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読書日記~凛とした魅力を出すために~

「フランス人は10着しか服を持たない ファイナル・レッスン」
ジェニファー・L・スコット著


凛とした魅力のある人はどういう人か。いつも姿勢がぴんと伸びていて、胸を張って颯爽と歩く人、言葉遣いが丁寧でにこやかに話ができる人、人の噂話を鵜吞みにすることなく、自分自身の判断ができる人など、内面から美しさが滲み出る人ではないかと考える。「フランス人は10着しか服を持たない」シリーズを今回初めて読んだが、日々の生活において凛とした魅力を発揮することができる方法がたくさん詰まっていた。

・私たちは変化を起こす力がある
凛とした魅力のある人になるために、「自信」「心の落ち着き」「思いやり」「美しい身だしなみと姿勢」「いま、この瞬間を大切に」することを心がけよう。すべてを心がけてトライすることで、凛とした魅力のある女性へと近づくことができる。自分自身は特に、「いま、この瞬間」を大切にすることを意識したい。私たちは過去や未来にとらわれがちであるが、かけがえのない「いま」の時間に意識を向けることで常に自分自身をアップデートすることができる。「いま、この瞬間」自分自身が何をしているか、客観的に見ながら行動していきたい。

・言葉は人を表す
流行の言葉に流されず、はっきりときれいな言葉で話をすること。「えーと」、「みたいな」という言葉を連発すると一気に知性がなくなってしまうので要注意だ。また、ほめ言葉は素直に受け取ることで、より自分自身に自信を持つことができる。日本人は特に謙遜しがちであるが、自分で自分を卑下すると本当にそのような姿になってしまう。言葉の力は私たちが思っているよりも強い力がある。

・どこにいても素敵な自分で
家だから、とだらしない服を着たり、モノをごちゃつかせてしまうことは今すぐやめよう。外にいる時だけ凛とした態度を心がけても、ふとした瞬間に普段の自分が表れてしまうもの。家にいる時から整理整頓をし、きちんとした服を着て言葉遣いなども気を付けよう。大変な時、忙しい時ほど凛とした態度や振る舞いを心がけることが重要だ。家にいるときだけでも、部屋着を着てソファでごろごろしたいとつい思いがちであるが、たしかにそのようなことをしていて本当に疲れが取れるわけでもなく、心までもがだらしなくなってしまう。起きている時は、家の中も外も関係なくすっきりとさせることで、有意義な時間を過ごしたい。

<感じたこと>
凛とした態度でいつも過ごすことができたら、自分自身をもっと好きになることができるだろう。誰に対しても穏やかに、ほどよい距離感を保って接することできるのは、理想像である。毎日いろいろな人と接する中で、どうしても自分自身の感情に流されてしまいそうになるが、自分を客観視し、落ち着いて対応できる素敵な大人になりたいと思う。著者ジェニファー氏は、学生時代にフランスのとある家庭へホームステイしていたことがきっかけに、凛とした魅力のある人について考えるようになったとのこと。自分の周りで、凛とした魅力のある人をぱっと思いつくことは容易ではないが、自分自身がそうなるために、日々小さな言動を心がけていきたい。

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