対応を実施しているところも増えました。
コールセンターがAI化し従来のコールセンターが無くなると言われていてそんな時代が来る事を予測し始めてから、時の流れは早く着々とそれが進められています。
私達はどのように、子育てしながら仕事をするのか
。
そして今の若者もどのように、働ききちんとした、社会保障を受けられるのか。
従来と全く変わりつつある現代で、
きちんと今後の大きな大きな課題と早期に向き合わなければならないのではないだろうか。
国の取り組みは非常に遅い!!
最近では都知事選も大きな話題となりましたが、
まず、投票一つ、きちんと、裏の裏までも吟味して当選していく必要があります。
ましてやもう、投票なんて言っていられるのでしょうか。
そんな焦りを皆さん感じながら生きている事と思います。
地方や、民衆からの声がなかなか国会まで届くのは難しい事ではありますが、
自らができる事を少しづつ、
同じような考えの人達みんなで、力を合わせて、変えて行ける世の中にしたいですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?