見出し画像

我が家は夫婦別姓(我家夫妻不同姓)

今年度我が家が地域の自治会の役員を担当することになりました。

登録の時、名前を連絡したところ、もらった名前のままで良いのか、その前に夫の苗字を付けたほうが良いのかと聞かれました。
中国語の名前は正式書類にある名前ですので、
そのままだと再度返答をしました。

そうすると、各班長へのご挨拶周りの時、何人かの同じ幼稚園のお母さんにほぼ同じように声を掛けられました。
「「〇〇(私の苗字)」さんなんですね。知らなかったです。」
さほど親しくない間柄ですので、それは無理もないと思い、
「是非これをきっかけに覚えてもらえたら嬉しいです。」と私は返事をしました。

実は、我が家の表札は夫婦連名で出しています。
それでも、宛先が私の名前の場合、時々配達の方が慎重に確認してくることがあります。

また、つい先日にこんなことがありました。
子どもがあるスポーツ教室に通うため登録手続きをしました。
保護者の名前の項目に私は自分の名前を書きました。
そうすると、同じ年代くらいの女性の担当者の方が私の名前を読み上げて、
「「〇〇」さんなんですね。」と確認するかのように言いました。
私は自分が日本人でないため夫婦別姓と簡単に説明しましたら、
「へえ?そうなんですね。」と少しびっくりした声でした。
「「〇〇(私の苗字)さん」ですね。でも、やはり「○○(子ども、夫の苗字)さん」とお呼びしますね。」とすぐに話してきました。

私はその返事に戸惑いました。
日本の風習を考えれば、「はい」と言ってもよかったかもしれないでしょうが、
自分の苗字をきちんと伝えても受け入れてもらえない気持ちがあって返事できませんでした。

日本に来た最初の頃なら間違いなく訂正したと思いますが、
日本で生活する年数が増えるにつれて、
子どもに関わる場合子どもの名前に合わせて保護者を呼ぶのは一般的だと認識しているので、
あの時さほど嫌な気持ちにはなりませんでした。

しかし、そうは言っても、私が伝えた通り呼んでもらえたらもっと嬉しいというのはやはり本音です。

殆どの日本人の皆さんは夫婦同姓で家族全員も同じ苗字に慣れていることに対して、私は賛成でも反対でもなく、ある程度理解して尊重しているつもりです。
しかし、夫婦別姓でも家族は家族、それによる違和感がまったくないというのも小さい時から身に染みています。
家では、名前、外国人、外国などの話をする時、子どもたちについでにいつも話しています。
「ママの名前は○○だよ、パパと君たちの苗字と違うよ。」
そのため、我が家では、ママの苗字が違うのは「普通」です。

「郷に入っては郷に従え」ですが、私は自分の名前をやはりそのまま呼んでもらいたいと改めて思いました。
しかし、そう希望するのなら、自分からもっとはっきり主張すべきでしょうね。
これは私自身の課題でもあるとようやく認識できた気がします。










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?