【広報PR目線】8ヶ月でXフォロワー5,000人を達成したポイントまとめ
こんにちは。「株式会社きなり」(以下:きなり)代表のえりなです。
わたしは広報PRとして約3年間、個人X(旧:Twitter)の運用に力を入れてきました。結果アカウント開設から8ヶ月でフォロワー5,000人を達成しました。
今日はわたしが実践していた広報PR目線でのXの運用方法・伸ばし方を書いていこうと思います。
Xを始めたきっかけ
わたしがXをスタートしたのは2021年6月15日。
Xを始めたタイミングは、当時「八尾トーヨー住器株式会社」(以下:八尾トーヨー)に入社して、ちょうど1年が経過していたときでした。
八尾トーヨーに入社した当時、自分の中で40歳までに何か成し遂げたい思いがあったため、在籍期間は2年に設定。職歴書に書ける実績や、目に見える結果を出しておかないと、40歳での転職では求められるものが大きく変わると思い、とくに自分の価値づくりに注力することに決めました。
ただ入社して1年間は、社内の中で広報PRとして認めてもらい動きやすい環境をつくることが第一優先であると考えたため、1年間は代表や経営層・事業部の社内に向けて「自分がなぜ今ここにいるのか」や「八尾トーヨーをどうしていきたいか」などをメインに発信しました。
1年間社内コミュニケーションに従事したおかげで「広報のことは奥野さんに任せよう」という空気感がつくられました。社内での土台づくりを行ったあと、社長に「個人名かつ顔出しで、会社のことを発信している広報アカウント」をいくつか提示。「自分のキャリアやプライベートを交えて発信すれば、会社のPRにも役立てる」というX運用を始めるメリットを伝えました。そして無事承諾をいただき、X運用を始めることになりました。
▼社内コミュニケーションでやったことは【自己紹介note】に書いているので、よければこちらもご覧ください!
2021年は世の中の流れが変わり始めていた
コロナが蔓延した2020年より以前は、「広報が前に出るのはどうなのか?」という風潮があったため、広報が個人でSNSを動かすことは少なかったんです。
ただコロナ禍を経て、オンラインという手段が一気に広がるとともに個の時代になり、「一人ひとりの個性が求められるようになった」「広報も前に出る時代が来た」と個人的に感じています。
X運用を始めるにあたりまずやったこと
X運用を本格的にがんばろうと決めてからはまず、フォロワーさんが多い人のプロフィール・投稿を徹底的に真似しました。リサーチ数は20件を超えていたと思います。
「誰のどういう投稿が伸びているのか」「どういう見せ方が良いのか」を研究しました。ただ伸びている投稿をそのまま真似しても、これまでのキャリアや背景が異なったり、自分らしさが出なかったりするため、自分は何を見せていきたいのかも考えました。
X運用のポイント7つ
ポイント①プロフィールを整える
プロフィールは「何者なのかがわかるように書くこと」が大切です。
得意分野や、やってきたこと、会社名、趣味、好きな食べ物など書けることは山ほどあるでしょう。しかしただやみくもに書くのではなく、客観的に見てもすぐに理解できる自分の強みを明確にしました。
わたしの場合は「子どもが3人いること」「シングルマザーであること」「大阪と東京を行き来していること」は誰が見てもパッと見で理解できるのでプロフィールに入れています。
ポイント②発信のキーワードは2〜3個に絞る
発信キーワードは2〜3個に絞ることをおすすめします。わたしは、子育てと広報の2軸で発信しています。
広報PRを行う際、「会社の事業内容が多すぎて結局何をやっている会社かわからないこと」ってあると思います。その状態を個人のXでもつくらないために、自分のキーワードはなるべく絞った方が良いと考えました。
ポイント③おはようツイートをポストする
業界にもよりますが、広報業界では6:30〜7:30の間のおはようツイートが伸びると言われています。8:00を過ぎるとエンゲージメントが下がるので、投稿する時間帯は意識して発信しています。
ポイント④いいね・コメント回りり
Xはつながりやコミュニケーションが重視されるSNSのため、いいねやコメント回りも重要です。
わたしは朝・昼・夜にそれぞれいいねが切れるまでいいね回りを行っていました。いいねが切れたら、体力がなくなるまでコメント回りに徹します。
コメント回りは、1ターンで大体10〜20件行っていました。広報関係者や記者さん、編集者さん、ライターさん、会社の代表など仲良くなりたい人のアカウントを回るのがポイントです。
電車移動やお昼の休憩時間を活用しながら、1回に1〜2時間ほど割いていました。
ポイント⑤投稿数は1日3〜4回がベスト
投稿は、1日に3〜4回を目指してみる。
おはようツイートだけのときと、1日に2〜3回ポストするときでは増えるフォロワー数は大きく異なるからです。(本音を言うと投稿頻度は高ければ高い程良いですが、限度があると思うので、無理のない範囲で続けるのが良いと思います!)
ポイント⑥下書きを活用して、時間帯に合う投稿をポスト
エンゲージメントを高めるために、時間帯に合わせた投稿をポストすることを意識するのもポイントです。
時間帯に合った最適なポストをするために、下書きは常に20個程溜めていました。
また「今これを言いたい!」と思った投稿ほど、下書きで止めておくことも意識していました。世の中に対して思うことがあっても、今の感情が昂っているから言いたくなっている可能性が高い。「本当にこのタイミングで良いのか?」「誰かを傷つけることはないか?」をよく考えて、意図的に下書きに保存しています。
ポイント⑦文句と愚痴は言わない
ネガティブな内容をポストすることはあまり気にしていませんが、文句と愚痴は言わないように気をつけています。
ただネガティブポストについては、弱さを出すことも人間らしさにつながると思うので、悪いことではないと考えています。
人間らしさは自分でしか出せません。広報のアカウントが山ほど存在する中で、なぜえなりんごを見たいかというと、“えなりんご”という人が好きでないと継続して見てもらえないと思うんですよね。
「このアカウント良いな」とか「この人と仲良くなりたい」と思うときって、その人の人間性が見えたときだと思っていて。広報はメディアも記者も横のつながりが重要。つながりたいと思ったときに人間の魅力がないと繋がることはできません。だから「このアカウントは素を出しているアカウントだな」と思ってもらえるようにしています。
素を出すときは、ポジティブな言葉で締めくくるようにしたり、クスッと笑えるオチをつけたり、相手が不快にならないように意識しています。
6,000人記念交流会を開催しました!
上記の7つのポイントを押さえて運用開始して8ヶ月。ありがたいことに5,000人のフォロワーさんとつながれました。(当時は、1日に30人〜50人程フォロワーさんが増えていたと思います🙏)
そして、6,000人突破もあっという間に達成できました。「6,000人超えたよ!6,000人を口実にオンライン飲み会をやりたい」と呼びかけ際、たくさんの人がメッセージをくれたことは今でもうれしい思い出として心に残っています。
オンライン飲み会に参加してくれた参加者のひとりが、せっかくだからとZoom背景を作成してくれて、みんなに配布してくれました。カジュアルに開いた6,000人記念交流会でしたが、参加希望者が20名を超えたため、前半と後半で分けて開催。どちらもアットホームな雰囲気で、参加者同士がゆるくつながるあたたかい場となりました。
編集後記「何よりも楽しむことが大事」
本来のXの目的はつながりを深めたり、「今」をシェアしたりすることです。数字を追いかけるX運用もありますが、長く続けるには人とのつながりを大切に、何よりもたのしむことが大切ではないかと思っています。
目標は大事だけど、まずはXを好きになって、Xをたのしんでくれたらと思います。
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