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育休47日目 夜間育児はいつか必ず終わる

夜間育児に備え、いつも通り21時に就寝した。


ついに闇に光が差した

少し寝ただろうか。
娘が泣き出し、目が覚めた。

寝ぼけ眼で時計を確認すると、既に午前4時だった。
『うわ!やばいッ!寝過ごした!』

寝起きで全く頭が働かない。
え?寝過ごした?ずっと泣いていた?
いや、違うぞ。

記憶を遡っても、3時間前にミルクはあげていない。
リビングに行っても、妻が授乳した形跡はない。
なんと、娘は寝てから一度も起きていなかった。

7時間、しっかり熟睡していた。

娘との生活は現在7週目。
ついに夜間育児の闇に光が差した!
嬉しさのあまり、眠気は吹っ飛んだ。
僕は喜びに震え上がり、ハイテンションで調乳をはじめた。
(早朝にウキウキ粉ミルクを溶かす姿は、さぞキモかっただろう。)

夜間育児は不健康を招く

昔、生徒のとき保健の授業でこんなことを習った。

「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。」

(日本WHO協会訳)

ダルマみたいな筋肉マッチョ教師が教えてくれた。

寝不足で健康に関心が高まり、改めて健康の定義を振り返った。
大げさに言うと、僕は健康でなかったのかもしれない。
確かに肉体的には健康である。
病気も怪我も何一つ無い。
しかし、安定した睡眠が確保できていなかった。

そりゃトータルすれば一晩6〜7時間くらいは寝ていた。
僕は睡眠学者じゃないからわからないけれど、一晩で何度も起きると寝るを繰り返すことで、精神的負荷がかかっていた。
「朝起きてもスッキリしない」
「頭がボーっとする」
「突如睡魔に襲われる」
「ネガティブになりやすい」
など、働いていた時よりも明らかに調子が悪い。
この状態は、間違いなく"健康"ではない。

いつまでこの習慣が続くのか。
出口の見えないトンネルをひたすら走っていた。

僕たちの健康を奪取しよう

そんな中、ようやく光を見つけた。
辛かった。孤独だった。
逃れられない試練だった。
インスタで他所の子を羨んだ。
娘を可愛く思えない瞬間も、実はあった。
そんな苦労も、やっと報われる。

夜間育児で辛い思いをしているみなさん。
もう少しの辛抱です。
いつか熟睡できる日はやってきます。
止まない雨がないように、明けない夜がないように、夜間育児には必ず終わりが来ます。
もう一度、僕たちの健康を奪取しましょう。

あとがき

翌日、娘は午前1時にしっかりと目覚めた。
その3時間後、本日2回目の夜泣きと同時に、大雨警報が発令された。
雨が止むどころか、すっごい土砂降りだった。
台風の影響で、朝になっても暗雲が立ち込め、外は闇だった。

育児はそんなに単純じゃない。

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