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株式会社きなり代表・奥野絵里奈の自己紹介【前半】

こんにちは。広報PRと広告宣伝のコンサルティングサービスを提供する「株式会社きなり」(以下:きなり)代表のえりなです。

今日はわたし自身のキャリアを振り返りながら、自己紹介【前半】を書いていきます。

プロフィール

奥野 絵里奈(おくの えりな)/大阪府出身

上場企業で6年間広報IR・PRに従事。その後建材住器専門商社で広報PR部門を立ち上げ、2022年に独立。フリーランスで複数社の広報PR支援を行いながら、広報担当者の育成・支援や広報PR理解促進のために関⻄中⼩企業広報会「OK会」を発⾜・運営し「⼤阪の広報さんといえばこの⼈」を⽬指している。2024年5月に株式会社きなりを設立。

【2008年】大学在学中に婚約。2人の子どもを授かり、離婚

大学在学中に婚約したため、新卒で就職はしていません。卒業後すぐに結婚し、2人の子どもを授かりました。

結婚生活数年後、離婚を決意。職も就職経験もありませんでしたが、2人の子どもを抱えて家を出ました。

【2012年】契約社員として初めての就職|東建コーポレーション株式会社

離婚後、2人の子どもを育てるために、何がなんでも就職する必要がありました。

ただ「2歳と3歳の子どもがいる、就職経験もない27歳を雇おうと思う会社はない」。現実的な課題にぶつかります。

そのため、30歳までに正社員になることを目標に、まずは契約社員としての就職を決意します。土地開発や不動産管理をメイン事業とする「東建コーポレーション株式会社」(以下:東建)に入社しました。

東建では、営業社員が使用するプレゼン用資料の作成やマンション建設予定地の市場調査、エリア戦略資料の作成などの営業事務だけでなく、支店長の秘書業務まで任せていただきました。約1年半勤務した後、転職を決意しました。

【2014年】初めての転職、広報との出会い|株式会社ハウスフリーダム

初めての転職先は、株式会社ハウスフリーダム(以下:フリーダム)です。派遣社員として入社しました。職種は、経営企画室の事務アシスタントです。

「とにかくなんでもやります!」のスタンスで働いていたため、いろいろな業務を任せていただきました。

上長から「広報の仕事に興味ある?」とお話をいただいた日。わたしのキャリアが動き出します。

「広報って、ヒールを履いて、手帳を小脇に挟んで、社長の横に立ってる仕事でしょ!かっこいいからやりたい!」という純粋無垢な気持ちで引き受けました。

恥ずかしながら、当時広報について何も知らなかったんです…ただ記事執筆や写真撮影・デザインの経験があったことから、「広報に向いているのではないか」という上長のひと押しで決意できました。

また広報としてIR(Investor Relations:企業が投資家に向けて経営状況や財務状況、業績動向に関する情報を発信する活動)も担当することになり、財務情報や機密情報を取り扱うため、守秘義務や秘密保持の観点から正社員になる必要がありました。

結果、入社して3ヶ月程で正社員登用が決定しました。

ただ初めての広報職。最初からうまくはいきませんでした。

社内に広報について教えてくれる人は誰もいなかったため、交流会や勉強会に積極的に足を運びました。自分なりに努力をしてみたものの、それまでひとりも広報がいなかった会社。「一体何を遊び回っているんだ?」と冷たい目で見られるのは日常茶飯事でした。外に出て情報を探せば探すほど社内から反感を買う…そんな日々を送っていました。

せっかく憧れの広報に就いたのに、「このままでは一生空回りしてしまう!」

そう思い、まずは社内から広報への理解・認知を得るため「社内広報」に軸を切り替えます。福岡や大阪にある店舗を回り、社員旅行のヒアリングをしたり、「わたしは今、広報としてこういう仕事をしています。あなた達の仕事を外に伝えたいです」と広報の仕事をシェアしたりと、とにかく社内コミュニケーションに注力しました。

店舗を回りながら得た、メンバーのリアルな声。

「会社がもっとこうなったら良いのに…」
「こう動いてくれたらありがたいんだけどな」

実際にヒアリングしたリアルな声を、具体的な解決案とセットにして企画書にまとめて経営企画の定例で提示しました。

定例の様子や社長の反応、解決策を報告しに店舗に帰ると、「奥野に言ったらなんとなく動くぞ」「困ったことがあれば奥野さんに伝えてみたら良いんじゃない?」という空気感がつくり出されました。本当に地道で、大変な業務でしたが、少しずつ社内会社の広報理解が深まったと思います。

気を抜くと帰りの電車で涙を流してしまうほどプレッシャーを感じていたこともありましたが、「大変だからこそ、広報は誰でもできる仕事ではない。経営に近い立場で仕事をさせてもらえるからこそ、専門職である自覚と責任を持っていきたい」と強く思うようになりました。

フリーダムでは社内広報が中心でありながらも、SNS周りの業務も担当しました。

▼担当した広報PR業務・実績一覧

・年間広報戦略の策定
・社内広報・企業広告など企業広報の施策立案・実施
・HP、SNSの運営管理(公式HP、物件HP、採用HP、Facebook、Instagram、X)
SNS導入時には全社員を対象にSNSの重要性とコンプライアンスについての研修を実施、自身の住宅購入を連載記事として発信するなど主体的に業務を行い、初年度は Facebook ページの「いいね」500 件の獲得目標に対し 694 件を獲得(138.8%)、Instagram フォロワー数150 件の獲得目標に対し 283 件を獲得(188.6%)

約6年間在籍後、さらなるキャリアアップに向けて転職を決意しました。

【2020年】PR部署立ち上げスカウト→人生2度目の転職へ|八尾トーヨー住器株式会社

2度目の転職は、2020年にPR部署の立ち上げスカウトの話をいただき、「八尾トーヨー住器株式会社」(以下:八尾トーヨー)に入社しました。

ただ自分の中で40歳までに何か成し遂げたい思いがあったため、在籍期間は2年と設定。広報としての実績づくりと自分自身のブランディングを強化すべく、メディアリレーションズと個人SNSに注力しました。

▼担当した広報PR業務・実績一覧

・年間広報戦略の策定
・社内の広報理解促進
・HP、SNS の運営管理(公式HP、Facebook、Instagram、X)
- Instagramフォロワー数150 件の獲得目標に対し 175 件獲得(113.3%)
- Xフォロワー数500 件の獲得目標に対し 610 件獲得(122%)
- Xの広報アカウントを作成(2021 年6 月から約半年で 5,000 件超のフォロー獲得)
・社内報発行(企画、構成、取材、ライティング、写真撮影、編集、校正)
・HP掲載「お客様の声」(お客様取材、ライティング、写真撮影・編集、校正)
・プレスリリースの企画・作成、発信
・社内外ツールの作成(新商品プレゼンシート、パンフレット、ノベルティ等)
・社内コミュニケーション行事の企画運営
・メディアリレーションズ

プライベートでは、2021年の11月から関西中小企業広報さん向けの交流会「OK会:大阪広報会」をスタートさせました。OK会の運営は、気づけば今年で3年目を迎えます。

記念すべきOK会立ち上げ時の写真

【🗣「OK会」の運営につながった裏話】
広報になって初めて受講した勉強会に登壇されていた先生とは、今でも飲みに行く関係性が続いています。

ひとり広報である以上、自分だけが大変な思いをしていると感じることはありませんでした。「何もわからず広報を任せられている人」「大変な思いをしている人」が世の中にたくさんいることを知っていました。

また大変な職務にもかかわらず、直接大きな成果につながらないのが広報職です。「結果が出せていない」「何をやっているんだ」と冷たい言葉をかけられて、辞めてしまう人もたくさん見てきました。

自分自身もさまざまな葛藤や不安を抱える中、何よりも外のつながりに支えられ、ここまで広報を続けられたと思っています。

今わたしが運営として携わっている「OK会」も、一人ひとりの広報さんの悩みや想いに寄り添えるコミュニティであり続けたいと思っています。

八尾トーヨーでは、最初に掲げた2年の在籍期間を経て、次なるステップアップのために退職しました。

自己紹介【前半】を振り返ってみて

こうして自分の人生を振り返ってみると、独立・法人化するまでにも、さまざまな経験を積ませていただいたと感じます。

今の自分が存在するのは、間違いなく支えてくださった皆さまのおかげです。これからもご縁とつながりを大切に、広報PR支援に注力していきたいと思います。

来月、自己紹介【後半】が公開される予定です。ぜひきなりの公式noteをフォローしてお待ちいただけると嬉しいです。


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