見出し画像

アルバイト

人身事故の為出勤遅れます。

というLINEがバイト先のLINEグループに送られてきた。インスタを見るとその沿線の友達のストーリーが沢山上がっていた。予定のある人、バイトに行く人、バイト上がりの人、みんな大変そうだ。実際に私もよくバイト上がりに人身事故のための運休に遭遇した。寒い夜、終電が近い夜、人でごった返すホームは苦しい暑さを発生させていた。今日帰れるのだろうか、とりあえず明日の朝の予定を確認したあの夜。Twitterで検索をかけると勘弁してくれという言葉を沢山見た。私もバイトでこんなに疲れてるのに帰れない疑惑という事にとてもゲンナリしたことを覚えている。                しかしつい飛び込んでしまう人の気持ちも分かる。バイト先の上司からの言葉の暴力、何連勤してるんだっけ?となる出勤日数、サークルに就活にやる事が終わらない毎日は私の気持ちをよく狂わせる。サークルや就活は好きだから忙しくても頑張れるのだが最近バイトを頑張れない。このままあと数歩進めば明日バイトに行かなくても済むと思ったことが何度もある。しかし私にはその一歩を押す勇気はなく、今後の友人との楽しみが私を抱き押さえてくれた。ベットに横になりながらこのまま隕石でも落ちて世界が終わらないかと何度も思った。みんなそうだと思っていた。しかし大学生になっていろんな人と話すことが増えて、そうでもない人が沢山いることを知った。苦しくて涙が止まらない日、どうやってこの消えたい気持ちを消したらいいかわからない日、ベランダに厳重に鍵をかける日、今日地球が滅亡すればいいのにと真剣に願う日、ホームで一歩踏み出したくて仕方がない日、そんな日を人生で経験した事ない人がいる事を知った。そんな今日も先日上司に言われた、

お前の話し方本当にむかつく、本当に役にたたねぇ仕事しかしないくせに飯なんて食うなよ

という言葉がこだまする。言われた日はどうしていいかわからなく家に帰って数時間動けなかった。別にこの日だけではない、以前から言われたく無い事を幾度となく言われて疲れていた。その場では笑って、もうなんでそんなこと言うんですか〜〜と笑いながらツッコミんだら、心配そうにこちらを見ていた周りにいた人も笑ってくれた。上司はきっとそういう絡み方をする人なのだろう。ご飯に誘ってくれるし頻繁にLINEをくれる、仕事も厳しいけどよく教えてくれる。おもちちゃんは(その上司)さんの一番弟子だね、なんて言われる私。ただその上司が真顔で冷たく放つ言葉は私にはきつい、苦しい、本当に苦しい。10時間労働を週4〜5でやっている私にはきつい。上司も周りの人も私が嫌がっている事に気づいていない。そう感じさせないように、雰囲気を殺さないようにと生きている私の謎の努力は一応功を奏している様だ。数時間して動けるようになってからは湯船にお湯が溜まっていく様子をただ眺め、その溜まったお湯をじっと見ていた。そんな事をしていたら日付が変わっていた。そんな時今日もバイトだと思い出し気づけば私はトイレで吐いていた。ストレスでそもそもその日何も食べれてなかった私の体に吐き出すものは残ってなかった。それでも液体を吐き出し続ける私。なんで泣いているかもわからない私。男の子よりよく食べていたはずの私の体はストレスで何も食事を受け付けなくなり生理も気付けば遅れている。そんな時に助けてくれるのは周りの友人との楽しい思い出と今後の楽しみな予定。いつ解決するんだろう、バイトどうやって辞めよう、苦しいで支配されていくのは自分自身に申し訳なくとてもしんどい。早く辞めて自分に優しくしたい。どうやって辞めたらいいんだろう、怖くて今日も言い出せない。


なんてことを下書きに溜めていた。今はお昼寝から目覚めて湯船に浸かろうと思っていたところ。結局私はバイトを止めるための第一歩としてとりあえずのお休みを申請する事ができた。やはり従業員の方は優しく、優しい言葉と共にすぐに代わりにシフトに入ってくれる方は見つかった。優しくて仕方がない人達には申し訳ないけど私は多分もうあの職場に足を運ぶことはない。今日は1食だけどご飯を完食することができた、すごく嬉しい。少しずつリハビリをしていこう。沢山無理させてごめんね、自分。これからも仲良くしようね、自分。

私と同じような思いをしてる人は多分沢山いる。もっと苦しい人、もっとしんどい人が沢山いる。他の人はもっと苦しいから自分なんて、なんて思ってる人もいるかもしれない。私はその人たちがいるこか、どこにいるかは分からないし、その人達の話を聞きに行くこともできない、助けに行くこともできない。それでも、もしこれを読んだ人で私と同じような状況にある人、もう一歩踏み出しそうな人がいたら少しだけ待って欲しいなんて傲慢な考えを持ってしまう。生にしがみついている私は思ってしまう。辛いなら私と同じように辞めてみない?電車を待つ間に一歩踏み出す勇気が起きたんだったらきっとその何かから距離を置くこともできる気がする。一歩踏み出すのは距離置いてみてからでもいいんじゃないかなって無責任なことを言ってしまう。どうしたらいいかわからないけど、何かに潰されそうな人、苦しんでる人がいなくなりますように。みんなが電車のホームでワクワクする時間を過ごせる世界になって欲しいなって心の底から思う。胡散臭いなんて言われるんだほうけど本当に心から思う。距離を置く前はそんな考えが出る時間さえなかったから、また自分らしくなってきたんだなって安心。今日のnoteはオチも特にないただの私の日記。言葉を吐き出したかっただけ。ここまで読んでくれた皆さんありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?