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日本と中国、どっちを応援する?(日本和中国,你为哪边加油?)

先日友人と久しぶりにお食事した時の話です。
因みに、日本人の友人す。

ワールドカップの話になって、
「〇〇ちゃん、本当の気持ちを教えてほしい。何かの試合の時、日本と中国、どっちを応援する?」
と突然に聞かれました。
このストレートな聞き方に少しはびっくりしましたが、
でも、不思議なくらいに好きです。
少しだけ考えました。
「正直な気持ち、どっちも応援しているよ。でも、それじゃ、答えにならないよね。うーん、しいて言えば、中国かな。日本で生活する中国人としたら、やはり、中国が良い意味で何かの分野で強い国、良い国として見てほしいのはどうしても思うこと。サッカーに関してはなかなか言われることがないでしょうけど、でも、中国の○○のスポーツが強いね、勝ったねと周りの皆さんに言われたらやはり嬉しい。」と私も本音トーク。
「そうか、そうよね、確かに、私もその立場なら同じ気持ちかも。」と友人は納得してくれたようです。

マスメディアの話題性の作り方ではありますが、中国に関してマイナスな報道が多くて、特にここ最近コロナ対策関係の報道や批判が増えて中国が恐ろしい国だと認識されても可笑しくないというのは現状です。

そんな中、日本で生活する中国人としては、さすが肩身狭く感じてしまいます。

浅はかではありますが、私自身は日本のことをある程度知って理解しているつもりですし、好きで暮らしています。例え日本で残念な出来事や嫌な事が起きても割と客観的に受け止めることができるつもりでいます。しかし、周りの皆さんにとって、よほど中国のことに対して知識と理解のある方でなければ、大半中国についてあまり良いイメージがないのは残念な事実です。
幼稚な考えなのかもしれませんが、中国にもこんな良いところ、あんな良いところがあるよ、とたくさんの方々に知ってもらいたいと願っています。

もちろん、とてもありがたいことに、私の周りは国籍関係なく、私をただ一人の人間として接してくれる方々は殆どです。

しかし、それでも、時にはやはり無意識にアイデンティティは揺らぎ、肯定的な支えが必要になります。

ここまで考えると、
娘にいつも言っていることを今日は自分自身にも言い聞かせようと改めて思いました。
どの国でもそうですが、良い面と悪い面を持ち合わせているから、
物事の一面で決めつけないという心の持ち方は常に意識しよう。



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