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40歳、独身。

独身のまま40歳になると気が狂うらしい――と言うのを、どこかで見かけた気がする。SNSだったか。
私は先月、独身のまま40歳になったところだ。さてさて、どれくらいで気が狂うのだろうか。むしろ、気が狂った方が楽しく生きられるのではないかと思う始末。
結婚願望があり、子供も望んでいるが、一度も男女交際したことがないまま40歳に至る。
40歳までくると、ようやく、自分は出来ない人間なんだな、と言う諦めを受け入れられるようになってきたところである。
まあ、35歳あたりから諦めつつあるところではあるのだが。
完全に望みを絶つことが出来ないのは、まだ生理が来るからだろう。
痛くて辛くて不自由だけど、いつか来る出産はもっと辛いからそのための予行練習なんだよ、と母が言っていたからかもしれない。
痛くて辛いだけで出産予定がないまま終了しそうなのが、ただただ悲しい。
独身を選択した人と、独身にしかなれなかった人は別人種である。
私は後者なので、35歳からただただ敗北感を味わい、惨めな気持ちのまま生きてきて、40歳になった。
この気持ちが、噂の40代になることによって何か変わるのだろうか……気が狂って楽しく生きられるのなら早く狂ってしまいたい。
そんな気持ちが強くなったので、久しぶりにnoteに呟いてみる。
さて、40代。どうなるかな。

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